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夢小説設定
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ベンチに戻ってきた雅治にドリンクを渡すと
「青学の天才はどう?」
「なかなかじゃな」
そうなんだ
「おい仁王…遊び過ぎだぞ」
あたしと雅治で話をしているのにチャチャを入れてくる弦君は
「おい、聞こえんのか」
「夢姫と話す時間もくれんのかの。うちの副部長は」
「まぁ、そう言わないの」
ドリンクを返されると
「後で足しといてくんしゃい」
「はいはい」
「おい、仁王…」
「データ収集してるダニ。少し黙っててくれんかの」
「大丈夫だったのかよ」
「もちろん。ブン太たちのドリンクも用意してあるよ」
「お、助かるぜ」
「夢姫のがいっちゃん飲みやすいんだよな」
「それは俺も同じっす!」
「おだてたって何も出せないからね」
「不二周助。要注意人物だからね」
「どういう意味だよぃ」
「昨日の内に夢姫からある程度の情報は聞いてはいたんだ。それをもとに今日のオーダーを組んでいる。そして今回は絶対に勝てない相手を用意させて貰ったよ」
絶対に勝てない相手…ね
青学側は驚きを隠せていないようだけど、こっちは何も驚くことは無い。寧ろ今までが本気になってないだけで
「お前が絶対に勝てない相手をね」
コートには手塚君になった雅治がいて
「て、手塚…?」
「仁王が百連自得の極みを!?」
「ど、どーいう事だよ!?仁王も無我を!?」
どよめいてるなぁ
「あいつ等に言ってねぇのかよ?夢姫」
「言った所で何の情報にもならなかったでしょ?」
「そうだけどよ?あいつ等に教えてやれば?仁王の異名。いいよな?柳」
「構わない」
「じゃあ、教えてくるとするよ」
ベンチから立ち上がると、雅治のジャージの上着を置いて行こうとした時だ
「持って行かねーんすか」
「持って行くわけないでしょ?馬鹿だねぇ赤也は」
青学側に行くと
「おや」
「なんで立海のジャージを」
「彼女はもともと立海の生徒だ。抽選会の時にも真田と一緒にいたしな」
「そしてあたしは立海大の男子テニス部のマネですよ」
「なぁ!?」
「だけど日本代表のジャージだって」
「えぇ。立海の練習が終われば日本代表のマネですから」
「忙しそうだな」
「そうでもないですよ。代表のマネに関しては…ですが」
「そうなのか」
「何で立海のマネージャーが青学側に来るんだよ!?」
「そうそう、雅治の…と言うよりも立海の選手の異名はご存じですか?」
「異名?」
「えぇ。我が立海には選手たち全員に異名がありますけど」
分からないと言った顔をした青学の選手たち
「では教えておきましょうか」
手塚君に化けた雅治の試合が始まってはいるけど、恐らくこっちにいることにすら雅治の事だ気づいているだろう
「幸村君だけは知っているんじゃが」
「へぇ精市だけ」
「あぁ、神の子と言われているだろう」
「そうですね。今コートで試合をしている仁王はコート上のペテン師。手塚君と試合をした真田は皇帝。ダブルスに出ていた柳はマスター、そして一緒に組んだ赤也は我が立海大のエース。そしてこの次の試合に出てくる丸井はボレーの天才。桑原は4つの肺を持つ男、この試合には出ていませんが柳生はジェントルマン、そしてわれらが部長の幸村は先ほど竜崎先生が言っていた通り、連戦連勝をしており負けたことがない事から神の子と異名があります」
「でも立海にマネなんていなかったじゃんか!」
あぁ、そこからか
「大きな大会にあたしがマネージャーとして出ることがないからですよ。立海大での練習や、練習試合にはすべて参加していますけど」
「え?」
「だから、うちの部長たちはあたしが前もってこうデカい試合のマネージャーが出来ないと言う事を伝えておけば何かあると判断してくれる。随分と頭のキレるのが2人もいるのでね」
「そうかい」
精市がこっちの方を見ているのがよく分かる。ありゃ、早く戻ってこいの合図かぁ
「でもあたしがマネを出来るのもあとわずかですけど」
「?其れは一体」
「すぐに分かりますよ。高校生になれば…ね。じゃああたしはこれで」
「待ってくれ」
ん?
「何です?」
「越前が普段と違う事は」
「それを精市たちに言ったところで何もならないでしょう?直前までいなかった事も含めれば何かなければ彼がこんな風に変わる事も無かったんでしょうけど」
「!!」
「それとも伝えましょうか?動きそうなのは約1名しかいませんけど」
無言の拝呈と捉えたあたしは
「きっと彼らは気づいていそうですけど。言わないでおきます」
「すまない」
「いいえ。ではあたしはこれで」
立海の方に戻って来ると
「随分と遅かったね」
「そうでもないでしょ」
4ゲーム取り返して来た雅治
「青学も立海の異名を知ってるのは先生だけ。それも知っていたのは精市の異名だけだった」
「随分と」
「そうそう、弦君」
「む?なんだ」
「リョーマ君、記憶がないみたいよ?」
「どういう事だ」
「さぁ?そこまであたしが聞いてくるタイプじゃないじゃん」
「それもそうだが」
「ゲーム仁王5-4!」
とうとう逆転かぁ