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夢小説設定
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「出るよ。手塚君の伝家の宝刀」
零式ドロップショットを打つ前に弦君もネット際に立っていて
「微温い、微温い、微温い!!」
だけど流石は手塚君だ
「上手だね、手塚君」
「お前見て来てたんじゃねぇのかよ」
「観てたよ。比嘉、氷帝、四天宝寺ではダブルスで。そしてこの立海戦」
「成程な」
「青学の弱点もなんとなく分かった気もするけど」
「「弱点?」」
「うん、そう」
あたしの言葉は青学にも聞こえていたのだろう
「俺達の弱点?」
「一体何だって言うんだろうな」
「気づいてなさそうだね」
「いやいや、俺達も分かんねぇよ」
「帰ったら教えてあげるよ。今言ったら青学もそれを克服して来ようとするでしょ」
「確かに」
「て、手塚ゾーン!?」
「す、凄い『雷』の打球迄引き寄せた!」
だけど、ラケットごと弾かれていた手塚君
「手塚ゾーンが破られた…」
「それも真っ向から」
「ゲーム真田4-0!!」
「貴様の細腕では一生返せん!!」
「返せそうな人は1人くらいかな」
それを言ったあたしに驚いているのは青学も立海も同じで
「まぁ、皆が合う事もないけど」
「どういう」
「この全国大会一緒に回ってた人がいたでしょう」
「そう言えばいたね」
「あの彼はお兄ちゃん達と同じ世代の天才と言われている人」
「マジかよ…」
「本当」
肩を叩かれたかと思ったら「夢姫」と呼ばれて
「御免、ちょっと離れるね。すぐに戻って来る」
「あぁ」
皆と離れて会場の入り口の方に行くと
「何かあったの?お兄ちゃん」
「U-17の次の招集は確定だな?」
「うん。もう見たい試合は全部見たし、確定してるけど」
「ではお前にはもう1つ大事な話をしておこう」
大事な話?
「選抜強化合宿所にU-22が招集される。そこに俺達も確実に入ることは言われている」
「は?なんで」
「俺達もまだ何も聞かされてはいない。ただそこだけなら俺達も何も問題はない」
「うん?」
「そのU-22が開催される来年は他のスポーツも同時進行で行われるらしい」
他のスポーツ?
「サッカーだ」
「へぇ」
全く興味ないや
「お前にはここに通ってもらいたい」
そう見せて来たのは星章学園の案内で
「なんでこんな学校に…悩んではいたけど」
「この学校はサッカーでは全国区らしい。それと半年近くマネージャーの交代もあってだな」
マネージャーの交代もあって…?まさか…ねぇ…
「俺達日本代表のマネージャーであるお前がテニスからは選出されることが決まっている」
やっぱり…
「お前が嫌がることは知っているんだがな」
「学校に行っている間は合宿所に戻ってもいいんでしょう?」
「その様にはなっているが」
「なら大丈夫。学校が終わってすぐに戻ればいいだけの話だもん」
「忘れたか?マネージャーの交代があると言っただろう」
「言ったけど、まさかそう言う事?」
「そういう事だ」
最悪…
「終われば戻ってこれるがその学校の部活のマネージャーも在籍していると言う事を忘れるなよ」
「そしたらお兄ちゃんや修ちゃんの所にいるからいい」
「相変わらずだな」
「もしくは立海の皆といるからいい」
「そうか」
「でも書類は出しておくけど」
「あぁ。両親にも伝えておく」
「ありがとう。じゃあ、試合に戻るね」
「あぁ。それと青学の手塚だが…」
あたしが立海サイドに戻って来た時にはすでに手塚君が4ゲーム取っていて
「そ、想像を超えている…」
「あれが…」
「
「手塚国光か」
「何がどうなっているの?」
「おかえりー」
「ただいま?」
「アイツ手塚ゾーンと同じ回転をはじき出すようにしてんだぜ」
「!!」
それじゃ…
「自分を犠牲にするつもり?」
「どういう」
「彼の腕を見てみるといいよ」
「「腕?」」
手塚君の腕は変色し、紫色になっていて
「おのれ手塚ーっ」
そう立ち上がろうとした弦君も動けなくなっていて
「「え?」」
「ゆ、幸村部長…」
「『雷』を酷使しすぎたようだね」
「あぁ。流石の真田も『雷』の高速移動は人の限界を超えた神業……あれだけ連続して出していれば脚に限界が来ない方が可笑しい」
バックから冷却スプレーを取り出すと
雷を打ち続ける弦君と
「手塚ファントム」でまた打球をアウトにー!!」なんて言われている手塚君
「どこまでこの2人真っ向勝負なんだ」
5-4で1度ベンチに戻ってきた弦君
「全く無茶をするんだから。うちの副部長は」
アイシングをしようとした部員に
「触るな。放っておけ」
なんて言うもんだから委縮してしまったらしい部員たち
「全く」
スプレーを膝に当てると
「おい」
「まだ、出すつもりでしょう?」
「だったら」
「だったら、余計にちゃんと冷やさないと、弦君の選手生命を短くするだけ」
青学の方を見るとしっかりと冷やしているようで
「まぁ、それは手塚君も同じことがいえるけど」
「お前…」
「来年は立海のマネージャーすら出来ないからね」
それは精市と蓮二以外は驚いていて
「何を」
「あたしは立海の高校には通わないから」
「な!?」
「決めたのか。例の外部受験」
「決めた。だからみんなに先にこうして話してる」
弦君が立ち上がったのと同時に冷やすのを終わらせたあたし
「…真田」
「真っ向勝負を捨てろと言うのか…?」
「手塚はもう零式サーブは打てない。次のゲームが勝負どころだ。…そう全ては立海3連覇の為だ!夢姫に花を飾ってやろう」
精市…