1
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「俺は無我に出会ってからそれば長年探求し続けたけんね。科学的に分析すっ為に大学病院で脳波ば測定し、時には自分の
そんな事をしてまで
「そして俺は…『無我の境地』の奥の3つの扉に行きついたったい」
あたしと手塚君の方を指さした千歳君は
「何故そこの彼女が知っていると言うのだ」
「知っとるばってん。この3年間全国大会だけは欠かさずに観に来よってるけん」
「よく覚えていることで」
「え?じゃあ立海の試合を今までも」
「見てない。まぁアイツらの強さは良く知ってるし」
「そないなら、知っとるばってん」
「知ってるよ?あたしといる場所に使える人いるかもしれないけど」
見せて貰ったことないし
「お兄ちゃんと試合してた時も見せて貰ってないよね」
「そうだな」
「何?」
「1つ目『百連自得の極み』、2つ目『才気煥発の極み』と聞いているけど」
「百連自得はやはり無我だったんだ」
「3つの扉のうちの1つたい」
「で、お前はどの扉ば開けて踏み込んだとや?」
「バカ言え!足が竦んで開けるだけで精一杯ばい」
「遠慮いらんばい来んや!」
「!!」
何か急に…
「7打目…」
「…何だ?思ったよりフツーじゃん」
これには四天宝寺の監督も驚いているようで
「千歳何したん?」
「さぁ?」
「返り討ちにしてやっけん!!」
千歳君と橘君の試合をしていて
「うるぁ!!」
「出たぁ橘の『あばれ獅子』!!」
「『神隠し』」
「遅か!!」
「その位置での大振りは入らんばい。
「お、おい」
「千歳の言うた通り7打目でポイント決まったでぇ!!」
「予言したぜアイツ!!」
「予知能力でもあるってのかよ。バカな偶然だ!!」
予言した?いや違う
「……」
「今の奴には試合のイメージが一瞬にして見えているのだろう」
「………そんな事が」
「桔平次は6打目で決まっけん」
「…」
もう1つの扉…
「「『才気煥発の極み』」」
6打目できっちり決めた千歳君
「こ、これが…『才気煥発の極み』」
「メッチャ凄いわ!!千歳の言いよった打数でホンマにポイント決まってるわ!おおーっなんでや千歳ーっどーなってんのや?」
「やっぱあないにえげつ無いモン隠しとったでぇ」
「才気煥発…?何のこっちゃ」
四天宝寺の選手たちもこれは知らなかった様だ
「才気煥発…って?」
説明をしてくれている乾君と
「要するに『百連自得の極み』は無我のパワーを片手のみに集めることで技・回転・球種を倍返しに出来た。それに対し『才気煥発の極みは
「その通りだ。まるで将棋のプロが何手先で詰むのかが分かるようにな」
ジュウ君からはそんな話を聞いてない。初めて聞く話だ
「最後は粘るけん。12球で決着がつくたい」
「いちいちうるしゃーばい」
あと1球と言っている四天宝寺の選手たちともう後が残っていない不動峰
「何?あの構え…」
「俺も初めて見るな」
お兄ちゃんも初めてなんだ?
「毛利は」
「俺もありまへん」
サブちゃんでもないのか
「袴田ならなんか知っているんじゃないか」
かなぁ?
最後の1球を打ち返し決めたのは四天宝寺で
「ゲームセットウォンバイ千歳7-5!」
「千歳くぅ~~ん♡」
…
「まだホンマは右目の視力あまり見えへんのやろ?よく最後のアレ返せたわね」
「簡単たい」
簡単?
「桔平のヤツ一級たりとも俺の右目ん死角左サイドに打たんかった」
「!」
「「え?」」
「最後の最後、そこに気づかんかったらあぎゃん打球返せとらんたい」
「そう言えば1つ聞きたいことがあるの、千歳君」
「ん?」
「『無我の境地』の2つは知ってはいるけれど、最後の1つは一体」
「無我の境地の奥の3つの扉の最後の扉ばってん、開かずの扉て呼ばれとったい」
「開かずの扉?」
「他の2つの扉とは次元が違うばい!人間が入ることを許される領域ではなかってこったい。俺の調べでは数十年前に1人だけ扉ば開いた人物が存在するとたい。それが無我の最後の開かずの扉『天衣無縫の極み』」
天衣無縫…かぁ…
「ありがとう。それを聞ければあたしは満足だから」
合宿所に戻ると案内板を見て勝った学校を赤戦で引いて行く
「立海は名古屋星徳と、青学は四天宝寺と。どっちの試合も見たいけどね」
「運が良ければ両方みられるかもしれへんけどな」
「だといいけど」
==
翌日、連日見に行っていたせいか午前中に少し体調を崩したあたしに
「午前中は諦めて休んでいなさい」
それだけ言われて仕方なく薬を飲んで寝て起きてから試合会場に行くと
「四天宝寺が負けた?」
「あぁ」
「だが四天宝寺のあのルーキーがどうしても試合をしたいと」
「青学側は止めていたし、アイツも打つつもりは無かったんだろうが根負けして1球のみの試合をしている」
そうなんだ
「お前は体調は大丈夫なのか」
「うん。もう大丈夫。先生は疲れただけだろうって」
「そうか」
決着はつかないまま2人の試合は終わっていて
「じゃあ、あたしは立海の試合を観に行って来るね」
「誰も付いて行かんと平気かいな」
「サブちゃんが見に行くって言ってたから大丈夫だとは思うし、そもそもがあたし立海生だから違和感はないでしょう?」
「せやったな。気ぃつけて行きや」
「行って来る」