12
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
翌日サッカーもテニスも練習無く休みだと言うことになりあたしも自由にしていいと監督やコーチ達から言われていて
「何しようかな」
「お前が何しようか悩むと言うのも珍しいな」
「まぁ…」
「歯切れが悪いな」
「仕方がないでしょう。夢姫はサッカーの方の練習は見に行きたくないと言っているんですから」
「まぁそりゃそうなるだろうな。あの監督やコーチだからな」
「と言うよりもここの監督とコーチが夢姫には甘いんですよ」
「そうとも言えるな」
なんて話をしていて
「部屋で読書してくる」
「もう読み終わってしまっているのでは?」
「もう1冊持ってきてる」
でもそれも読み終わったらどうしようかな
「ですがそれも読み終えてしまったら暇になってしまうでしょう」
「なる」
「では、午前中に私と一緒に本屋にでもいかがですか」
本屋さん?
「貴方の好きなジャンルの本がたくさんあるかもしれませんよ」
「!!」
「相変わらず」
「そこには食いつくんやな」
「まぁツキさんも本は読んどりますけど」
「ジャンルが違いますからね」
「お兄ちゃん読む本みたいな本はあまり好きじゃない」
ただ読み始めたら途中で終わらせるのが嫌だから読むんだけど
「お待ちしていますから支度をしてきてください」
「してくるね」
慌てて部屋に戻って着替えてから外に出ると
「随分と忙しそうだね夢姫」
「確かに。今日はオフだって言うのに」
「今から本屋さんに行って来るの」
「「本屋?」」
「そう。育人君が一緒に行ってくれるって言うから、行って来ようと思って」
「へぇ」
「立海でも本なんて読んでいなかったじゃないか」
「そんな事無いよ。立海に置いてある本があたしの読んでる本のジャンルと全く違うから読んでないだけで」
「へぇ」
「どんな本を見るのか気になるけど」
「気になる?」
「ものすごく」
そうなんだ?
「帰ってきて持ってたら表紙だけ見せるよ」
「表紙だけ?」
「うんそう」
精市と不二君と別れて育人君の所に行くと
「お待たせ」
「いいえ。待って等いませんよ」
育人君と一緒に歩きながら本屋さんに行くと
「沢山あるんだねぇ」
「えぇ。日本の倍近くあるとも言われていますからね」
そうなんだ。外国の文字や言葉に苦手意識の在るあたしはどうしてもこういう時には育人君に頼ってしまうことが多い
「あるかな」
「あるといいですね」
育人君が場所を探してくれてそこに行くと
「夢姫が持っている物も沢山ありますね」
「ある?」
「えぇ」
あれもこれもと持っている本は避けてくれいて
「こんなにあるんだ」
「えぇ、持っていますよ」
持っていない本で日本語になっている物を選んでいくつか持って行くと
「選べたようですね」
「うん」
本屋さんを出て歩いていると
「サッカーの練習場ですね」
「うん」
「私も一緒に行くので練習を見て来てはいかがですか」
練習を見る?
「でも…」
「あなたのその反応は怖いわけではない。でも1人でと言った所でしょう」
「うん」
「だから私も一緒にと言ったのです」
育人君と一緒にサッカーの練習場に入ると
「越知!」
「でもあの人と一緒にいるの初めて見るよな」
「いや、テニスの宿舎にあの人と一緒にいるのも見た事がある。アイツにとってはテニスの関係者と同じ部類だろう」
「そうか」
「でも何でまた急に見に来て居る」
「今ここにいる夢姫に自らの意思で貴方方の練習を見るなんて判断はしていませんよ」
「何?」
「オーホッホッホ。それはどういう事でしょう」
「我々の試合は明後日。それまではオフ。貴方がたもオフ。夢姫は今日は宿舎から出る予定は一切なかったんですよ」
それこそ驚いているのはここの監督とコーチで
「だが現に」
「言ったでしょうオフだと。夢姫は私と一緒に本屋に行った帰りですよ。ここの前を通りかかったので私が一緒に入ると言うことで練習を見ているにすぎません」
「な!?」
「昨日の試合、見ていた方なら分かるでしょう。我々の監督やコーチ、こちらの監督とコーチの差が」
「あ…あぁ」
「夢姫は4年弱あの環境で育ってきています。監督やコーチたちは夢姫を娘だとあの中で公言しており、我々も又夢姫は妹であると言うことを公言しています」
「!?」
「それが何を意味しているか分かりますね」
「あ…あぁ」
そんな中コートに来た野坂君や豪炎寺君達からはサッカーのアメリカ代表の選手が数名病院へ送られたと言って来たのだ
「2人だけじゃない。本来のアメリカユニコーンの選手全員が病院送りにされたんだ」
「新たなるアメリカ代表、ネイビーインベーダーの手によってね」
ネイビーインベーダー…?
「ネイビーインベーダーとはやはりオリオンが送り込んだ刻印の選手たちでしょうか」
「彼らの刻印は確認できなかったけど、あの一糸乱れぬ統率ぶり。全ての選手がオリオンの使徒であると想像できるね」
なんて話をしていて
「でも夢姫さんまで来ているのは想定外でしたけど」
「アメリカ代表とは正々堂々と戦えるクリーンな試合になると思ってたのに」
「まさか、オールオリオンのチームと戦うことになるだなんて」
「でもなんで夢姫さんはこっちに」
「今日と明日はオフなの。明後日はテニスのドイツ戦が組まれているしね」
「マジか」
「本当ですよ。監督やコーチ達は誰にどの選手を当てるか今日中には決めるでしょうが」
「だろうね。まぁドイツにはプロが3人。あたしたち世代が1人いるけどね。誰がどう当たるかなんて誰も想像もつかないよ」
「へぇ」
パンパンと手を叩いていたのはセキヤさんで
「日本代表のメンバーに新しく追加招集されたメンバーの紹介ですー!」
「追加招集?」
「テニスにはないねぇ」
「えぇ。現に彼らは監督やコーチが厳選したメンバーですからね」
「だよね」
「誰だよ」
「やぁ久しぶりだね。円堂君」
「アフロディ」
「円堂君、君と同じチームで世界と戦えるなんて胸が躍る思いだよ。所で彼女たちは」
「同じ場所で開催されてるテニスの方の選手と」
「初めまして。U-22テニスのマネージャーとサッカー日本代表(仮)兼務のマネージャーです」
「仮?」
「あぁ。本当は予選までの積もりで夢姫をとの事でしたが色々とありましてね。その答えも今日は出して帰るのでしょうから夢姫は」
「どういう」
「確かに越知さんは今『兼務』と…」
その答えにハッとしたらしい選手たち
「えぇ。夢姫にはある条件でこのサッカー代表チームとテニスの代表のマネージャーをしていただくことになりまして」
昨日の夜悩むことなく交渉を差し出して来たのは育人君だ
「明日の試合に夢姫はマネージャーとして来てくれますよ」
「本当か!?」
「えぇ」
「ですが、その代わり」
「「その代わり?」」
「夢姫が怖いと思ったらそこで終わりです」
「え?」
「どういう」
「夢姫は元々小学生の頃にスポーツ関連で怪我を負っていましてね。兄である越知が其処からは一緒にいたそうですが、一時はテニスを見るのも拒絶していたくらいです」
「「!!」」
「当然、我々の他に夢姫が教えているのは立海生だけ。他の選手たちで知って居るのは極一部ですよ」
「どういう」
「小学生で一生消えない傷を負わされていると言うことです。越知の家でも、君島の家の力を使っても治せない傷が夢姫にはあると言うことを忘れない方がいい」
「な」
「夢姫からすれば叩かれるなんて言うのは別にどうでもいい。我々が見ていないとなれば戻れる口実が出来る。だけど選手は違う。サッカーボールという凶器があると言うことをお忘れなきよう。夢姫そろそろ」
「もう時間?」
「えぇ」
「「時間?」」
「えぇ。夢姫はこれから少し用事がありましてね」
「待たせるよりはいいか」
「そうですね」
あの王子もいると考えるのは物凄く嫌だけど
「なんかすごく」
「イヤな顔をしているな」
「夢姫。顔に出ていますよ」
いけない、いけない
1/2ページ