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夢小説設定
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「準々決勝フランスVS日本の第4試合を始めます。シングルス2日本代表真田弦一郎VSフランス代表オジュワール・ドロン」
「夢姫」
「記録はしてあるよ?当然これから弦君の試合記録を入れなくちゃいけないけど」
「さすがだね」
「どういう」
「夢姫は元々立海の男子テニス部のマネージャー。真田も立海大附属の現役テニス部員。記録は取りやすいだろうが」
弦君の事をお師匠様と言っていた彼の事だ。何かあるんだろうけど
「面白い組み合わせだな」
「だね。試合が始まる前に弦君にお師匠様だなんていうから思わずわらちゃったけど」
「だな」
人形のように立っていた彼に
「たわけがっ!!」
「おぉーカラクリを気合いのみで倒した!」
相変わらず…
「やるでおじゃるな…」
そう出て来たのは弦君の後ろ側の壁から出
「流石はオシショーサマ」
「ザベストオブ3セットマッチ」
弦君のサーブから始まった試合で直後に消えた?っぽい彼は空中にいて
「忍法」そう言った彼に
「動く事雷霆の如し」
「!」
「早々に出すわけね」
「真田も『雷』で応酬だ!」
「忍法…」
そう言った瞬間彼の体に弦君の打ったボールが当たっていて
「あらら…いたそー…」
「棒読みじゃのう夢姫」
「忍法…なんだ?『金的痩せガエル』か。どうしたおじゃーる?顔が青いぞ?」
あっと言う間に6-4と弦君が1セット取っていて
「流石は夢姫だろぃ」
「じゃな」
「どういう意味なんです?」
「夢姫の持ってるノート見てみろぃ」
「彼女の?」
あたしのノートをとったと思ったら
「これはまた随分と書き込んでいますが」
「ブン太。あたしの仕事道具なんだけど」
蓮二が取り返してくれたノートはあたしにとって大事なもので
「ありがとう」
「構わん」
「すげぇアイツ楽しそうだな」
「あぁ」
「久々に弦君がシングルスで試合してるの見るよ」
「そうだな」
「相手も様々な忍術テニスを駆使してるが、久々のシングルスに飢える今の真田にはどれ1t通用しないよ」
「そうだね」
「ゲーム日本5-0!」
「立海大附属。皇帝の復活だね」
「あぁ」
ラケットをコートに落とした彼は何かを言っているようだけど、そこまではあたしには聞こえなくて
「ラケットを拾え」
「本当、弦君パパ感が強いと言うか面倒見がいいと言うか」
「そうだな」
「試合が終わるまで刀を落とす行為は武士道に反するぞ!!そこに外国人だとかは一切関係ないのだから」
「だけどよ?真田にあんな忍耐力あったか?」
「そりゃ、鍛えてくれた人がいるもん」
「は?」
「ねぇ?修ちゃん」
「せやな」
でもその直後、フォルトやらアウトを多手続きに出した弦君
「珍しいだろぃ。真田がサーブをあんな連続で」
「見た事無いですね」
「ゲームフランス4-5!!」
「あの『黒龍二重の斬』が1人に返されたぜよ」
「厄介な相手だねぇ」
「あれを見きるって本物の忍者っすよ!!」
「いや…真田のショットに迷いが生じてるんだ」
「忍者が本当に要る訳ないでしょ?赤也」
あっと言う間に逆転を許してしまった弦君
「全く…」
「完全にブチ切れてるのう」
「だな」
「『ご意見五両堪忍十両』はどうしたんすか」
なんて聞こえてきている声もある
「『五車の術』ってのは…相手の喜怒哀楽の感情や心を巧みに操る最も恐ろしい心理術だよ」
「修ちゃんでも難しい?」
「面倒なだけやろ」
「どういう」
「『喜車』は相手を褒め称えおだてる事で隙を作る。『怒車』は相手を怒らせ冷静さを失わせ隙を作る。『哀車』は相手に哀れな姿や言動で同情を誘い隙を作る。『楽車』は相手の興味を引く品を与え買収し弱みを利用し隙を作る」
「あれ?1つ足りませんね大曲先輩」
「そして最も恐ろしいのが『恐車』。相手が触れられたくない事実や最悪の予測を伝えることで繊維を挫く」
ここにいる皆が諦めてしまっている様子で
「でもさ、あたしもそうだけど立海の皆は知ってるじゃん。弦君の諦めの悪さも」
「そうだな」
「知り難きこと陰の如く」
そう言って出したのは
「去年以来かな」
「なんだよ…今の」
「風林火陰山雷の『陰』」
「選別だ。貴様に俺のテニス哲学を教えてやろう!!」
「変わんないね弦君は」
「アイツが変わったらそれはそれで怖いもんじゃろ」
「だね」
「一体…」
「真っ向勝負…キサマの得意な戦い方で戦いそして捩じ伏せる」
「0-15!」
「疾きこと…」
「知ってますよ。疾きこと風の如く…でしょ?」
だけど弦君の出したものは違っていて
「疾きこと嵐の如く」
弦君に入ったポイントにあたしもフランスの選手も驚いていて
「流れは易々と渡さぬでごじゃるよオシショーサマ!」
弦君の打ったボールがフレームに当たっていて
「あらら」
「侵掠すること炎の如く」
「0-30!!」
全く…
「無茶をしてくれるね弦君は」
「それをおまんが言うか?夢姫」
「本当の事でしょう?」
「黒ボウシめ勘弁しろし…忍耐力だけじゃなく自分の技自体も磨いてやがったってか?」
きっとこれに付き合って居たのは跡部君と精市なんだろうけど。驚いていない所を見ていると
コートチェンジの時に
「目茶目茶悔しいでおじゃるオシショーサマ」
「なら全力で来い!真っ向から叩き潰してやろう」
「仕方ないでおじゃるな。拙者を信頼して使ってくれたフランス代表の皆の為に」
そう言ったオジュワール選手に驚いていたのは弦君だけじゃないようで
いきなり何か呪文を唱え始めたかと思えば
「彼、雰囲気が」
「い、いかん!」
だけどそれを止めてくれたのは
「そこまでだよオジュワール…キミの革命はまだ今では無い」
カミュで、その言葉にはっとしたらしいオジュワール選手
「審判…」
きっとカミュ選手だって悔しいはずなのに
「フランス選手の棄権によりシングルス2勝者真田弦一郎。よって準々決勝フランスVS日本は3勝1敗で日本代表の勝利!」
「これでベスト4進出だね」
「あぁ。だがそうか」
そうか?
「最後ちょっと危なかったっすね」
そう戻ってきたリョーマ君
「越前!?大丈夫なのかお前!?」
「問題ないっす」
「ほー君」
「ゴールデンエイジ…だろうな」
フランスも王子が戻って来ていて
「王子…さぁ胸を張って勝者達を讃えましょう」
「あぁ」
試合直後
「夢姫」
「デューク君?」
「カミュに会いますがどうしますかな」
その問いの答えには
「ううん会わない。デューク君がカミュ選手と話をしたかったことも知ってるよ。話しておいでよ」
「そうですな」
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