10
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
サッカー本戦初日
「随分と早いじゃねーの」
「おはよう」
「あぁ」
「夢姫」
「お兄ちゃん、育人君」
「何事もないといいのですが気を付けて行ってきて戻って来てくださいね」
「うん」
「あん?どういう事だ」
「あたしはこれからサッカーの方のマネージャーなの今日は」
「へぇ」
「何事もない事を期待したいけど、何が起こるか分からないのもW杯だしね」
「そうですね」
確か、テニスとサッカーで同じ国が出ているのはフランスとドイツ…
「何かあればすぐに連絡を」
「え?」
「間違えてもフランスやドイツの選手に連絡はしないように」
「フランスは分かる。でもドイツにあたしの連絡先を知って居る選手なんて1人もいないよ」
「そうですか」
「じゃあ、行ってきます」
宿舎を出てサッカーの代表宿舎に入ると
「おや、来てくださったのですね」
「三船監督にあたしをこっちに来るように連絡をしたのはそちらでしょう」
それこそ驚いているのは選手たちの方で
「でもなんでそれでも越知さんが来てくれたんです?」
「面倒事は避けたい主義でね。取り合えず初戦だから行ってこいと言ってくれたのはお頭だし、その後の試合もあたしが出られる範囲で出ればいいと言ってくれたのは育人君やお兄ちゃん、精市たちだよ」
「へえ」
「でも次は無い。次の試合からは自分で決めるつもりでいるし」
「な!?」
「そうね。貴方達サッカー代表と同じようにテニスでも強豪国があるでしょう?」
「フランスか」
「そうね。ドイツもその中に入って居るわ」
「!?」
「テニスの方のフランス代表の主将はちょっとした顔見知りでもあるけれど」
「それは意外だな」
本当はちょっと処の知り合いなんかじゃない。大分な顔見知りだ
「確実に日本代表に連絡が取れるとは限らない。それはまぁフランス代表も同じだけれど」
「まさか」
「そのまさかだと思ってもらって構わないわ」
「マジかよ」
代表合宿には豪炎寺君や鬼道君も揃っていて
「お前が一星沖にかけていたことも知って居たが、調べてもいたとは驚きだったな」
「え?」
「そう言った事には関心などしない。ましてや選手を脅かすようなそんな選手だっただろう」
「あたしは別にそんな風に思ったつもりは無いし、ただあたしはお兄ちゃんや育人君達を使って調べただけに過ぎないよ」
「そうか」
「あ、あの!」
そんな中一星君はあたしに声をかけてきて
「はい?」
「いろいろとありがとうございました」
「この大会が終わったら王帝月ノ宮の生徒だね一星君も」
「はい」
「この代表の参謀としては越知さんの情報が何も出てこない事に僕は驚いていますが」
「そうですね。俺が調べても何も出てこない」
「それは星章にいた時からそうだったからな」
「鬼道でも情報を集められないのか」
「あぁ」
なんて話をしていると
「そりゃ、そうだよ。きっと今の一星君の情報も調べても何も出てこないと思うけど」
「え?」
「どういう」
「情報を隠してくれている人間がそういう人間だと言う事。特に個人情報が多いからね。代表に選ばれる人間は」
「え?」
「君島の家がバックに着くと言うことはそう言うことなの。豪炎寺君が入院していたことも公にはされなかったでしょう?」
「確かに。あの時は助かった」
「いいえ」
「だがなんで監督はテニスの監督と連絡が取れたんだ」
「さぁ?」
「三船監督も連絡する人材が幅広いからなぁ」
「ほう」
あたしのスマホが光ったと思ったら
「あたしも人の事は言えないか」
「どういう」
「サッカーの海外の選手がどう呼ばれているのかは知らないけれど」
外に来ていると連絡をくれたのはカミュだ
「なんだあの人」
「L・カミュ・ド・シャルパンティエ。テニスのフランス代表主将にして、テニスを愛し、テニスに愛されし革命児」
「マジかよ」
「本当」
外に出ると
「やぁ夢姫」
「昨日ぶりですねカミュ」
「珍しい人たちとご一緒の様ですが、そうか貴方方がサッカーの日本代表」
「カミュがここにいると知ったらうちのメンツが煩くなるのでは?」
「そうでしょうね。ですが、婚約を申し込んでいるあなたに会う。ということは何も不自然では無いでしょう」
その言葉に驚きを隠せていないのはサッカーの代表の様で
「残念。あたしはカミュを兄としか思っていませんよ。デューク君と同じように」
「おや」
「4年前、あたしが立海に行かず皆とずっと一緒にいたらそれも変わっていたかもしれないですが」
「そうですか」
「ちょっとした顔見知りでここまでの話が出来るか」
「あなたはそう教えていたのですね」
「その方が早いもので」
「ではお教えしましょう。私と夢姫はちょっとした顔見知りではありません」
「え?」
「テニスのU-17W杯というものをご存じでしょうか」
「たしか高校生だけで編成される」
「そうです。前回大会は4年前フランスで行われました。その時に出会っているのです。私と夢姫は」
「!?」
「あ、驚くんだ?」
「そして彼女にも彼女の家や兄にも婚約の申し出をしているのですよ」
「だってするつもりがないんだもの。でもカミュの事は4年前も今もお兄ちゃんでいてくれると凄く嬉しいってあたしは思ってる」
優しく微笑んでくれたカミュはあの時と何も変わらない笑顔でいてくれて
「でも明日は日本代表のマネージャーだから敵同士だね」
「そうですね。デュークと試合できるのを楽しみにしていますよ」
デューク君…とか
「そこまで回るといいね。あたしも楽しみにしてるよ」