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修ちゃんも丁度アツ君と一緒に来てくれて、アツ君はアツ君で白石君の足の処置をしてくれていて
「ありがとうございます…」
「相変わらず小さ~く纏まってるようやな?ノスケ」
「え?」
「夢姫えだ探してこれるやろ?」
「はいはい」
「どない」
きっと修ちゃんは新しく育てたい選手を見つけたんだね。
枝を探して戻って来ると綺麗な五角形を書いていて
「ノスケ、これがお前や。速さ・攻撃力・持久力・精神力・技術力5つのエレメントのバランスが良い模範的なテニス選手やな。せやけど」
その五角形にさらに足した修ちゃんは
「より大きな五角形が来たらお前は勝たれへん」
「ギリシャ代表のゼウスと対峙した時お前なら感じたんとちゃうか?」
それに驚いたような顔をした白石君はそれを分かって居た様で
「何か1つでも相手より優れたエレメントがあらへんうちは突破口すら見いだせへんわな」
「突破口?」
「せやアツは揺るがない精神力、そんで俺はどんな打球でも打ち返せる守備力でジーニアス10に…そして日本代表に残っとる!夢姫かてお前達のマネージャーをしながら日々の食事の管理もしとるしな」
「!?」
「ほなどないしよ~かノスケは」
修ちゃんの言っていることも分からなくはない。でも
「白石君」
「夢姫ちゃん?」
「白石君にはお手本となる選手たちはいないの?」
「手本?」
「そう。お手本。四天宝寺だけじゃない。他の学校の選手を手本にしたっていいじゃない。この選抜メンバーに選ばれていなくたって、いい選手はたくさんいて、強い選手だって大勢いる。精市だけじゃない、不二君だって、跡部君だって、リョーマ君だって強くいい選手は沢山いる。四天宝寺にだってお手本になる選手はたくさんいる筈でしょう?」
「四天宝寺にも」
「そう。長く一緒にいるからこそ、今の白石君が見えるものもあるとあたしはそう思ってる」
「せやな」
歩きだそうとしている修ちゃんとアツ君と一緒に戻るべくベンチから立ち上がったあたしに
「おおきに夢姫ちゃん」
「ううん。どうせ明日はお休み何だからゆっくり考えればいいと思うよ」
「せやかて夢姫は忙しいんやろ」
「サッカーの本戦の初日からマネージャーだって」
「面倒じゃねーか」
「でも帰りは雅治と帰って来るよ」
「仁王と?」
「うん」
宿舎を歩いているときだった
「おい夢姫」
「うん?」
「あっち見てみろ」
アツ君の言葉の先にいたのはサッカーの日本代表メンバーで
「明日試合やって言うのになぁ」
「いいんじゃない?それを言ったらあたし達だって大して変わんないじゃん」
「それもそうだな」
「やな。せやけどアイツらも話したい事があるんやろうな」
「話したいこと?」
「せや。アツ悪いんやけど」
「先に戻ってんぜ。夢姫とどうせ一緒にいるんだろ種ヶ島は」
「あぁ」
アツ君と別れて修ちゃんと一緒に皆に会うと
「よく俺達に気づいたな」
「気づいたのはあたしじゃない。で?なんの用があってここまで」
「明日からの本戦どうするのか聞きたくて」
「何も聞いていないのね」
「え?」
「それとも聞かされていないだけなのかしら」
「どういう」
「俺らの監督の所に夢姫をマネージャーとして初戦に借りたいって連絡きたゆーてたけどな。俺等のお頭が」
「え?」
「初戦って明日ですよ?」
「そうだね。明日の初戦には出るよ。でもその後の試合は自分で決める。よっぽどここの試合と重ならない限りはね」
「どういう意味だ」
「サッカーの本戦とこっちの決勝リーグ。あたしが痛いのはこっちの決勝リーグ」
「それにお前たちの誰も夢姫の連絡先知らんやろ。逆もまた同じや」
「え?」
「夢姫は俺らの連絡先も立海の奴等も、そしてここにおる監督もコーチ共の連絡先もお互いに知っとる。何かあったりされれば直ぐに動けるんはそのためや」
「嘘だろ」
「本当」
あたしのスマホが光ったと思ったら
「へぇ」
「カミュの試合、見られるかな」
「どうやろうな。2試合負けんとみられん試合やからな」
「だよね」
「どういう」
「しかも負けたらだなんて」
「これは団体戦や。ダブルスが2試合シングルスが3試合あるわけや。よっぽどが無きゃシングルス1にはいかへんのも事実や」
行って欲しい気持ちと行ってほしくない気持ちとごっちゃになっている自分がいる
「まぁ夢姫はカミュのあの美しいテニスが好きやからな」
「それを成し遂げているカミュが凄いんじゃない」
「やな」
「でも海外の選手を呼び捨てに出来るなんて」
「4年前に初めて会ったんだよ。それでも」
「え?」
「U-17W杯。前回大会はフランス。そこで初めて会ったの。そしてカミュの美しいテニスを見せて貰ったのもその時よ」
「マジかよ」
「本当」
「せやけど夢姫ずっと告られてるやん。なんなら貢いで貰っとるしな」
「だって答えられないもん。それにあれはお土産。貢いでくれているわけじゃないと思うけどね」
「鈍感にもほどがあるやろ」
「まぁでも雅治とも付き合ってなかったら全然カミュと付き合ってもよかったと思ってたけどね」
「おいおい」
「すげぇ会話」
「ただフランスの代表選手は好きになることはないけど」
「それは夢姫だけやろ」
「多分ね。あ、でもテニスの実力があれば別にって感じかな」
「そらツッキーも困るからやめといたり」
ちぇ…
「なぁ」
「うん?」
「なんで別競技とは言え俺達サッカーのマネージャーが出来んだよ」
「そう言えば」
「基本的なマネージャーの動きはテニスやサッカーにとらわれずほとんど一緒。テニスに関してはもう7年もしているから慣れていてサッカーに関しては基本的な動きしかしていないよ」
「マジかよ」
「それこそ、あたしが皆に出していたドリンクだって、音無さんたちだって簡単に作れるようなものだし、こっちの選手が飲んでいる物とは全く別物だよ」
「え?」
「音無たちでも」
「簡単に作れる?」
「なんや夢姫。俺らとは別のもん作ってたんかいな」
「うん。だってスポドリを水で薄めてるだけだもん」
「嘘だろ」
「あれであんな丁度いいのかよ」
「そういう事。星章にいた時だってスポドリに水を入れて割って提供してただけだよ。鬼道君はすぐに気づいていたみたいだけど」
「へぇ」