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前代未聞な事が起こった関東大会。常勝・王者を掲げていた立海大が負けた。それも最後のS1でうちの副部長である弦君が負けたのだ
あたしを含めた立海メンバーで精市のお見舞いにも行った。嫌でも関東大会での結果を伝えなくてはいけなかったからだ
病室に入った弦君はきっとすぐに伝えたんだろう
「次はなんて言葉聞きたくないんだ!」
そう言った精市の悲痛な声が聞こえてきたのと同時に出て来た弦君
「すまない」
「ううん。きっと誰が言っても同じ結果だったでしょう?」
「そうだな」
きっと精市には精市の何かがあったからこそ弦君にぶちまけてしまったんだろう
「夢姫」
「うん?」
「全国大会までは出来そうか」
「そりゃ皆が出るんだもん。マネージャー業務はちゃんとにするよ」
「そうか」
病院を出た後すぐに立海に戻って練習を始めた皆
それから数か月
「ただいま」
「おかえりなさい精市」
「あぁ」
「無茶はするなよ」
「しないよ。今日はこれから全国大会の抽選だろ?」
「あぁ」
「俺と夢姫で行って来るよ」
俺と夢姫で行って来るよ?
「精市?」
「ん?」
「お願いだからここで大人しくしててほしいかな」
「え?なんで」
「病み上がりの人間がわざわざ出る必要はないし、きっと他の学校の選手たちは精市がまだ病院だと思ってるんじゃないの?」
「何を言っているんだい?テニストーナメント全国大会組み合わせ抽選会場は我が立海の旧校舎じゃないか。それに戻ってきた以上はもう病人じゃない。立海大附属の部長だ」
「そうだけど」
「しかも1階の大教室と来た。どんな相手になっても俺達が関東大会の様に負けるはずがないだろう?」
「だと…いいな」
「精市。抽選には弦一郎と夢姫に行ってもらおう。俺も付いては行くが」
えー…なんて言ってる精市に
「抽選が終わればすぐに戻って来るけど…今日は」
「あぁ、ダブルスの練習をしているよ」
「その方が賢明だな」
「あぁ。では夢姫、行くぞ」
「あ、うん」
弦君と蓮二と一緒に入った旧校舎の中
「本当ここに入るの嫌になる」
「相変わらずか」
「だって怖くない?」
「それはお前だけだろう」
そうかも知れないけど…
なんて思いながらも抽選をする大教室に入ると既に全国の強豪校の選手たちが揃っていて
「ギャハハ今年の立海、恐るに足らず」
「地に落ちたな…」
なんて言っている愛知の選手
「放っておけば?」
だけど弦君は
「愛知、六里ヶ丘…」
「はぁ…」
「そー言う事は、真正面向いて言え!」
「げげっ真田!!」
「フンッ」
なんて言っている当たり何もあたしは驚かないけど
「誰だ?アイツ」
「さぁ?」
「でも真田と一緒にいるあたり立海の生徒だろ?」
「だろうな。立海の制服を着ているくらいだ」
「でも関東大会でも地区大会でも彼女を見たことは無いだろ」
そりゃ、無いだろうけど…
「しんけん中学生だばぁ?」
「止めなさいよ甲斐君」
今年の九州地区は沖縄…かぁ
青学が呼ばれているのに、反応すら示さない大石君も凄いけど
「青春学園いないんですか!?」
「あっはい…スイマセンすぐ行きます!」
なんて言っている大石君を笑っている選手たちも居る中で
「大石…それは俺に引かせてくれないか」
その言葉はこの教室の空気をも変えていて
「ああ…」
「手塚君、帰って来たようだね」
「お前いつ東京へ?」
「バーロー手塚国光がなんぼのもんじゃ。ワシのスーパーテニスを持ってすれば…」
「止めておけ。テエメェじゃ15分もたねぇぜ門脇。なぁ樺地」
「ウス」
「すぐに終わるのが目に見えますけどね?」
「じゃかーしい跡部。それにこの女は」
「俺も知らねぇよ」
跡部君と樺地君と言われている男の人達は
「随分と懐かしい制服を観ましたけどね。氷帝学園」
「!?」
「それと、門脇君貴方の着ている制服も久々に見ましたよ。牧ノ藤学院」
「!!」
「おい」
「はい?」
「なんで何も知らねぇはずのお前が知っている?しかもお前今『懐かしい』と言っていたよな」
「えぇ、言いましたよ?」
「どういう意味だ」
「そのままの意味だと思ってくださって結構ですよ?」
跡部君と樺地君が率いているのがお兄ちゃんの後輩だとはね。あたしが越知月光の義妹だなんて誰も思わないだろうけど。なんて思っていても先に進んでいる手塚君に
「どうやら手塚は間に合ったようだな」
「たるんどる」
「まぁ状況が状況だったから仕方がないんじゃない?」
「そうだが」
全員が引き終わった後
「夢姫、俺達は先に戻る。抽選結果を持ってきておいてくれ」
「分かった」
予選表を見ると懐かしい学校の名前がいくつかあって、写真を撮ってすぐにコートへ向かうと、すでにダブルスの練習が始まっている
「帰って来たな」
「そうじゃな」
「お待たせ。全国の組み合わせはこんな感じだね」
そう見せると
「帝国?」
「帝国って何処だよぃ?」
「東京だ。文武両道を掲げてはいるが、全く心配をしなくてもいい」
「なんだよ。相手にならねぇって事か」
「そういう事だ」
そんなに弱いんだ?
「同じく、雷門やいくつかの同じような学校があるが気にしなくてもいいだろう」
「そう」
「要注意なのは王帝月ノ宮や星章学園も実力がついて来ているという事だな」
「へぇ」
そんな中お兄ちゃんからスマホに連絡が入り
「ちょっと電話してくる」
「あぁ。そのままジャージに着替えて来い」
「うん」
部室に入って着替えてからお兄ちゃんの電話に出ると
「全国大会の抽選はどうなった」
「立海の相手は帝国。東京の学校だよ」
「そうか」
「後でトーナメント表、送るね」
「あぁ」
「それと、お兄ちゃんの後輩も来てたよ」
「さして興味ない」
そう言うと思ってはいたけど
「俺からもお前に伝言がある」
「あたしに?」
「そうだ。全国大会は立海のマネをせずU-17及びU-21の候補選手を見に行けとコーチ達からの伝言だ」
という事は確実に立海以外のテニスを見ろという事になる
「出来るか」
「出来なかったことないでしょ」
「そうだが…中学最後の部活ぐらい立海でマネージャーとして出ても」
「結局戻ったら同じでしょう?」
「あぁ」
「だったら今からそっちに戻っても大丈夫だよ」
「そうか」
着替えて外に出ると
「そう言えば夢姫
「んー?」
「今年の全国大会も」
「行かないよ」
見には行くんだけど
「残念」
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