合宿所感謝祭
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「お客さんがビンゴを当ててくれたらいいね」
「えぇ」
「当てたいって期待してもらえるようなもの考えたら、それが感謝にも繋がりそうやっし」
「では、次のミーティングまでに各々がお客さんに感謝を込めて贈りたい物を持ってくることにしましょうか」
「どれにしようか迷ってしまいそうだけど、ばんない悩んでいいの1つ選んでくるさー」
「そうですね。お客さんが貰って喜ぶものにしたいですし」
「ほんなら、景品や賞についての相談は一旦ここまでやな」
「じゃ、あたしもお兄ちゃんの所に行ってこよ」
「おう。そうしてやれ。つーかアイツはお前が何をやるのか知ってんのかよ」
「知ってるよ?決めた当日に話してあるもん」
「相変わらずそういうのははえーのな」
「でしょ?当日はお兄ちゃんレストランには来ないって言ってたし最近はなんだか忙しそうで、朝もちょっと顔を合わす程度になってたから」
「そうかよ」
「一体」
「コイツは今から兄貴不足を解消してくんだよ」
「へぇ」
「そないな感じには見えへんかったけどな」
「見えねーようにしてるだけだ。特にまだコイツが完全に気を許してるわけじゃねぇ奴がいる環境じゃな」
「じゃ、竜君。部屋に帰っても足の踏み場が今は無いからね」
「おうよ。お前の昔の部屋な」
「うん」
今度こそお兄ちゃんに会いに行こうと思っていた矢先
「問題ないと思います。景品は既に準備できていますし」
「後は設営周りだけだね」
なんて声も聞こえてきて
「夢姫じゃないか」
「ジュウ君?それに跡部君たちまで」
「俺様達はついでみたいだな」
「ついでと言うよりもお前なんか埃くせーぞ」
埃臭い?
「あー…いらなくなったものを出したりしてたのもあるかも」
「なるほどな」
「で?今からどっか行くのかにゃ」
「お兄ちゃんの所」
「越知の所か」
「そう」
下に置いてある物を見ていると
「縁日?」
「あぁ」
「でも、このメンバーで射的と水ヨーヨー釣りと輪投げの3つの屋台を運営するってなると、当日は結構タイトになりそうだよね」
「しかも俺を含めて実行委員が2人いますし」
「シフトをきちんと組みさえすれば両立できるだろ」
「縁日の屋台を3つも展開するってのが俺達の売りだからな」
「へぇ3つも展開するんだ」
「あぁ」
じゃあ、本当にハードだ
「そういうお前だってハードなんだろ?当日は」
「そうでもないよ?あたしはスイーツビュッフェだし、足りなくなれば作ったり出したりするけど」
「あいつ等の手伝いもするって聞いてるぞ」
「「あいつ等?」」
「サブちゃん達の班?」
「あぁ」
「なんで手伝いなんて」
「まぁ景品だよね」
「「景品だぁ!?」」
うるさ…
「お前、越知や種ヶ島が泣くぞ」
「それでなくとも立海の奴等だって黙ってねーだろうが。氷帝だって黙って見過ごさねーぞ」
へ?
「なんで?」
「手伝いで景品なんだろうが」
「うん」
「夢姫さんの事なんじゃないっすか?」
「ち、違うよ!?あたしが景品なわけないじゃん」
「あ?」
「景品を作るのにあたしが必要ってなだけで」
「どういう」
「サツマイモが大量に余ってるって張り紙を見たらしくてね。それで景品にサツマイモを使ったスイーツにして欲しいって頼まれてて」
「そういう事か」
「まぁ作ること自体は全然、苦じゃないしいいと思ってるんだ」
「そうか」
「でも縁日の発想は無かったなぁ」
「1度お金を払えば3種類の遊びを全部楽しめる企画は、お客さんも喜んでくれそうですし、たくさんの人たちに縁日を遊んで楽しんでもらいたいです」
「そうだね」
「チラシとかはもう作ってるし、屋台を組み立てて、道具をセッティングして行けばいいかな」
「他にもやる事はあるぜ。縁日をより楽しんでもらうための環境整備が必要だろ」
「確かにな。時間が許す限り、あらゆる部分に磨きをかけて行こうぜ」
「じゃ、頑張ってね」
「え?みて行かないのかい?」
「あたしはお兄ちゃんの所に行きたいからさ」
「先輩?」
「そう」
「そういやここ最近越知の奴も忙しそうだったよな」
「うん」
「そういやこの先にあいつ等もいたな」
あいつら?
「あぁ、仁王たちもいたな」
「そうなんだ」
「なんだ、普通の反応だな」
「いや、若干お前照れてんな」
「は?」
「何に」
「さぁな」
「な、なんでもない…っちょ、一寸だけ見てお兄ちゃんの所に行って来る」
「おー。気を付けてな」
走って言っていた場所に行くとカナ君たちの班が丁度いて
「あ、本当にいた」
「「ん?」」
「夢姫じゃのう。じゃが何でそんなに慌てとるんじゃ」
「確かに」
「な、何でもない」
「なんでもないならいいけど」
「へぇカナ君たちは焼きそばにするんだ」
「あぁ」
「みんなやることが早かなぁ」
「俺達はまだ焼きそばの試作中です」
「作っては見たんやけど、なんかしっくり来んくてね。お互い味に納得が出来んとよ」
「先輩たちもよければ試作品を味見してみて貰えませんか?改良のヒントが欲しいので」
「そういう事なら、お安い御用だよ」
なんて話していて、あたしの所にまで回って来てしまった焼きそば
「なんであたしまで…」
「常日頃から作っている夢姫からもアドバイスがあればって事なんじゃないかな」
「あーそういうこと」
というかあたしはお兄ちゃんの所に行く予定なはずだったんだけどなぁ
確かに試作品を食べた時に
「ソースが濃い気がするけど、まぁ外に居たらそれも醍醐味なのかなぁ」
「濃いですか」
「あとは、野菜が少し硬い気もするけど」
うーん…と言っている2人と一緒にカナ君とあくと君もキッチンに来てもらって
「なんかレストランも大分変っていますよね」
「スイーツビュッフェをするからね」
「へぇ」
キッチンでフライパンを出すと
「野菜が固いな。人参はキャベツより火の通りが悪いらしいし、細かく刻むと丁度いいかもしれない」
そういったあくと君とカナ君はあたしの方を見ていて
「先輩方はなんで夢姫さんを見ているんですか」
「夢姫に頼みがあるんだけど」
あたしに?
「野菜を細かく切って欲しいんだ」
「あぁ、そういうこと。いいよ、切ってあげるよ。確かに野菜が固いのは及第点。でも人参なら切る前に下茹でしてから炒めるのもありだね」
「そんな簡単に」
「前日まではどこでもキッチンは貸し出してるよ。当日は作りたい物があってそんなに貸し出せないけど」
「ほう」
「そうだなぁ、野菜を切るのなら下茹でも一緒にしておきましょうか」
「いいんですか」
「勿論。あとは味付けだね。ソースの味が濃い気もするけど」
「先ほどだいご味だとも」
「まぁそうなんだけど、じゃあこの濃い焼きそばを小さな子供が食べるとなったらちょっとって思うんだよね」
「「確かに」」
