合宿所感謝祭
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「失礼しまーす。練習終ったらここに来いって言われたんすけど」
そう入って来たのは中学2年生組のリョーマ君と遠山君で
「「あり?越知のねーちゃんと兄ちゃんたちもおるやん。皆もここに来るよう言われたん?」
「そうだけど、もしかして聞いてない?」
「『U-25感謝祭』実行委員会の顔合わせや」
「あたしは実行委員でもないんだけどね。なぜかコーチ達に来るように言われちゃったから」
「感謝祭…ってなんや?何に感謝するん?」
「感謝祭については説明があったでしょ」
「まぁ、通達自体いきなりやったしな」
通達自体がいきなりなのは皆も同じなんだ
「それじゃあ、改めて感謝祭をすることになった経緯から話そうか。
俺達、U-25日本代表の活躍は多くの人に支えられている。そのことはわかるかい?」
「わかるで」
「その応援してくれてる人たちに日頃のお礼をしようという事で、合宿所を1日一般開放して感謝祭をすることに決めたという事だったけど」
「お客さんへの感謝の表し方は
「コーチたちが決めた12のグループに分かれて、それぞれが来場者を楽しませるための工夫をせなアカンって事やな」
鳳君が出して来たプリントにはグループの組み分けで
「なんで越知のねーちゃんは呼ばれてるのに名前が載ってへんの」
「確かに」
「載ってなくて大丈夫、間違ってはいないよ」
「「え?」」
「合宿所を1日解放するという事でレストランも1日解放することが決まって居てね。お客さんが休憩できるスペースをレストランで提供するの」
「そうなん?」
「そう。だけど、レストランであたしが何を出すかはまだ決めていないから皆の出すものが決まってから作ろうかと思っていてね」
「そうなんだ。夢姫の作るモノはどれも美味しいから人気でそうだね」
「そう思ってくれるならと今回は協力することにしてる。まぁ日頃からお世話になっている人たちが来るわけだしね」
「やな」
「でもなんか、面白い組み合わせっすね」
「俺らは実行委員として、グループでの作業以外に感謝祭全体の進行を任されとる」
「感謝祭をどう盛り上げていくかも考えて行かないといけないですよね」
「でも夢姫の場合ここに呼ばれているっていう事は」
「実行委員なんか?」
「実行委員ではないってコーチ達には言われているけど、今日の顔合わせには出て欲しいって言われちゃったんだよね」
「へぇ」
「一般開放って聞くと文化祭を思い出すしか…」
「そう聞くと、イメージしやすくなりますね」
「祭りならワイ、美味しいもんが食べたい!」
美味しいものかぁ
「確かに食べ物の屋台や模擬店を出すってのはいいアイディアかも」
「屋台を出すのなら作るものを決めてくれれば食材を多く発注することは可能だよ」
「ライブステージを作って、そこでパフォーマンスをするのも盛り上がるかもしれないね」
「お客さんに楽しんでもらうんが1番やけど…せっかくなら俺らも楽しめるようなオモロイ感謝祭にしたいわ」
「祭りは盛り上がったもん勝ちや!」
楽しんだもん勝ちね…
遠山君のこういう明るい性格とかできっとコーチは決めたんだろうなぁ
「うーん…」
「どうかしたのかい?」
「ううん、何でもない」
「そう?」
「でもよ、美味いもん食いたいって言うけど食材って多く発注することは可能でもよ、切るのは大変なんじゃ」
「そこはレストランスタッフも使って平気だよ」
「そうか」
「後は使う場所とかも、コーチとかと相談してくれれば平気だと思うけど」
「お前はレストランをスペースにって」
「確かに」
「でも、レストランは前日までに言ってくれればシェフを借り出すことも出来るからさ」
「ホンマ?」
「本当。だからシェフが1名、外で当日は何をするか分からないけど屋台を出すそうよ」
「へぇ、それは面白いなぁ。当日まで秘密の屋台かぁ」
「えぇ。シェフが選手にもお客さんにも喜ばれるだろうって考えているようだから」
「それは楽しみだ」
翌日から各グループ色々と準備をしているようだ。まぁ、そういうあたしも皆には協力をしてもらってはいるけど
「ごめんね」
「何がだよぃ」
「自分の持ち場もあるのにさ、手伝ってもらっちゃったりしてるから」
「なんだよ、それ。俺は全然気にしてないぜ」
「ありがと。田仁志君とかだとさ全部美味しいって言うだけで的確な答えが帰って来ないって言うのもあるけど」
「あー…そういう事…」
「そ。その点、立海の皆や亮君達なら的確に答えをくれるんじゃないかって」
「だな」
ケーキやらゼリーやらプリンやらいろいろ作ったあたしに
「お前」
「んー?」
「アイスまで作れんのかよ」
「スマホの作り方とか見ながらなら」
「あ、なるほどな」
「アイスだったら大人も子供もいけるからって思ってて」
「だな」
チョコレートアイスはビターチョコを使えばとか、チョコチップを入れてもいいんじゃないかと言う案を出してくれたり
大人向けに抹茶があってもいいんじゃないかという案も出してくれている。あたしも其れはメモに残していきつつ
「アイスがあるならシャーベットとかもありかもね」
「「シャーベット?」」
「うん。だってほらまだ暑い中来てくれるわけだろ?そしたらシャーベットもありじゃないかな」
確かに…
「シャーベットってでも大変かな」
「どうだろうな」
「シャーベットって果汁を使うからアイスよりはさっぱりと食べられるかもしれない。ただ、注意点もあって」
「注意点?」
「アイスよりも、実はシャーベットの方が砂糖を使うからどうしても甘くなっちゃうの」
「成程な。ゼリーやケーキ、プリンと言った甘いものが多く揃って居る中であればシャーベットも甘いとなるとさすがにな」
「そうだね」
んー。と考えているときだった
「難しいね」
「うん」
「だけどよ、お前が俺達に作るのだってこうやって悩んでんだろ?」
「食事?」
「おう」
「前日とかあまり被らないようにとは考えるけど」
「そうかよ」
「ならばいっそ、シャーベットをジュース類で作ってしまうのだどうだろうか」
シャーベットをジュース類で?
「如何いう事だい?」
「ジュースで作ればそれなりに糖分も入っているし、ゼラチンを使えば問題ないだろう」
「まぁ、確かに元々シロップとかで作るようなものだけど…」
「だろう?そのシロップをジュースで代用するんだ」
なるほど…
「そうすれば、ジュースで代用すれば簡単にできるのではないか?」
「やってみようか」
その日の夕食後
「レン君が提案してくれたジュースで作ったシャーベットなんだけど」
ゼラチンを入れないでただ、凍らせただけのジュースとゼラチンを加えて凍らせたものを用意すると
「大分違うな」
「俺もそう思う」
「どっちがいいと思う?」
「ゼラチンは入れなくてもいいんじゃないか?」
「そっか」
「後は製氷機で固めようと思ってて」
「というのは?」
「製氷機で固めれば取り出しやすくなるこちら側のメリットがある」
「溶けても冷たいジュースになって飲めるって事だろぃ」
「そういう事」
「いいんじゃね?」
他にもいろいろと食べて貰ったお礼にと紅茶とコーヒーをだすと
「夢姫」
「ん?」
「此れだけの種類を作ってさばききれるのか?」
「大丈夫。ここのレストランはスイーツビュッフェにしようと思ってるんだ」
「ほう」
「ならよ、この紅茶もコーヒーも飲み放題にすればいいんじゃね」
そっか
「だな」
メモに色々とかいている中
「随分と熱心じゃねーの」
「跡部」
「珍しいかい?」
「いや」
あたしのメモを見た跡部君は
「へぇスイーツビュッフェか。テーブルの配置とかどうするつもりだ」
「え?」
そっか、其れも考えなくちゃいけないのか
「樺地を貸してやるよ」
「でも」
「そうだな、力仕事になりそうだ。俺達も手伝ってあげるよ」
「悪いじゃん、自分たちの所だってあるって言うのに」
「問題ないよ」
テーブルの配置も色々と考えてくれて設置して行くと
「こんなもんかな」
「だろうな」
「ウス」
「ありがとう。お陰様で早く準備が進められそう」
「それは良かったぜ」
「また何かあれば声かけてくれよな」
「そうするね」
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