いざ参る!武芸トレーニング
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「煩悩を射るのじゃああ!!」
うるさ…
==
夕方
バシッと一際キレの良い音が聞こえて来たと思ったらお兄ちゃんがサーブの練習をしていて
「お兄ちゃん?」
「来ていたのか」
「うん。キレのいい音がしてたから誰かと練習してるのかと思ってた」
「そうか」
「メンタル強化トレーニングに触発された感じ?」
「なんでそう思う」
「だって氷帝にいた時からメンタルのアサシンなんてつけられてるお兄ちゃんだよ?なんか触発されたんじゃないかと思ったけど」
「武芸の精神かとは思ったがな」
やっぱり思ってたんだ
「はっ!」
ラケットを竹刀のように振ったお兄ちゃん
「「おおーっ」」
ん?
「!」
「やっぱツキさんの素振りは迫力がちゃいますね」
「中高生達がやってた剣道の素振りか」
「メンタル強化トレーニングだそうですね」
「それだけじゃなさそうだったよ」
「ほう」
「体感バランスの強化も一緒に鍛えられてると思うよ」
「ほう」
「そうか?」
「うん。だって剣道にしたって殺陣にしたって、弓にしたって体感のバランスが悪かったら振り回されるでしょう?」
「そうだな」
「今のツッキー、なんや技出そうやったで。必殺マッハ殺法ー!みたいな」
「小学生か、お前は」
黙ってあたしからドリンクを取ったお兄ちゃんは飲んでいて
「どうかしましたか?」
「いや…」
「お兄ちゃん?」
「なんや、随分複雑そうな顔しよるけど…あ、ひょっとして照れて…」
「いや、問題ない」
照れ隠しだ
「けどよ。今の素振りを見ちまったら中高生達のはお遊戯だな」
「だって鉛の入ってる黒い棒を持っても平気な顔をして素振りしてるんだよ?お兄ちゃん」
「越知のメンタルは1軍の中でもトップクラスだ。比べるようなもんじゃねぇだろ」
「昼間も注目されとったやん」
「朝からだね。中高生達にも大分注目されてたけど」
「アドバイスでもしたったら良かったんちゃう?」
「その様な事を、昼にも言われたが、さしてこちらから言うべき言葉は無い」
「そうなんだ」
「クールやなぁ」
「でも悪い意味だったら無関心だよね。色んな意味で」
「やな」
「注目されるのは悪い気はしない」
あ、そうなんだ
「だが…不用意に近づいて怖がられるのも本意ではない」
「もしかして、ぎゃくに威圧感を与えないように配慮されてたんですか?」
「あー、ツキさん睨んでへんのに睨んでるて思われることありますもんね」
「分かるぜ。他人事とは思えねぇ」
「昼間がそうだったね。阿久津君とあったしね」
「あぁ」
「ツッキーはツッキーで気ぃ使うてるんやな」
「そうだな」
「でも」
「「でも?」」
「今の高校生たちならお兄ちゃんが近づいても平気な気があたしはするけど」
「へぇ」
「だが、注目されたことで多少は距離が縮まったように思う」
「それなら良かったし」
「あぁ」
==
翌朝、中高生達はコートに入っていて
「体のあちこちがギシギシ言うとる」
「筋肉痛やな。あまり無理して動かん方がええで」
「毎日テニスしとるのに筋肉痛て…」
「仕方がないでしょう?昨日のトレーニングではメンタル強化トレーニングと併用してもう1つのトレーニングをしていたんだから」
「え?」
「気づいていたのはほんの数名と大人組でも数名だから、分からなくはないけどね」
「なんのトレーニングを」
「体感バランスの強化」
「じゃあ」
「体感バランスの強化で使わない筋肉を使ったんだもん筋肉痛にでもなるでしょうね」
「ちゃいすぎるやろ」
え?
「弓を使う所までしか見とらんからやろ。縄使うたり、徒手空拳までやらされて、果ては小春に呆れられてまうし。うう、小春ぅ」
「それとこれとは別かもしれへんな」
なんて話している四天宝寺の一氏君とは別に平気な顔をしている2人がいて
「おはよう。朝早くからお疲れ様」
「あぁ、おはよう」
「おはよう。昨日のトレーニングのお陰かスイングの鋭さに一層磨きがかかったようだ」
「ふっ武芸の精神を改めて学び、打球の切れますますさえ渡るというもの。今ならどのようなプレッシャーにも屈することはないだろう」
「大した自信だ。俺も元より屈する気はないがな」
「たわけが」
同じコートのベンチコートに近い場所でお兄ちゃんは打っていて
「しかし先輩のサーブは相変わらず凄まじいな」
「あぁ」
「でも珍しいなぁ」
「何がだ」
「此処に居る1軍全体が注目される事はまああるけどよ、お兄ちゃん1人に集中することが珍しいの」
竜君と一緒に2日続けて練習するなんて珍しい
「お前は見に行かないのか」
「昨日の夜も散々見ているからね?皆がメンタル強化トレーニングした後にずっと練習してたよ」
「俺達も負けてはいられないな」
「あぁ」
「頑張ってね」
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