笑顔を咲かせて
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翌朝、修ちゃんのベッドで目が覚めたあたしは
「え?は?」
「起きたな。おはようさん」
「お、おはよう?早くない?修ちゃん」
「言うたやろ、早朝やって」
「言ってた」
言ってたけど、早すぎてまだ何も
「走り込んでくるさかい。ゆっくり支度したらええよ」
「頑張って作るけど、先にお散歩したい」
「ほな、支度してきぃ」
そう言うという事は修ちゃんもお散歩に付き合ってくれるという事だ
「うん」
部屋に戻って修ちゃんのお下がりのジャージに着替えると
「ほな、行こか」
敷地内を散歩しているときだった
はぁ、はぁと息を切らしながらランニングをしている真田君がいて
「お、朝早くから頑張ってんなぁ」
「…おはようございます。先輩、夢姫」
「おはよう」
「さっきアイツともすれ違ったで。竜次と同じでヘアバンドしとる」
「幸村ですか?」
「ちゃい」
「うん」
「朝練でしょうか」
「そないな雰囲気とはちゃうかったけど」
「気になるなら探してみたら?」
「そうだな。失礼します」
走って行こうとする真田君を止めた修ちゃんは
「ちょい待ち。飴ちゃんやるわ。ジョギング頑張ったご褒美やで」
修ちゃんの手には確かに飴があって
「ですが」
「せやかて今日は夢姫とお菓子作るんやろ?」
「とは言っていましたが」
「夢姫」
「うん?」
「あんま甘くないもん頼むな」
「知ってる。お兄ちゃん達も帰って来るし皆にはクレープでも作ってもらおうかと。あたしはガレットでも作るよ」
「ちゃい」
真田君と別れて、お散歩も終わらせた後レストランに入ったあたしとコートの方に行った修ちゃん
キッチンに立って沢山の料理を作るのは久々かも知れない
「これはまた凄い量ですね」
「今日は修ちゃんの朝ごはんをおばんざいにしようと思ったから、レストランで出す料理にもぜひ」
「ありがとうございます。選手だけではなくコーチ達やスタッフにも夢姫さんの手料理は好評をいただいていますからね」
「それは嬉しい限りです」
食事を作り終わったタイミングで一度戻ってきた皆。
「幸村君には会えたんだね」
「あぁ。椿が咲いている所にいた」
「そっか」
「しかし、想像していた椿とは少し違ったな。随分と愛らしく、可憐だった」
「あの一角に咲いていた椿は、乙女椿って言うんだよ」
「何?乙女だと!?」
「なんや、あの椿を見に行ったんか」
「先輩は知ってるんですか?」
「知ってんで。だってあの椿は4年前夢姫がここに来た時に植えたものやしな」
「え?」
「男所帯の中に夢姫が1人やからせめてと斎藤コーチが選んだ花やねん」
「そうだったんですね」
「まぁ、当の本人は花にはあまり関心ないんやけどな」
「確かに」
「その麗しい乙女をぜひ見てみたいものだ」
「俺達も見てみたいな」
「あぁ」
「ならクレープを作った後にでも見に行ってみたら?」
「さんせーい」
「夢姫は行かないのかい?」
「行かない。今日は修ちゃんとまったり過ごすって決めてるから」
「さよか」
「でも嬉しそうだね。幸村君」
「あぁ。綺麗な花と…それから皆の笑顔が見られるだろうから」
「そっか」
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