ラグジュアリーなひと時を
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
U-25ワールドカップの選出メンバーがほぼ決まって居る中中高生達は監督が直々に発表をするという事で決まって居て
大人組は既に発表がされている中あたしも決まって居るという事もあって自由にしていた
「げ、氷帝…」
敷地内を散策していると氷帝の跡部君と忍足君、樺地君が話しをしていて
「げ。とは聞き捨てあらへんなぁ、ヒメさん」
「だな」「ウス」
「だって興味ないもの」
「そういや、お前は知ってんじゃねぇのか?」
知っている?
「俺達の誰がワールドカップに出るかくらい」
「知りませんよ。監督が戻って来るまではあたしもノータッチなので」
「ほう」
「ですが…」
「なんや」
「言ってみろ」
「ここで、監督の姿を見た事が有りません」
「「!!」」
「確かに。言われてみればねーかもな」
勝手に言っていればいいと思って放置しようと思ったのにだ
「でも、そうですねぇ」
「なんだよ」
「今の中高生も皆さん実力があるので誰が入っていて誰が落ちていても不思議ではありませんが」
「なんだ急に」
「実力があっても落とされる選手もいる。という事は憶えておいた方が良いですよ」
「な?」
「なぁ恐らくそれがあるから午後は其れを見据えた講義があるらしいやん」
「特別講義…マナー講習、です」
「ああ、そうだったな。だがワールドカップと言っても、応援で行く機会があるかもしれねーってだけじゃねーか」
「ありますね。あたしは参加しませんけど」
「なに?」
「なんや、不満なん?」
「あーん?当り前だろ。行くなら代表メンバーに選ばれてからだ」
「ウス」
「その気持ちはわかるよ」
「ばってん、どっちにしろマナー講習やるのは変わらんやろ」
なんて話をしている時だ
「夢姫」
「育人君?」
あ、これマナー講習の件かな
「コーチ達からお話があるそうですよ」
「あたしにですか?」
「えぇ、恐らくもう気づいているだろうが。との事でしたが、一応お伝えをしておかなければと思いまして」
「ありがとうございます。すぐにコーチの方へ向かいますね」
「えぇ、そうしてください」
そう言っても動かないあたしを疑問に思ったのか
「マナーってレディーファーストとか、そういうことでしょうか」
「確かに女性への接し方は、日本のそれとは異なる部分が多そうだな」
「テーブルマナーちゃうん?」
「あ、そうですね!テーブルマナーは大事です」
「だが、なんでお前は動かねぇんだよ」
そう言った跡部君は動かないあたしを見て疑問に思ったのだろう
「だって、育人君あたしを試しただけだもの」
「は?」
「当たりです。夢姫は人を見て話し方を変えるので突発的にこうでもしないと外に出た時に巣が出てしまいますから。ですが、まあ今の調子だと大丈夫そうですね。テーブルマナーに関しても常日頃から見られているので夢姫は大丈夫でしょう」
「かなぁ?」
「怖ければご実家でも私の家でもマナーのレッスンを受ければいいだけですしね」
「それはどっちもイヤ」
「おやおや。ですが中高生達は跡部君を抜いて皆さん大丈夫ですか?一応、今日、講習があるというのは聞いてはいますが」
「マナー講習って言うのは」
「あぁ、それは行ってからのお楽しみです。それにマナーと言っても様々ですから。テーブルマナーは勿論、挨拶、言葉遣い、身だしなみ、どれをとってもマナーですからね。ちなみに夢姫にも苦手なマナーはありますよ」
「「ほう」」
「それは聞き捨てならねぇな。同じ氷帝にいた人間としては」
「どうせ、昼食から始める心算でしょう?」
「当り前です。早めに対処しておいた方がいいでしょう」
「んー…ちっとばかり面倒くさかー」
「しかし、氷帝の皆にとっては今更なんじゃないか?学校でテーブルマナー講座を受けてるんだろう?」
「せやけど、習うのと実際にやるのは別やで」
「ふむ。確かにそうだ」
「跡部や樺地は慣れっこかもしれへんけどな」
「では夢姫。夕食までは自由にしていて構いませんが、くれぐれも嫌だからと言って逃げないように」
「逃げたっている場所がすぐにばれちゃうもん」
「ご名答です」
「それで、今日習うのはどこの国のマナーなんだ?」
「ワールドカップ前提なら、開催国でしょうか」
…
「テーブルマナーなら、一般的にはフレンチとかやろ」
「国にまで考えが及ばんかったばい」
「そうか。国によってテーブルマナーなんかも違いますもんね」
「その質問がサラッと出て来る時点で、俺とはベクトルが違う気がするな」
ベクトル…ねぇ
「さぁ。でも日本料理にもお作法があるくらいだしね」
「そう言えば、さっき先輩が言っていた苦手な作法って何や」
「やめて、今それを言わないで…」
「「ん?」」
「見ている限り不自然な点は無かったと思うが」
「俺達よりも見ている人が言うくらいだ。俺達が気付いていないだけで何かあるんだろう」
昼食時、育人君とのマンツーマンで行われたマナー講座と言う名のマナー指導は食事が終わった後に
「だいぶ良くはなって来ていますね」
ホッとしたのも束の間
「ですが、他の国のマナーもあります。明日は中高生達と実地研修のためにバスで移動するそうですよ」
「それは…」
「えぇ。明日は越知もいますが、中高生たちとマナー講習ですよ」
やっぱり…
「そしてドレスコードもありますが中高生と一緒に練習をするのなら制服でも構わないでしょう」
でも。ということは
「一応それなりの服装も用意した方が良い?」
「いいえ。マナー講座でそこまでは必要ないでしょう。本当に必要な時にはその前に越知から言われるでしょうから」
そっか
「まぁ今日の所は合格点としましょう。明日も夢姫には私が付きます」
「ありがとう?」
「いいえ。それで夢姫にちゃんとマナーが身についてくれればいいのですが」
「あまり得意ではないからな。食事のマナーは」
「お兄ちゃん」
「おや」
「実家であれば多少許される事も外では許されないからな」
「うん」
「俺が本当はつくべきなんだろうが、兄目線でどうしても手伝ってしまいそうになる」
「知っていますよ。ですから私が明日も付くことにしています」
「すまない」
なんて話をしていると明りのついている学習室では
「ホンマにやるんやな。テーブルマナー講座」
「フン。
「昨日言うたやん。習うのと実際やるのでは別やで。せやけど今のマナー講座やって、実際現地に行ってみたら役に立たんかもしらんで」
「同じ人間なんだ、国が違うからってそう変わんねーだろ。まぁ国民が皆、マナー通りに行動してるわけじゃねーしな」
なんて話が聞こえてきて
「あ、夢姫さん」
「ホンマや」
「だが随分と疲れ切ってねぇか」
「今の今まで所作の復習してたからな。レストランで」
「は?」
「マジ?」
「本当。言ってたでしょ?苦手な作法があるって。お兄ちゃんだとあたしも甘えたくなっちゃって駄目だから、同じ家柄で育ってきてる育人君にお願いしてるの」
「へぇ」
1/3ページ
