氷帝VS立海 Game of future
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「いいじゃねぇか」
「でも跡部を倒したら次は誰を超えるつもりだ」
「それは」
そう言った日吉君はお兄ちゃんの方を向いていて
「先輩を倒しに行きますよ」
「其れは楽しみにしている」
クスクスと笑っていると
「なんだよ」
「何が」
「そう言った部員の人たち皆お兄ちゃんに負けてるなぁって思って」
「おいおい」
「マジかよ。先輩が中等部1年の時から部長をしてたのは知ってたけどよ。まさか負けなしだったとは」
「でなきゃ氷帝学園を全国にまで押し上げられないでしょう?」
「それもそうだな」
「じゃあまず跡部さんをどう攻めるか」
「シンプルだ。跡部さんを徹底的に研究し、あの人を超える。それしかない」
「でも跡部君は持久力にたけている。そこをどう克服するつもり?」
「それは」
日吉君は持久力が思いのほか続いていない事は事実として合宿所にいた時にもあった
「しゃーねー。持久力を付けるなら毎朝早足で氷帝まで来いや」
「早足?」
「そうだ。走る訳でも歩く訳でもねぇ。早足でもそれなりに持久力はつく」
「分かりました」
「いいじゃねぇか」
「倒す為に、まず敵を徹底的に知るって事だな」
「亮君、がっ君」
「仕方ねぇ。俺達も協力してやるぜ」
「え?」
「いい眼になって来たぜ、それでこそ日吉だ」
「跡部景吾、見事倒してみな。先輩みたくよ」
「はい!」
行き成り冗談話になったと思ったら忍足君が来て
「お前ら、何考えとるんや」
「忍足さん、今のは本当に冗談ですから」
「当り前や。そんなんで、跡部が倒せるわけがないやろ。それに姫さんたちまで来とったんやな」
「無理か。つーか夢姫は俺が呼んだんだ。日吉が思いつめってからよ」
「成程なぁ」
==
数日後
「だいぶ良くなってきたんじゃない?」
「あぁ、その様だ」
お兄ちゃんと部活が始まり、終わるまで練習をしている日吉君。お兄ちゃんのサーブは返せないからと全て日吉君のサーブか亮君達からのサーブから始まっている練習
「どうでしょうか」
「自分で実感がわかない?」
「はい」
「宍戸。ボールを貸せ」
「はい?」
「お兄ちゃんのサーブ返せるかな」
「どうだろうな。先輩のボールは早いからな」
「そうなんだよね」
亮君達と話をしていると
「まだ来ていたのか。越知兄妹」
「お兄ちゃんは今だけ日吉君の専属コーチですよ」
「ではお前は」
「あたしは亮君に呼ばれてきているので」
「そうか」
「でももうちょっとで立海の方に帰りますよ」
「そのまま氷帝に居てもいいんだぜ?」
「そうだよな。お前も、元々氷帝の人間だしな」
「戻ってはこないよ。雅君が海外を転々としてても立海にいる」
「マジかよ」
「お前が仁王と付き合ってんのって嘘じゃねーのかよ」
「嘘じゃないよ。雅君と付き合ってる」
なのに、まあ君は海外を転々としてパスポートの切れるタイミングで一時帰国しているらしい。あたしも帰国しているときに会いたいのに会えないまま雅君は海外へ行ってしまうからだ
「跡部さんたちと試合…」
「そうか、先輩達との対抗試合…出来なかったんだよね」
なんて話していると
「戦いたいね。強い人たちと」
「結構じゃねーの」
「跡部さん」
「俺が強敵に相応しい、最高の相手と舞台を用意してやるぜ」
そう言った跡部君の言葉に手が止まったお兄ちゃんと日吉君
「お前も付いて来いよ夢姫」
跡部君に手を引かれてきた場所で電話を掛け始めた跡部君のスマホから聞こえた声は聞きなれた声で
「はい」
「跡部だ」
「え?」
「なんだ?驚いた声出しやがって。あーん?」
「いや、急だったから」
「そろそろ強い相手と戦いたいとウズウズしているはずだと思ってな」
「あぁ」
「最高の相手を用意してやるぜ。氷帝学園テニス部だ」
「いや、構わないんだけど。今立海ではちょっと問題が」
「問題?」
「夢姫が学校には来るんだけど部活に顔を出してくれていなくてね」
「あぁ、そういう事か。越知兄妹ならいま氷帝だぜ?なんなら夢姫は今俺様と一緒だからな」
「な!?」
「どうかしたのか?」
なんてレン君の声も聞こえてきて
「誤解を招く言い方しないでよ。それに氷帝にいることは修ちゃんも知っている事だし、お兄ちゃんに来て欲しいっていう連絡をしたのは亮君だもん」
「じゃあ、今すぐに帰っておいで」
「無理」
「へぇ」
「お兄ちゃんと一緒に帰るから」
「あぁそう言うこと」
「そう。だって学校には普通に行ってるしあってるじゃない」
「だね。仁王がいなくて寂しいからって浮気はしちゃだめだよ?夢姫」
う、うわ!?
「浮気なんてしてないから!」
跡部君の電話だと言うのに電話を切ったあたしに
「何だ。仁王と付き合ってたのかよ」
「あー‥まぁ、うん」
