氷帝VS立海 Game of future
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「お待たせ」
「いや、待って居ないよ。俺達も今来たところだし」
そっか。
お兄ちゃんもプロへの手続きが終わるまではコーチをしてくれるという事になり、修ちゃんも立海のコーチを引き続きしてくれているようで
「皆大分最初の頃より動きがいいみたいだな」
「せやな。合宿所での練習も、ワールドカップも行った事で大分自信に繋げたんやろ」
「だろうな」
「精市。お前に手紙が届いていたぞ」
「手紙?」
「誰からだ」
「海外からだね」
「イギリスからの投函だ」
「差出人を見てみろ」
差出人?
せーちゃん達とそれを見ると
「跡部君だね」
「跡部から?」
「果たし状か?とお前は言う。弦一郎」
「わざわざイギリスから果たし状とも思えないけどなぁ」
「お兄ちゃんは何か知ってる?」
「跡部の事か」
「うん」
「いや。氷帝に行けば分かるんだろうがな」
確かに
「お兄ちゃんが氷帝に行っても違和感はないけどね。寧ろ後輩に捕まっちゃうか」
「どうだろうな」
せーちゃんが読んだ最後に
「精市、最後なんと言った」
「プリ」
「雅君だね。この手紙」
「あのたわけが!」
「まさか海外からの手紙でイリュージョンを仕掛けて来るとはね」
「だがアイツはドイツ戦での試合を最後に」
「イリュージョンを捨てた筈…とお前は言う、プリ」
「って手紙に書いてあるよ」
「テニス以外ならありなのかな。イリュージョン」
お兄ちゃん達があたしを見ていて
「夢姫は寂しいよね。自分の彼氏が海外を転々としてたら」
「だね」
立海男子テニス部はこの合宿所の事もあり、お兄ちゃんや修ちゃんがコーチに入ることで中学も高校も練習は一緒にすることになっている。
当然立海の中学のレギュラーはレギュラーでいるけど
「まさか中学の知ってるレギュラーが赤也君しかいないとは」
「くっそぉぉぉ!また勝てねぇってのかよぉぉ!」
「赤也、幸村にやられたな」
「昨日は、真田と柳にやられてたろぃ」
「ワールドカップを経験して、今ならって思ったんすよ」
「そりゃ、仕方がないよ」
「あいつらもますます強くなってるからな」
「それにコーチがお兄ちゃん達だよ?実力が付かないはずがないでしょう?」
「あぁ。ワールドカップを経験して、先輩達がコーチに入ってくれてからさらに打球や動きのキレが増したぜ」
「バケモンっすよ。あの人たちは」
「でもその上にもサブちゃんがいるからね?」
「うぇ…でも、必ず勝って見せますよ!」
「その意気、その意気」
「だろぃ」
「幸村君に真田君、柳君。素晴らしい進化を続けています」
「だが」
「「だが?」」
「お前らやって実力はついてんで。それは俺らが保証したるわ」
「え?」
「ちゃんといてくれてる人達は居るんだよ?」
「どういう意味だよぃ」
「赤也君の関東大会も全国大会も篤君が見に行ってくれてるよ。それにみんなの試合もあの合宿所にいた人たちは見に来てくれてる」
「マジかよ」
「本当。去年の全国大会にあたしたちが見に行っていたようにお兄ちゃん達もちゃんと皆の試合を見てくれているよ」
「だからこその弱点もあってそれを克服するための練習期間にしようと思っていたがな」
「お兄ちゃんはサブちゃんの練習相手に指名されちゃってるもんね」
「あぁ」
「ふふ。切原君、君はとてもいい。その真っ直ぐな所、そこに内包された屈折感」
「だから屈折してないですって!」
「真っ直ぐに屈折…うん、参考にしてみます。ありがとう、切原君」
「俺、屈折してないですから!」
「相変わらず仲ええな。せやけどそろそろコートに入り」
「そうだな。俺と毛利がダブルスの練習に入る」
「そんで俺がシングルスの練習や」
「え?」
「せやなぁ。柳生お前は今から俺と練習や」
「おぉ、柳生も進化に向けて特訓か」
「そういうことや」
赤也君と柳君がダブルスの練習をしている中
「丸井とジャッカル、幸村と真田のダブルスでの練習をしていろ」
「はい」
あたしのスマホが鳴って連絡を見ると
「亮君?」
ピタリと止まった皆の練習
「どうかしたのかい?」
「お兄ちゃん、氷帝で呼ばれちゃった」
「何?」
「ご指名はお兄ちゃんとあたしなの」
「宍戸がお前を経由してくるくらいだからな。何かあったんだろう」
「なのかな」
「種ヶ島、明日の練習は」
「休みにしたるわ。夢姫と行くんやろ?氷帝」
「あぁ。夢姫はあまり乗り気ではなさそうだが、呼ばれている以上きっと夢姫は無理をしてでも行くだろうからな」
「やろうな」
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