カフェdeリラックス
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
インコを捕まえるには。そう言った金色君の提案で
「みんなそぎゃん端っこに集まって何やっとると?」
「よう見てみぃ。あの辺りの地面にインコ用のエサを並べたんや」
籠の方まで続くエサの道
「インコが入るのを待つって案らしいけど、案外原始的やんな」
「まぁまぁ物は試しですわ。インコが興味を持ってくれるまで待ちまひょ」
「神社の管理人さんにも伝えて来たよ」
「参拝客の邪魔にならないように気を付けて貰えればいいってよ」
降りて来たインコがエサに興味を持ってくれたのはいいけど参拝客の鳴らした鈴の音にびっくりしたのか再び木に登ってしまったインコ
「ツッキー」
「なんだ」
「脚立みたいなもんがあれば近くまでは手を伸ばせそうやな」
「あ、確かに」
「どこかで脚立が借りられないか聞いて来よう」
「「先輩?」」
脚立を借りて来てくれたお兄ちゃんは
サブちゃんにそれを渡していて
「怖がらんでええよ。俺の手、ゆっくり掴まってみんせーね」
ゆっくりとサブちゃんの手に止まってくれたインコ
「宍戸君、そこの籠急いで持ってきてや」
「お、おう」
籠の中にインコを入れてくれたサブちゃんと籠を持ったままの亮君
「よし、これでもう外に出ちまう心配もねーな」
「チチチ」
と鳴いているインコは
「待ってろよ、この後すぐ飼い主と合わせてやるからな」
「にしてもさっきの先輩はすごかったですばい。怖がってたインコが先輩の手には抵抗なく近づいて来とんなはったし」
「実はちょっとした仕掛けがあったんや」
サブちゃんが手を開くと手の中にはインコの餌が握られていて
「修さんのアイデアですわ」
「へ?」
「地面に置いた餌にすぐに食いついとったし、もしかして、お腹空かしとるんやろって。地面の方に怖い思いしたなら逆もありやろ」
「そしたら大人しく食べてくれるかも思うてな」
「だがインコがすぐ寄ってきた理由はそれだけでは無かったようにおもう。お前の声に反応して安心したようにも見えたからな」
「そう言われると少し照れますわ」
「サブちゃんでも照れるんだ」
いがい…
「とにかく皆で公園に行こか」
「飼い主の子、きっと心配しとりますわ」
公園に行ってインコを届けに行ったお兄ちゃん達はそのまま男の子を家まで送りに行くという話になったそうで
「インコってうっかり外に放してしまうと見つかりにくいとも聞いた事があるけど…無事見つかって良かったよ」
「でもなんで逃げちゃったんだろうね」
「なんでもインコを逃がしてしまったんは男の子がケージの鍵をかけ忘れたせいやったらしいわ」
「でもこんな事が有ったんだし、次はもっと気を付けるんじゃないかな」
「そうだといいね」
「そんで、この後兄ちゃんたちが戻ってこんとカフェに行けへんの?ワイ、はよ行きたい!」
「金ちゃん。先輩らももうすぐ来るから我慢して待つんや」
「それと商店街でそんな大きな声を出さなくても平気でしょうに。周りがこっちを見ているって気づいてくれないかなぁ」
「えー!でも腹減ったんやもん!はよ美味しいもんぎょーさんぎょーさん食べたいわぁ!」
だめだこりゃ
「夢姫が諦めよった」
「金ちゃん、煩くしたらアカンって今言われたやろ。いう事聞けへん悪い子には、毒手やで」
「ど、毒手は嫌やぁ!堪忍してーなー」
「大人しく先輩達を待って、店でも大人しくするって約束すんなら勘弁したるわ」
「分かった、約束するわ!」
後ろから見慣れたシルエットが見えてきて
「待たせたな。少年は無事に送り届けて来た」
「でもこれだけの人数って大丈夫かな」
「大丈夫だと思うよ。これ位の人数なら座れそうだったし、他のお客さんが多くて難しいようならテイクアウトすればいいですしね」
カフェまでは走って行くことになったものの、意外と空いていて
「皆、俺達の席ここだって」
「カフェ、意外と空いていてよかったな」
「隠れ家的な店だって白石が言ってた通りだったぜ」
「そうだね。よく見つけたよね?白石君」
「さっきお店の人から聞いたんですけど、つい最近日が延びたことに合わせて1時間営業時間を延ばしたらしいです」
「お客さんが落ち着いているのもだからかな」
「だね。何にしようかな」
メニューを注文して
あたしと修ちゃん、お兄ちゃんとサブちゃんで座っていると
「自家製野菜のサラダとホットケーキになります」
「おいしそう」
「せやなぁ」
「まさかサブちゃんもホットケーキにしてるとは思わなかったよ」
「だな。サラダから取り分けるか」
お兄ちゃんがとり分けてくれたサラダ
「ありがとう、お兄ちゃん」
「構わない」
ホットケーキと一緒に食べていると
「あ、おいし」
「せやな。夢姫のこないな顔久々に見たわ」
「そうだな」
「ここ、教えて貰って正解だったね。修ちゃん」
「せやな」
カフェを出る時にお兄ちゃんが何かを受け取っていて
「先輩、そういやその袋ってなんですか」
「カフェで譲ってもらった野菜だ」
「いつの間に…しかも結構な量やないですか」
「食べた後、店の裏の畑を見せて貰ったんやけど、そん時に店の人と合宿所の話になってな。夢姫が作っとるって話をしたらほんならこれからも美味しいもの食って頑張らないとねって、みんな用にくれたんや」
「合宿所に戻ったらレストランのシェフに渡すつもりだが夢姫が使いそうだな」
「勿論。この野菜は、皆の食事のバイキングに並ぶよ。サラダの他にもいろいろとね」
「カフェの野菜みずみずしくて甘かったし、バイキングに出てきたら人気で無くなってまうかもしれませんね」
「言えてるわ」
「そうだ、先輩達。今日はありがとうございました」
「ん?」
「元々カフェは行く予定じゃなかったけど、同行させてもらっていい休息が出来ました」
「そうか」
「なら良かったね」
「夢姫も出来たんだろ」
「勿論。いい買い物もしたよ。でもお兄ちゃんも楽しそうだったよね」
「ホンマですか」
「あぁ。十分楽しめた」
==
翌日、雑誌を見ていると
「あ、昨日行ったカフェが載ってる」
「本当だ」
「今日以降この記事のお陰でお客さんも急増するかもしれへんで」
「混んでても又行きたいなぁ」
「さよか」
「ケド、ホンマに昨日は色々な事が有ったな。めっちゃ走り回ってた気ぃするわ」
「俺達はジョギングもしてたし、きっとそれ以上だぜ。まぁ持久力を鍛えるいい運動にはなったけどな」
「夢姫ものんびりしてたしな」
「うん」
「そういや、そのタンブラーどうしたんだよ?」
「昨日買って来たの。練習する時はもう少し大きいのにしたけど、これは休みの日でも使えるから」
「そうか。だが、まぁ最後にゆっくりした時間を過ごせた」
「この時期の散歩はいいよね」
亮君達はこれから走り込みに行くと言って行ってしまった
「相変わらずだな」
「え?」
「どういう」
「宍戸は夢姫が小さい頃から家に来ていたからな。何となく覚えてはいたが、相変わらず元気がいいなと思っただけだ」
「しっかり覚えてるくせに」
「俺らもウカウカしてられんかもしれませんね。早速ですけど、練習つき会うてくれませんか?ツキさん」
「構わない」
「じゃ、あたしはドリンクでも作って来るよ。コートに持って行くね」
「あぁ」
「昨日休みだった分、今日はコートでいっぱい動きたい気分なんで」
3/3ページ
