カフェdeリラックス
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「お、中学生に高校生やん」
「あ、先輩ら…」
「皆、やけに疲れ切った顔をしているな、夢姫」
「皆の今週のトレーニングがやけにハードらしくて、あたしはキッチンに入る時間もあるから早めに切り上げちゃうけどそのタイミングでまだトレーニングをしてるから皆も」
「中でも今日のは特にキツかったから、まだ息が整わないっていうか」
「先輩たちのトレーニングも、今週から新しいメニューが追加されたって聞きましたけど…」
「…いつもよりは大変だったように思うが」
「はい。今週は中学生も高校生も」
「お兄ちゃん達もスタミナ強化週間だ!って」
「柘植コーチが言ってましたね」
ここにいる高校生たちがスタミナ切れで、同じ高校生のサブちゃんがスタミナ切れをしていない。それだけ練習量が違うのだろう
「マジか!先輩達、全然疲れてるように見えねー…」
「これくらいのトレーニングで疲れてるようじゃ、まだまだってことか。明日はせっかくの休みだし、持久力アップの自主練でも組んでみるか」
「せやけど、疲労が溜まっている時はしっかり休むことも大事やで」
「せやな。美味しいものを食べたり、テニス以外の事を思いっきり楽しんだり、疲れた時こそ、身体だけじゃなく心のリフレッシュも必要かもしれへんなぁ」
「そうだな。2人の言う通りだ。特訓をするのはいいことだが、ほどほどに息抜きもするといい」
「「はい」」
「亮君もがっ君もお兄ちゃんの言う事は聞いてくれるよね」
「どういう意味だよ?夢姫」
「そのままの意味じゃんか」
「せやけど、なんで夢姫がそっちにおるんです?」
「さぁな」
「立海の皆に捕まった後に亮君たちのトレーニングに強制的に付き合わされた結果が今」
「なるほどな」
「せやなぁ、俺も明日はしっかりリフレッシュに時間使おうかな。ツキさん明日空いてます?良かったら一緒に息抜きしません?夢姫も明日は」
「明日は修ちゃんと商店街にお出かけ」
「構わないが、具体的に何をする」
「そうですねぇ、ツキさんとのんびり散歩でも出来ればって思ったんですけど」
「ほんなら、最近商店街に出来たオーガニックカフェで食事ってのはどうです?」
「オーガニックカフェ?」
「有機栽培の野菜を扱ったメニューを中心としたカフェの事ですわ」
そう言えば修ちゃんが明日連れて行ってくれる場所もそんな感じだった気がするけど、何となくなんだよなぁ
「夢姫が好きそうだな」
「確かに」
「でも修ちゃんも好きかもしれないね。そういうの」
「だろうな」
「どういうことです?」
「行ったらわかるかも」
「へ?」
「健康にええって評判やから、最近そういったお店が増えて来てるみたいやな。そういや蔵リン、こないだそのカフェ行って来たって言うてたよな?」
「へぇ、もう行ってたんだ?」
「せやな。店主とその奥さんの2人でこじんまりやってる隠れ家的なお店でな。自家製野菜のメニューがめっちゃ美味しかったで」
「へぇ」
「なんか良さげだな」
「そやね、そらええ話が聞けたわ」
「あたしも。修ちゃんに話してみようかな」
「そういや、なんで夢姫は種ヶ島先輩を」
「夢姫を最初にここにつれてきた時、幼稚舎の卒業式も終わって居なかったな。だが俺が連れて来たタイミングで誰もいない時に勉強をしていたのを見つけたのは君島と種ヶ島だ」
「マジか」
「言ってなかったっけ?勉強を見る代わりに大人組に作ってた壁を壊しなさいって言ってくれたのが育人君。皆のテニスを見せてくれて、あたしに何もしないと教えてくれたのは修ちゃん」
まぁ修ちゃんの場合当たりそうになってもすぐに無にして返しちゃうから結局は当たることなんてないんだけどね
「それに修ちゃんは心理学が得意だから」
「初めて知ったな」
「あたしが駄目だと思う前に動いてくれるよ」
「明日もそうなんだろう」
「だろうね。その内船でクルージングにも連れて行ってくれるって言ってたけど」
「そうか」
でも明日は商店街でデートだって言ってたしなぁ
「ならツキさん。ぶらっと散歩がてらそこに行ってみるっていうのはどないでしょ?」
「いいんじゃないか。明日、朝食後に出かけるとしよう」
「はい!楽しみですね」
==
翌日
「おはようさん」
「おはよう」
「おはよう2人とも」
「しかし、休みの割にはいつもより早いなお前たち」
「夢姫に関しては随分とおしゃれしてんじゃねぇか」
「何処かにお出かけなのでしょう」
「修ちゃんとデート」
そう言ったあたしの言葉にお茶を噴出したほー君
「お前ら」
「デート言うても夢姫の息抜きやね。ちょっと商店街ぶらついてくるんや」
「そういう事か。デートじゃねぇじゃねぇか」
「修ちゃんと2人でなんて中々ないんだからデートはデートだもん。というかほー君がお父さんみたいな言い方してる」
「どういう」
なんて朝ごはんをお握り1コとお味噌汁だけにしていると
丁度よく来たサブちゃんとお兄ちゃん
「今日はええ天気になってよかったですわ」
「天気予報でも1日快晴、洗濯日和だって言ってたよ」
「何だ、夢姫と種ヶ島だけじゃないのか。出かけるのは」
「あぁ商店街の辺りまで、毛利と散歩に行く」
「新しくオープンしたオーガニックカフェがあって、そこまでのんびり出かけてきますわ」
「へぇ、いつの間にそんな店が出来てたんだし」
「行った事のある高校生がオススメだって教えてくれたんです」
「俺らが行くカフェと同じ感じやな」
「連れて行ってくれるカフェってそういう感じだって言ってたっけ?」
「言うたやろ。夢姫が忘れとるだけや」
うぅ…
「そうか。後でどんなカフェだったか教えろよ」
「商店街ですか。私も近いうちに行かなければ」
「ん?」
「何かあるの?」
「いえ、大した用ではないのですが、予約していた本がもう本屋に届いている筈なんです」
「なら、早めに取りに行った方が良いな」
「それなら」
そう言ったお兄ちゃんとサブちゃんはきっと同じことを言おうとしたのだろう
「あ、ツキさんからどうぞ」
「言おうとしていたことは同じだろうがな。その本、出かけついでに受け取って来よう」
「いいんですか?」
「気にせんといてください、商店街の辺りをブラブラするんも予定の内ですし」
「そういうことだ」
「それならボクもお願いしていいかな。商店街のパン屋で新作のクリームパンが今日から発売されるんだ。1つ買ってきてくれるかい?」
「構わない」
「なら悪いが俺も黒のインクペンを頼んでもいいか?デザインなんかは気にしねぇし」
「了解ですわ」
なんて了承しているお兄ちゃん達
「すみません。ではアナタたちの厚意に甘えさせてもらいましょう。本の予約表を取ってきますので少し待って居てください」
「あぁ」
「夢姫も食べたら出掛けよか」
「うん」
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