おでかけ in 遊園地
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「気を付けた方がいいっすよ」
そう言って来た越前君は
「不二先輩人が嫌がってるの見るの隙見たいっすから」
うわぁ…
「いいね。ますますテンションが上がるよ」
「あたしは上がらない…」
況してやそんなことを聞いた直後だ
「お揃いならいつも同じジャージを着ていると思うが」
「夢姫ちゃんは着ないじゃん」
「遊園地には遊園地のユニフォーム、という事だろう」
「分かるよ。衣装って大事だよね。俺も店の手伝いをする時は調理用の白衣に着替えるけど、それでオンとオフが切り替わる気がするから」
「調理用?」
「あぁ、タカさんの実家はお寿司屋さんなんだ」
「まだまだ未熟だけどね。高校に上がるのと同時に修行も始めてるんだ」
「そうだったんだ」
「でも正直呼んでくれたおかげで今は少しだけど息抜きが出来ている気がするよ」
「それなら良かった」
「これは遊園地の為の戦闘服」
「戦うのか」
「ある意味戦いかもね。絶叫アトラクションに乗るのも、いい場所でパレードを見るのも、この人混みで効率よく歩くのも」
「なるほど。心しておこう」
「どうした海堂。さっきから妙におとなしいな」
「いや、そんなつもりは」
「もしかして海堂、皆でお揃いに照れてる?」
「いや、別に」
「やはり部活のジャージとはワケが違うか」
「僕もくすぐったい気持ちはあるかな。着慣れないせいもあるかも」
「このパスケースなんかもちょっと可愛いしね」
「まぁいつも竹刀恰好ではあるかもしれないな」
「夢姫さんなんか斜めにかけてるのもいいっすよね」
「そう…かな」
「そうだね」
「じゃあ行こうか。今日は沢山写真を撮らなくちゃ」
へ?写真?
「不二はそう言えば先輩達に何かを頼まれていたよな」
「夢姫ちゃんがちゃんと息抜きできているか写真を撮って来て欲しいってお兄さんにお願いされててね」
「そういう事か」
歩きながら見ていると
「絶叫アトラクションと言えば、これっしょ。フリーフォール!」
「い、1番最初にこれは厳しくないか?」
「何番でも同じっす。どうせ乗るんで」
まぁ確かにそうだね
「だそうだが、越前と越知は大丈夫か?」
「俺は何だって平気っす」
「苦手…」
「ほう」
「見てるのも楽しいんだよ」
寧ろ今までは修ちゃんやお兄ちゃんがまずは苦手な物から行ってくれてるけど青学の皆は分からないしなぁ
「身長制限足りてる?」
「130センチ以上だそうだ。良かった」
「ちょっと。今本気で確認してなかったっすか?」
「越前~やめるなら今の内だぜ~?」
「そっちこそ」
「でもさ、思ってたよりなんか静かじゃない?」
「悲鳴が聞こえないっすね」
「落下音にかき消されてるんじゃないか?すごい音だし」
「確かにな。それだけのスピードだという事を物語っている」
「名前の通り落っこちるわけですしね。どーん!って」
「面白くねーな」
「まぁまぁほら、順番来たぞ」
なんて言って居る間に来てしまった順番
「本当にヤダ」
って言ったのに
「そんじゃ、今日1番目のアトラクションにれっつごー!」
乗り終わった直後
「大丈夫かい?」
「だいじょーぶ…だと思う」
「ふー!面白かった!お腹ん中フワッとした~!」
「げ、元気だな英二は」
「悲鳴が聞こえない理由が分かった」
「上げる間も無かったっすね」
「腹の中が浮くような瞬間をエアタイムと言うんだが…あの間は声が出にくくなるらしい」
そうなんだ
「あぁ、喉もヒュってなりますしね…。つーか、ずっとヒュってなってたっす」
「どうだ越前。日本のアトラクションもなかなかのもんだろうが」
「まぁまぁっすね」
「とか言ってヘロヘロになってんじゃねーか」
「ヘロヘロになってるのは夢姫ちゃんの方みたいだね」
「その様だ」
「なってないっす。それにアメリカにはもっとすごいのいっぱいあったし」
なんて言う越前君の言う事も事実だ
「ったくあぁ言えばこういう」
「ものによってはアメリカの方が凄かったかもね」
「え?」
「お前も行った事があったのか」
「お兄ちゃん達について行った遠征先でも連れて行かされたけどね。あたし的にはアメリカの方が酷かったかもしれない」
「へぇ」
「次行くぞ。こんなものは序の口だ」
これで序の口かぁ
「どっちもどっちだにゃ~」
「どちらも負けん気が強いからな」
「やれやれ。今日は大変な1日になりそうだ」
「まさか、最初にフリーフォールとはな」
「流石の手塚も肝を冷やしたんじゃない?」
「想像に任せる」
「手塚部長、なんか余裕っすね」
「まぁ手塚だからな」
「こう、手塚をぎゃーって言わせるようなアトラクションないかなー」
「元々は越前をぎゃーって言わせたいんじゃなかった?あとは夢姫ちゃんとの距離を縮めるのと」
「そうだな」
「それはそれ、これはこれ!」
あ、そうなんだ
「そう言えばタカさんと不二、越前は越知さんの事を名前で呼んでいるな」
「桃城と海堂もだな」
「あー…」
「崖の上に行った人間はそう呼んでるし、ある程度の人には言ってるけどお兄ちゃんも越知って呼ばれるからあたしの事は夢姫って呼んでって言ってたからじゃない?」
「そうなんだ」
「でも大石も崖の上に行ってたじゃない」
「あんまり話す機会もなかったしね。立海の人たちと話してたりコーチや他の大人の人たちと話している姿はよく見ていたけど」
それもそっか
「大丈夫だよ。名前で呼んで」
「良いのかい?」
「勿論。越知なんて合宿所で呼ぶとお兄ちゃんも反応しちゃうから」
「そうか」
「次は水上コースターみたいだよ。桃たちが列の様子を見て来るって」
「これは夢姫も平気そうだな」
「平気だね」
「おぉーいいね、水上コースター」
「やれやれ。立て続けに絶叫マシーンか」
「楽しめそうだな」
「手塚部長、もしかしてワクワクしてたりする?」
「想像に任せる」
「其ればかりだね。手塚君」
「そんなことはない」
バシャーンともの凄い水飛沫が上がって来ていて
「わっ水しぶき、結構凄いっすね」
「水濡れ注意とある。心しておこう」
「俺と大石は先頭、取った!」
「え、俺も?こりゃ大変」
「1番スリルがあるのは後ろの席って聞いた事があるよ」
「あぁ1番スピードが乗るって言うよね」
「そうなんだ」
「夢姫さんはいつも」
「真ん中」
「じゃあそこは手塚と越前に譲ろうかな。タカさんは無理しないで」
「そう言えばこういった乗り物は苦手だったか」
「はは…。さっきのフリーフォールで力を使い果たした気がする。
今回は俺は見てるよ。代わりに不二のカメラを借りてもいいかな」
「うん勿論。手塚たちのベストショットと夢姫ちゃんの写真を宜しく」
「あたしは取らなくてもいいのに」
「自分を撮ってもらうんじゃないんだ」
「では行こうか」
ガタガタと音をたてながら動いている水上コースター
「ねぇねぇ落ちる瞬間バンザイしない?」
「そんな余裕あるかな?そうやって乗る人は良く見るけど」
「楽しそうじゃないか。みんなでトライしてみようよ」
「分かった。もうすぐ頂上だな」
ものすごい勢いで落下した水上コースターで手を上げる間もなく水しぶきが飛んできていて
「冷てっ…」
「冷た…っ」
「後方でもかなりの水しぶきだな」
「戦闘は流石に激しいな。顔がびっしょりだ」
「スリルまんてーん!皆バンザイできた?」
「後でタカさんの写真で確かめてみようか。でも夢姫ちゃんは出来なかったけど」
「えー…」
「俺もバーに掴まっちゃったっす」
「俺もだ」
水上コースターを降りて河村君の所に行くと
「みんなびっしょりだ。寒くないかい?」
「そうでもないよ。髪のセットが乱れちゃったけど」
「そうは見えないけど…」
「濡れたついでだ。もう1度乗っておかないか」
「え、また?」
「続けて?」
なんて言ったあたしと越前君
「わかった。バンザイのリベンジだろ」
「どうだろうな」
「そんなに楽しそうな手塚を見たら乗らないわけにはいかないな」
「楽しそう…なのかな?」
「俺はまたベストショットを狙うよ。みんな行ってらっしゃい」
なんて言われたけど
「すまないな。では皆油断せずに行こう」
「あたし、パス」
「は聞かないよ」
「不二君の意地悪だ」
結局乗せられたあたしは2度目も手を上げられなかった
「結構濡れたね」
「あぁ。だがこのままでは夢姫が風邪をひく可能性もあるな」
「そんなに濡れてないよ?」
「いや。大分濡れているよ」
なんて言われながら次に行くところを決めていると
「何かが足りないと思わないか?」
「皆揃っているようだが」
「衣装を揃えただけで満足していていいんだろうか」
「乾先輩が何を言っているのかよく分からないっす」
「あたしも」
「あー」
と言った桃城君は
「俺分かった。ポップコーンとか遊園地グッズとかそういう奴っすね」
「あぁ帽子屋手袋なんかを身に付けたり縫いぐるみを持ったりする、あれかな」
「ご名答。折角来たからにはもっと遊園地の色に染まってもいいと思うんだがどうだろう。郷に入っては郷に従え、だ」
「つまり俺達は未だ遊園地を堪能しきれていないと」
「あぁ俺達はもっと上に行けるはずだ」
「みんなでお揃い着てるだけでも十分じゃないっすか」
「ショップに行ってみてみるかい?裕太へのお土産も見ておきたいな」
「いいっすね。帰り際は混んでてあんま時間かけらんねーだろうし」
「では早速行ってみようか」
ショップに入ると皆で色々と見ていて
「随分と大きい縫いぐるみを見ているね」
「でも今回はいいや」
次誰かと来た時に買おうかな
「いいのかい?」
「うん。小さいのにする」
「そっか」
なんて思っていると
「ほう、これはこれは」
「ふふ。随分と可愛い手袋じゃないか。夢姫ちゃんにも似合うかもしれないよ」
「はい?」
「そうだな」
嵌めてみると
「遊園地のグッズとしても優秀だが日常使いにも良さそうだな」
「日常で使う事ってある?」
「フフフ」
「でも白の子の手袋買ってこよ」
「ほう」
