国際スポーツ交流大会?
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そんな中ほー君がリョーマ君のお兄さんと話をしているのが見えて
「じゃあ、せーちゃん達もまた合宿所でね」
「夢姫」
「んー?」
「夕飯は楽しみにしているよ」
「楽しみにしないで」
皆と離れてほー君の隣に行くと
「よぉ、ちびっこ」
「夢姫か」
「うん。ほー君達の姿が見えたから」
「そうか」
「なんの話をしてたの?」
「見たいもんは見れたかと聞いたんだが丁度よくお前が来たという事だ」
そうだったんだ
「まぁな、強ぇ奴と試合できたし、色々楽しめたしイベントと大会、両方参加して正解だったな。そういや、最初に気にかけてた奴も結局心配いらなかったじゃねーか。全員ちゃんとボランティアに参加してたみたいだぜ?」
「ほー君が気にかけてた選手なんていたんだ?」
「フン…阿久津の事だろう?」
阿久津君?
「報告は受けている。会場の整備も人知れずやっていたし、空港のトラブルにも対処していたそうだ
「そっか」
「よかったじゃねーか」
「あぁ。お前の弁当も評判は良かったみたいだっしな」
「らしいね?」
「へぇちびっこは弁当を売ってたのか」
「お前は知らないのか」
「何をだよ?」
「今回夢姫が売ったのはただの弁当じゃねぇ。参加した各国の弁当は味も再現している。其れなりに選手たちにも協力は頼んでいたようだが」
「へぇ、俺も食って見てぇな」
「だが今日の弁当までだろう」
「ううん。今日は関西風のおかずにするよ?暫くは京野菜も届くだろうし」
「そうか」
「ただやっぱり海外の味付けは複雑だね。アメリカにしろフランス、イギリス、ドイツ料理。全部難しかったけどやっぱり来てもらう人には美味しく食べて欲しいって思ったんだよ」
「お前はそういう奴だな」
へへ
「だけど、暫くは海外の味付けはしたくないかな」
難しすぎて逆に楽しいはずなのに疲れちゃうなんて言うのはあたしには宜しくない事だ
「そうか」
==
翌朝
「夢姫さんもお疲れの様ですし今日はゆっくりと休まれて結構ですよ」
「はい…」
朝早くからコーチに呼ばれるとは思っても見なくて、ん六mを擦りながら歩いていると
「夢姫じゃん」
「随分と早いな」
なんて声もお構いなしにエレベーターに乗り込むと
「酷いなぁ」
「なにか」
「随分と眠そうだね」
「そりゃ、もう」
「だけど」
「今日は練習お休みだよ。あたしもお休み」
なんてエレベーターから降りると
「楽器の音が聞こえない合宿所はなんだか寂しく感じちゃうな」
「毎日お祭り騒ぎみたいだったっすよね。あっちからもこっちからも聞こえてて」
「お祭り騒ぎと言うよりは、放課後の学校にいるみたいだったな」
「幸村部長」
「夢姫ちゃんも一緒だったのかい?」
「エレベーターであったんだ」
嘘だ。眠いって言ったのに途中で降ろしたのはせーちゃんじゃん
「でも学校の放課後って言うのは」
「部活の時間に、よく吹奏楽部の練習が聞こえてくるだろう」
「そうなんだ」
「夢姫ちゃんは聞いたことがないの?」
「ないなぁ。ここでカナ君の吹くサックスの音が聞こえるくらい」
「へぇ」
「そうだな。夕べもサックスの音が響いていた」
そんな中テレビを見ていた遠山君がいきなり大きな声を出してきて
「うるさ」
テレビに映っている自分を見て興奮している遠山君を他所に
「テレビ局が取材に来るかもしれないとは事前に聞いていたが…まさかここまで大々的に放送されるとはな。当日のトラブルの事まで報じているようだ」
「沈んだ空気の空港を笑顔にしたラッキーマーチング…だってさ」
「ラッキーマーチング…いい響きだねぇ」
「千石は先頭のドラムメジャーだったからね。1番目立っていたんじゃないかな」
「あとはこの番組を見た女の子たちからIDを貰えれば超ラッキーなのになぁ」
なんてあたしの方を見ていて
「ふふ、貰えるといいね?だけど夢姫のIDは中々手厳しくて貰えないから覚悟した方が良いよ」
「へぇ」
「それにしても驚いたな。これが俺達の演奏なのか」
「すごいね。これがパレードの外側から見えていた景色なんだ」
「あたしは寝てくる…」
「芥川並みに寝そうだね夢姫は」
うーん…どうだろう
「夢姫?」
「随分と眠そうだな」
「眠い…」
「だろうな。修二も今日は暇だって言ってたけどな」
「部屋行って抱き枕に抱き着いて寝る」
「そうかよ。つー事で夢姫は部屋に戻すぞ」
「あ、はい」
竜君に連れられ部屋で寝たあたしが起きたのはその日のお昼過ぎだったのは言うまでもない
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