国際スポーツ交流大会?
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交流会当日
「皆、朝食は済ませたかな?そろそろ出発の時間だよ」
「ええ、問題ありません。出番は昼過ぎとの事なので」
「手塚君に頼まれて昼食用の軽食を用意してあるよ」
「それはいいね。出番の前後はバタバタするだろうからすぐに食べられるものがあるのは助かるよ」
「荷物は夕べ纏めておいたけど、忘れ物がないか最後にもう1度確認して出ようか」
「せやな。俺も昨日マーチングの時に被る帽子をカバンに入れ忘れるとこやったわ」
金色君はいつもと変わらない様子で
「緊張とかせぇへんタイプか」
「あら~!侑士君は緊張しとるん?流石のポーカーフェイス♡全然気づかへんかったわ」
「まぁでも皆こんなもんちゃうかな。1人を除いて」
なんて言ってる目線の先には跡部君がいて
「跡部君もありがとう。お弁当の味付けの時は助かったよ」
「構わねぇよ」
「どういう」
「国際スポーツ交流に何処が来るか分からないけど、海外生活もあった跡部君にもリョーマ君にもおかずの味を見て貰ってたんだよ」
「へぇそんな事までしていたのか」
「あぁ」
そろそろ送迎バスの出る時間となり
「じゃあ、あたしは見に行けないけど楽しんで頑張って来てね」
「あぁ、そうするよ。夢姫もお弁当作り頑張ってね」
「ありがとう。雅君も手伝ってくれるって言うし、あたしも頑張って来るね」
「あぁ。立海の奴等も使えるのなら遠慮なく使うといいよ」
「ありがとう。せーちゃん」
「あぁ。ちょうどいい時間になったね。それじゃあ行こうか」
「じゃ、行ってらっしゃい」
皆が出て暫くしてから空港へあたし達も行くとすでに人込みになっていて
「荷物貸しんしゃい」
ひょいっとお弁当の入っている荷物を持ってくれた雅君達立海の皆
「ありがとう」
「いいってことだ」
「そうですよ。女性にこんな重たいものを持たせるなんてこと」
「そうだな」
なんて言ってくれる立海の皆は優しい。赤也君もこういう先輩がいてくれるからこそ、優しいんだろう
お弁当売り場につくと直ぐに支度を始めて行って
「やっぱ昼間の空港は人が多いな」
「そうだね。まじまじと人の流れを見ることなんてないから新鮮かも」
「会場の準備は、利用客が比較的少ない時間に行っていましたからね。空港を行きかう人々をこうやってじっくり見るのは中々に新鮮です」
お弁当を並べ終わると
「イベント目的で着てる人とか、結構いそうだな。ほら、あそこの家族とかそうじゃん?」
「日本各地の物産展を目当てに来ている方や海外選手のトークショーが目的の方、本当にいろいろな方が集まっているようです。賑わっていて何よりですね」
「海外選手の便が遅れるかもしれないって聞いた時はヒヤヒヤしたが、全員時間通りに到着したみたいだな」
「無事についてくれて何よりだね」
お弁当とは別にクーラーボックスに置いてあるお弁当を見た雅君に
「気になる?」
「いや」
「これは立海の皆のお昼ご飯」
「マジか」
「本当。今日はこのお弁当に入れてある物が沢山入ってるから色とりどりだけど」
「よっしゃ!」
「それは楽しみじゃのう」
「其れなら良かった」
「そーそー。実は今朝、会場のチェックついでに到着ロビーの近くを通ったらさ、ちょうど海外選手が降りてきて、遠野先輩が手掛けた飾りつけを大絶賛してたぜ」
篤君も飾り付けに参加してたんだ
「真っ赤なバラの奴な。俺も最初に見た時はびっくりしたぜ」
「そんなに真っ赤なんだ」
「あぁ」
「イベントが盛況なのは結構じゃが妙に騒がしいのが気がかりじゃのう」
「さわがしい、ですか…。言われてみれば先ほどからしきりに空港のアナウンスが流れている気がしますね」
「ここからだとよく聞こえんぜよ。もう少しロビーに近づいてみんと…」
なんて話していると
「事情は良く知らねぇが、機材故障と到着地の悪天候だか何だかが重なって大幅遅延やら欠航やらの便があるらしいぜ」
「向こう何日か飛ばへん便もあるんやって。やっぱ飛行機は開かんなぁ、海外でもなんでも、船が1番やで。飛ばへん飛行機待っとる間に、船で行けるやん」
「ホント修ちゃんは飛行機嫌いだよね」
「そんなもの好き、なかなかいねーし」
修ちゃんは合宿所に来るときから大の飛行機嫌いだ。ん愛が原因かまではあたしも聞いたことはないけどね
「大変じゃのう。あちこちに人が溢れてるのも納得じゃき」
「すぐそこにいたスタッフに聞いてみたんだけど、先輩たちの言ってた通りみたいだ」
「空港内が軽いパニック状態でスタッフもてんやわんやって感じだな。そのせいで、肝心のイベントの方もちょっとまずいらしいぜ」
「そうなの?」
「あぁ、特にマーチングパレードがな」
そうなんだ
「マーチングのパレードって」
「マーチングパレードのルートは、空港のロビーからスカイデッキまでという事でしたが。これだけ空港内が混雑しているとなると、その移動が難しくなってしまうでしょうね」
「そうなんだよ。マーチングは中止にするしかないかもってさっきスタッフも言ってたな」
「皆あんなに毎日練習してたんだぜ?幸村君も赤也も夜遅くまで頑張ってたのにこんな形で中止になっちまうなんて」
「おいおい、中止になるって決まったわけじゃねーし」
「せやで。まだ諦めるんは早いと思うけどなぁ」
「せっかく俺らボランティアがいるんだし、いろいろ動いてみるのはどうよ」
「いいんじゃない?」
「じゃけ、夢姫1人にはさせられんぜよ」
「そうだけどよ」
「大丈夫、だと思うけど」
「いや夢姫の大丈夫は大丈夫やあらへんやろ」
「だな」
「でも俺らも動いてしまうが、ツッキーの所まで連れてくか、ここまでつれて来るか」
「お兄ちゃんは案内係のボランティアにサブちゃんと一緒に参加することになっちゃったから無理だと思うけど…」
「参ったなぁ」
「あ?何言ってやがる」
「亮君にジロ君たちも」
「俺達氷帝も何とかするし、合宿所にいる他の先輩達にも声かけてるって言ってたから大丈夫だと思うけどな」
「そうだったんだ」
「私も交渉にでますが」
「そうなの?」
「えぇ。なので立海生がここに1人残って下されば後は人手として駆り出しますよ」
「そんじゃ俺は君様といくぜ」
「では、俺と弦一郎は精市のいる方の客の対処をするとしよう」
「うむ」
