国際スポーツ交流大会?
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合宿所に届いたチラシを見ているときだった
「どうかしたのか?」
「そんな所に立ってると邪魔だろう」
「あ、ごめん」
避けようとしたときに見えてしまったのだろう
「へぇ、スポーツの国際交流大会か。海外の選手も招待してるなんて、すごいな」
「プロ選手だけではなく、ジュニア層の選手たちの交流試合も行われるようだな」
「うん、そうだね。プロを引退する選手とかも参加するみたいだけど」
「へぇ。じゃあそんな場所に僕たちも参加できるって話だったよね。楽しみだな」
「交流大会の数日前には、空港にて海外選手たちの歓迎イベントが予定されています」
「そちらの歓迎イベントへの参加は自由ですが、足を運んで様々な種目の選手たちと交友を深めるのもいいと思います。はい」
「空港で歓迎イベント!そっちも楽しそうだな」
「せっかくだから皆で参加したいね」
「ああ、そうだな。海外選手と交流できる貴重な機会だ」
そんな中戻ってきた越前君
「買い出しに行ってたのか?」
「はい。今ちょうど帰って来たとこっす。大会がどうの…って聞こえたんすけど、もしかして国際スポーツ交流大会のことっすか」
「その通りだが、大会の事を知っていたのか」
「そんなとこっすね。俺達、その大会の前にやる歓迎イベントに参加する予定なんで」
という事は空港のマーチングって事か
「夢姫ちゃんはマーチング好きじゃないもんねぇ」
「聞いてるのは嫌いじゃない。自分が学期を吹くなんて想像も出来ないし、楽器すら吹けないけどね」
「でも越前はイベントに参加するって決めてるんだ。気になる選手でもいるの?」
「いや、そうじゃなくてマーチングパレードに参加するんすよ」
其れに驚いているのは大石君だけではなさそうだ
「楽器の演奏経験がない初心者でも大歓迎のマーチングパレードか…其れは面白そうだね」
「昨日コーチに言ってたのはそれだね4人とも」
「「4人?」」
「そう。越前君を始め、遠山君に千石君、あとは赤也君だね」
「仙谷さんたちに直接誘われたんで、皆に話してなかったっすね。すいません」
「なぁ俺達も越前達みたいに歓迎イベントの企画に協力出来ないだろうか?ただ参加するよりもそっちの方が面白そうだしな」
「僕たちもマーチングに参加できないのかな。こんな機会はめったにないし、まだ募集してるならやってみたいね」
「今週末にマーチングの説明会があって俺も千石さんたちと一緒に行くんすけど、其処に行けば参加できるんじゃないっすか?」
「成程な。そういう事なら俺達も説明会へ行ってみよう」
なんて遠くから足音が聞こえて来るけど、お兄ちゃん達の様な足音ではない所を聞いていると中学生か高校生かのどちらかだろう
「面白そうな話をしてるじゃねーの。初心者でも参加できるマーチングだって?」
「跡部、お前も聞いていたのか」
「興味深いワードが聞こえて来たんでな。だいたいの話は聞かせてもらったぜ」
「キミもマーチングに参加したいなら説明会、一緒に行く」
「あぁ、そうしよう。お前も行くよな?忍足」
「なんや、俺もかいな」
「あたしは行けないけどね」
「そうなのか?」
「うん。シェフたちと一緒にお弁当を作るって話になっているの。いくつか種類もあるし、量もあるからマーチングに参加も出来ないし、下手をすると見に行けないけど」
「へぇ」
「弁当なぁ…」
「俺様たちには作らねーで他所には作るってか」
別に好きで作るわけではないこともシェフたちも知っているし、お兄ちゃん達も其れは知っている
「おい」
「せっかくだし、他にも行きたい人がいないか声かけてみますか」
「そうしよう、興味がありそうな奴に心当たりがあるから僕も声をかけてみるよ」
それなら
「カナ君に声をかけてみたら?」
「入江先輩?」
「なんで先輩なんだ」
「カナ君、趣味っていうかサックス吹くの上手なんだよ。マーチングならサックスもあるかもしれないし、そしたら心強いんじゃない?カナ君に声が書けにくいなら修ちゃんとか上にいる人たちからカナ君に話が行く様にしてもいいと思うけど」
「そういうことなら」
「おい、俺様の話は」
「好きであたしが作るわけじゃないという事はシェフたちもすでに知っている事だし」
「まぁ夢姫の場合、どっちかと言うとシェフにお願いされたんでしょう」
「あたり」
「ほう」
「今の氷帝で食べている人達なんて数知れているけれどね」
「どういう意味や」
「あー…確かに。崖の上の訓練しているときに作りに来てくれてたからっすね」
「おい」
「そう言うこと。つまり氷帝の人間でも食べている人達は居るって言うことにはなるかな」
「おいおい」
「夢姫。あまり選手を揶揄うのはよした方が良いでしょう」
「そうだね、育人君」
「「は?」」
「跡部や忍足を揶揄ってただけなのかい?」
「うん。国際スポーツ交流会までは時間もそんなにないけど、ちょっと皆には実食という形で試食をしてもらって高評価なものを作ろうと思ってるからさ。その国の特徴や似た食材でお弁当を作る予定だから」
「なるほど」
「いいじゃねぇの」
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