楽しい雪遊び
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そんな中中からまた出て来た修ちゃんは今度はカズ君たちも一緒で
「微笑ましいやん。俺らも童心に帰って雪合戦でもやろか」
「せっかくかいた雪を散らかすつもりですか」
なんて話が聞こえてきて
「元気余ってんなら雪かき終ってねぇとこ手伝ってきたらどうだ」
「みんな真面目クンや」
「修ちゃんにほー君たちも」
なんて思っているとあたしの背後から飛んで行って雪の塊り
「む」
「ん?誰や、雪玉ぶつけてきよったの」
「あたしじゃないよ?」
「お前なわけあるか」
「夢姫やとしたら驚きやろ」
「なんぢゃお、避けるか払うかくらいしてもいいんじゃねーの」
「貴様か…。何の真似だ」
「だってこの雪だぜ?雪合戦とかしたくなんねー?」
「しゃろ?俺もそう言うたんやけどなぁ」
「あたしもしたーい」
「やって」
「明日には溶けてるかもしれねーし、今のうちに楽しんでおかねーと」
くだらん。そう言って行ってしまったほー君と
「そんなに雪遊びがしたいなら3人でやったらどうだい?」
「鬼も奏多も一緒にやってくれてええんやで?」
「遠慮する」
「寒いしね」
「つれないなぁ」
なんて思っていると
「冷て!?」
っていう大きな声が聞こえてきて
修ちゃんと顔を見合わせていると
「さっき雪だるま作ったしなぁ、先に中に入ってんで」
「はーい」
声の方に行くと氷帝の人たちがいて
「案外どんくさいんですね。宍戸さん」
「見えてねーのに避けられるか!」
クスクスと笑っていると
「笑ってんじゃねぇぞ夢姫」
「だって滅多にこんな亮君が見られるわけじゃ無いもの」
「見られてたまるか!」
「何かあったんですか」
「なんでもねー。つーかお前らまた雪運んでんのか」
「はい。かまくら用、です」
「昼は雪かきしてたじゃねーか。次は鎌倉作りか?」
「いえ、俺達じゃなくて丸井さんたちが作ってるんです」
「それで雪が足りないようなので別の場所から運んでいます」
「へぇ、かまくらが出来るくらいには雪があったんだ」
「はい」
「それで、立海の奴等に使われてるんじゃないだろうな」
「面白そうだから手伝ってるだけだよ」
「本格的に作ってるんだ?」
「そうみたいです」
「確かに、これだけの雪ならかまくらくらい作れそうやな」
「昼休みあんま休んでねーだろ。無理すんな」
「遊びだから大丈夫ですよ。それより」
亮君の頭に乗っかってる雪を見て驚いている鳳君
「どんくさいからじゃないか」
「若、テメー」
「今の氷帝も仲が良いんだね」
「あ…」
「おい」
「やめとけ夢姫。お前が悪いわけじゃねーだろ」
「どうだろうね」
誰が悪くて、誰が悪くないかなんて、もうあたしにも分からなくなってきてる
「なら今の氷帝も見てみればいいじゃねーか」
「跡部っ」
「無理、かな」
「え?」
「そっか、亮君たちは知らないか。お兄ちゃん一応氷帝にはまだ在学してるから、行こうと思えば行けるけど」
「あ?」
「お兄ちゃん氷帝の大學部に通ってるよ。そっちにでなら通えるかもとも思ったけど」
「お前がまだ高校生だからな」
「そういう事か」
「見ようと思えばいつでも見られるってか」
「そうなるな」
「でも行くことはほとんどないと思うよ」
「そうかよ」
「じゃ、あたしは雅君たちの所にでも行こっかな」
「なぁ夢姫」
「んー?」
「お前いつの間に仁王の事名前で」
「内緒」
氷帝の皆から離れて立海の皆のいる方へ行くと
1度中に入っている人もいるのかまばらで
「あー、でもそろそろ夕食か」
なんて考えてたら
「かまくら出来たの?」
「まぁな、予定よりもちょっとコンパクトになっちまったかもしれねぇけど」
「その、雪を固めて行くうちに小さくなっちゃったんですよね」
「最初はでっかい雪山だったんだがのう」
あたしに冷たい手を当ててきた雅君は
「ちょっ冷たいっ」
「なにちゃっかり入ってるばー」
「あぁ、そんな気はしてましたけど1人入ったらいっぱいですね」
「んなことねぇだろぃ。仁王、ちょっとそっち詰めろって」
「おいおい。これは1人用ぜよ」
「いけるって」
雅君を詰めたかと思えばブンちゃんも入って行って
「ほら、2人入れたじゃん」
「無理して壊れても知らんき」
「んなヤワに作ってねぇだろぃ」
「ずるいさー」
なんていってるから
「何騒いでんだよ」
「お帰りなさい、篤君」
「え?先輩日帰りで青森に行って帰って」
「そうだよ?今年もすごかった?青森の雪」
「あぁ。近所の雪か気もして戻って来てやったぜ。どっかのチビが寂しがるからな」
「全然寂しくない」
「ほう」
「あ、そうだ」
「あ?なんだよ?」
「でっかいかまくら篤君作れるよね」
「は?」
「マジ?」
「本当」
「明日まで雪が残ってたらな」
ブンちゃんと雅君の入ってるかまくらはピキって言っていて結局すぐに崩れていて
「夢姫」
「お兄ちゃん」
「いい加減中に入って風呂に入って来い」
「えー」
「1日外にいたんだ、風邪をひくぞ」
「はーい」
お風呂に入ってからゆっくりしていると
「お兄ちゃん、明日また降るかな」
「この天気なら降るだろうな。お前の場合明日は種ヶ島にくっついてるんだろうが」
「修ちゃんとウィンタースポーツも楽しそうだよね」
「そうか」
なんて話をしていると前から雅君達が来ていて
「スノボーとかやってみたいです」
「スノーモービル…」
「おっともうこんな時間か。寝ないと明日の練習に響いちまう」
「明日も寒そうですね」
なんて言っているが
「これ以上降ったら練習はお休みだね」
「だな」
「マジか」
「一応選手の安全が優先だからね」
「丸井、降らんかったら今日の借りは明日のテニスで返すぜよ」
「お前かまくらに詰め込んだの、実は割と根に持ってる?」
「プリ」
「じゃ、お休みなさい」
「あぁ。また明日な」
その翌日再び雪が積もり練習がお休みになったのは言うまでもなく、ウィンタースポーツをすることになったのは言うまでもない
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