素敵な朝の過ごし方
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朝ごはんを食べた後、コートに入って行った皆は調子が良さそうだ
「調子がいいき、どんどん行くぜよ」
なんて言ってるまー君は本当に調子がいいんだろう
「お、なら次は俺の相手になってくれよ」
「でしたら、自分も…お願いします」
「ええぜよ。まとめて相手になるき、コートに入りんしゃい」
っていって本当に2人を相手にしているもんだから驚きだ
「全く」
飲み物を持ってコートへ行くとちょうど終わったらしく
「お待たせ」
「お、夢姫が作ったのかよ」
「そうだよ?」
なんて言っているとまー君も一気に飲み始めて
「あー、乾いた喉にドリンクが染み渡るぜ」
「わかるっす。なんか体が軽くていつも以上に走り回ってるからかも」
「朝活が広まってからはそういう人が増えたと思います」
「そう言えば気になったんっすけど」
「なんじゃ」
「仁王さんって何で熱心に朝活続けてるんすか?」
「そうっすね、確かに目覚めが悪いって言ってたのも改善されつつあるんすよね」
「朝弱そうだし、こんなに続いてるのが意外っつーか」
「そうじゃの。目覚めが良くなるように始めた朝活も、最初は気まぐれだった」
気まぐれなんだ
「効果があるならやってみるかくらいのな。だがいざ始めてみたら、資料を探してくれたり一緒にやると協力的だったり、サポートをしてくれたりと至れり尽くせりじゃ
そうじゃな、最終的にはそれぞれ自分のためとはいえ、俺が世話を焼かれたのも事実。たまには期待に応えるのも悪くないと思ったぜよ」
「仁王…お前そんな風に考えて」
「意外と義理堅い所もあるんすね」
「俺も海堂先輩と同じ意見っす」
「なんて言ったら、おまんらはどんな反応するかと思ったんじゃが、予想通りでつまらんのう」
「は!?もしかして、今までの反応は
「騙されたって事っすね」
リョーマ君も海堂君も同じ顔をしてる
「はーて、どうじゃろうな」
立ち上がったまー君はあたしにドリンクのボトルを渡してきて
「さて、もう十分休んだき、そろそろ練習再開しようかの」
「じゃあよ仁王」
「なんじゃ」
「夢姫の事はどう思ってんだよ?」
ピタリと止まったまー君は
「どうっていうのはどういう意味じゃ」
「そのまんまの意味だろ」
あたしもドリンクのボトルを持ったまま固まっていると
「俺は伝えてあるがのう。夢姫の事は好きじゃ」
「マジかよ」
「本気じゃけ。ただ本人が気付いておらんだけじゃき」
「「うわぁ…」」
「仁王、ドンマイ」
「どういう意味じゃ」
「ライバルは多いぜ」
「ほう。氷帝にも夢姫を好きな奴がおるんか」
「いるだろ。宍戸もその1人だしな。眼中にすら入れて貰えてねぇけど」
「それはそれで…」
「夢姫」
「ほー君」
「コーチ共からだ。大人組は午後からの練習は各自自主トレにする」
「わかった」
「それと明日はガキ共も練習は休みだそうだ。伝えておいてやれ」
「はぁい」
ほー君の事だ。きっとこれからお茶でも飲みに行くんだろう
練習を終わらせたのは夕方で、その間にお風呂の支度も済ませてある
「お疲れ様」
「あぁ」
「そういや夢姫の言ってた風呂の実践ってまだしてなかったよな」
「確かに」
「お風呂沸いてるんだよ?皆が気付いてないだけで」
「マジ?」
「本当」
「じゃ、俺風呂に入ってこよ」
「「俺達も」」
なんて走って浴槽の方へ向かって言っていて
「夢姫」
「まー君?」
「あの言葉は本気じゃき」
「え?」
「俺が好きなのはお前さんだけじゃ」
!?
自分の顔が熱くなるのが分かってしまい、どうしたらいいのか分からないでいると
「そう照れなさんな」
「恥ずかしい事をさらっと言えるまー君が羨ましい」
「本当の事じゃ。じゃあ俺も風呂に入ってくるけ」
「い、いってらっしゃい…」
==
翌朝
「おはようございます」
「おはようさん」
なんて声がレストランからしていて
「やけに人が少ない気がするが」
「ついこの前までは、朝活の影響でみんな早起きしてたっすけど、最近は減ってきた気がするっす」
「今日が休日なのも理由かもしれません」
「そう言われてみればそうだったのう」
「おはよう」
「おはようさん」
「練習もないのに早いね」
「目が覚めちまっただけゼヨ」
そっか
なんて思っているとリョーマ君もがっ君も半分寝ている状態で起きてきて
「2人とも半分目が閉じ摂るぜよ」
「休みなのにお前らが早いんだって」
「俺、朝飯食べたら部屋戻って二度寝したいっす」
「おぉ、いい案じゃの。俺も部屋に戻ったら二度寝するかの」
「朝活で規則正しい生活リズムが身についたんじゃないんすか」
「おっと、それはそれ、これはこれじゃ。自分の寝たいときに寝るのが寝入りが良くて目覚めもよくなると思わんか?」
「なんていうか」
「自由気ままだな、お前。夢姫はどうするんだよ」
「今日は1日、リラックスできる音源を聞きながら読書するって決めてる」
「それって眠くなりません?」
「全然」
「仁王さんらしいです」
「そんじゃ、おまんら。いい休日を」
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