素敵な朝の過ごし方
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翌朝早朝
「昨日よりは寝られたようだな」
「うん。遅くまで話してたからかな」
「そうかも知れないな」
時計を見るとまだ薄暗くて
「だがまだ眠そうだな」
「うん。眠い」
「もう少し寝ていても構わないが」
「うん。もうちょっと寝てる」
「そうか。いつもの時間になったら散歩に行くんだろう」
「行く」
「分かった」
二度寝をした後起きたのはそれでもいつもよりも1時間も早くて
ジャージに着替えて部屋から出ると
「今日も早いなぁ夢姫」
「おはよう修ちゃん」
「おはようさん」
「本当だし。だがいつもよりは顔色もいいんじゃねぇか」
「やな」
「じゃ、お兄ちゃんとお散歩に行って来るね」
「あぁ」
「気ぃつけて行きや」
「はーい」
下に降りるとお兄ちゃんもいて
「起きたか」
「うん。それでも早いくらいだよ」
「そうか」
何時ものルートとは違うルートを歩いているお兄ちゃん
「あれ?」
「気づいたようだな」
「いつもと違うなぁと思ったくらいで」
「そうか。1時間もあれば森林浴も出来るだろう」
そっか。山に行けば森林浴が出来るんだっけ
森林浴をしながら合宿所に戻ると1つだけ部屋の明かりがついていて
「随分と早いなぁ」
「そうだな。だがあの部屋は中高生達の部屋だろう」
あ、そうなんだ
なんて思っているとカーテンを開けていたのはまー君で
「もう少し散歩するんだろう」
「うん。してくる」
「中でだけにしておけ」
「分かった」
お兄ちゃんと離れて敷地内を歩いていると
「おはようさん」
「お、おはよう。早いんだね」
「いや、たまたま早く目が覚めただけぜよ」
「そうなんだ」
「そういう夢姫も随分と早いようじゃがのう」
「それでも二度寝してるんだよ」
「さよか」
「俺も二度寝しようかと思ったんだが、昨日の朝活の話を思い出してな。試しに日光を浴びてみようと思ってこうしてぼーっとしとったわけじゃ」
「そっか」
「この時間は起きてる奴も少ないき、静かなもんじゃ」
「そうだね。大人組でも寝ている人もいるくらいだしね」
「そうなんか」
「うん。でもここの空気は毎日変わるよ」
「朝独特の空気と言うんかのう。これも悪くないぜよ」
「それは良かった」
「そこに夢姫がいるからかもしれんがのう」
「!!」
なんて走ってくる人影が見えてきて慌ててまー君の後ろに隠れると
「仁王ではないか」
「おはようございます」
「あぁ、おはようさん。そっちは大人たちとランニングかの?」
「っす。先輩達に誘ってもらって」
なんて話をしていると
「この時間に君と会うのは珍しいな」
「だが夢姫」
「「は?」」
「夢姫、ばれておるぜよ」
まー君の後ろから顔を出すと
「お、おはようジュウ君、カズ君」
「おはよう」
「おはよう。昨日よりも顔色はいいよだな」
「うん。良く寝られたよ。話をしてたからかもしれないけど」
「そうか」
「今日は寝坊をしていないのだな」
「もとからそんなにしとらんぜよ」
「ですが先輩達は夢姫さんの体調をよく」
「知ってるだろうよ。ここに越知が連れて来た最初のこの時期は1人で抱え込んでいたからな」
「それは」
「言っていただろう。最初に此奴が懐いたのは種ヶ島だ。時期が落ち着けばすぐにいつもの夢姫に戻るだろうよ」
「そうですね。種ヶ島さんもそこまで心配している様子もないですし」
「いや、アイツはアイツで夢姫の事をちゃんと見てやがる」
「さすがだね。修ちゃんは」
きっとこの先も隠し事なんて出来ないんだろうなぁ
「まぁ、今日は朝活のお試し初日じゃ」
「朝活?もしかして、昨日話してたモーニングルーティンの事っすか」
「朝活については俺もテレビで見た事がある」
「そうなんだ」
「あぁ。何事も試してみるってのはいい事だと思うぜ」
「プリ」
「さて、もう十分走りましたしランニングはこれで終わりにしましょうか」
「おう、このまま軽く打ち合いと行こうや。お前たちも一緒にどうだ」
「ありがとうございます。ぜひご一緒させてください」
「そうじゃな。折角のお誘いじゃき、参加させてもらうぜよ」
「夢姫はどうする」
「どうしようかな。お兄ちゃん達もこの時期は自由にしてて言ってくれてるし」
「其れって一体」
「何もしなくていいって言われてる」
「お前が危なっかしいからだろう」
「そんな事ないもん」
「「子供」」
「じゃの」
「ストレッチくらいはしに行こうかな」
「そうか」
「1人で大丈夫か?中高生たちもこっちに来ちまうが」
「平気だよ。真っ暗にさえならなかったら」
「そうか」
==
数日後
「おはよう」
「あぁ」
「昨日は眠れたのか?」
「ちょっとだけ」
「そうか」
「昨日は駄目だったか」
「うん」
なんて話をしている最中に
「おはよう」
「おはよう。今日も早いね夢姫」
「だが、顔色が良くないな」
「昨日は何をしても眠れなくて、気づいたら朝だったの」
「そうだったのか」
「おはようさん」
なんて入って来たまー君はスッキリとした顔をしていて
「仁王、朝活始めたんだってね」
「弦一郎が良く一緒になると話していたぞ」
「そうじゃな、早起きして時間に余裕が出来るき、朝練前に体を軽く動かしておこうと思っての。最近は樺地と一緒に日光を浴びることから1日が始まるぜよ」
「ウス」
「それは何とも平和な朝じゃねーの」
なんて話している間に抜け出そうと思ったのに、がっしりとまー君に掴まってしまい
「しかし、朝活についてはこの前質問を受けてはいたがまさかここまで乗り気になるとは思わなかった。
どうする?お前が興味あるのなら。朝活に関連した資料で参考になるものがあるか調べてみよう」
「気持ちはありがたいがのう。今は乗り気だとしても、いつ飽きて止めるかも分からんぜよ」
「それはそれでかまわない。そういうデータが取れると思えば悪くないな」
「転んでもタダでは起きんというわけか」
「跡部達も試しているんだっけ」
「あぁ。やっていることはバラバラだがそれぞれ効果は実感しているようだぜ。各自に提出させている練習報告を見ても、以前よりも時間の効率化が可能になった事で練習内容に対する所感がより具体的になってる。だがお前もやっているんだろう?青メッシュ先輩と」
「先輩と?」
「お兄ちゃんと朝はお散歩するって決めてるから」
「へぇそうなんだ」
「今日もしてきたけどね。今日は森林浴付き」
「それはまた」
「いいね。俺も試してみようかな。仁王が早起きで着なかったら起こしに行こうか」
「始めたばかりの時は起こすよう、頼まれる事もありましたが、最近は仁王さんも慣れてきたようで自分が声をかける前に起きていることが多いかと」
そうなんだ
「では夢姫に頼みがあるのだが」
「あたしに?」
「あぁ。脳の活性化を促す食事などがないか調べて来るんだが、夢姫に作ってもらう事は可能だろうか」
「え?」
「そうだね。夢姫の食事の上手さは立海が保証する。それにそれで仁王がやる気なら尚更ね」
笑顔でそんな事を言うせーちゃんに適うはずもなく
「わかった」
「みんなすっかりお前に感化されてるようだぜ?」
「ピヨ」
その日の夜、中高生のいる場所に行くと
「悪いな」
「ううん。どうせ今日も寝られないから」
「だが話せば少しは気がまぎれるだろう」
「そうだね」
レン君に渡されたものを見ている時だった
「やぁ、話し中にすまない。少し話があるんだが、今時間を貰ってもいいかな」
「それって一体…」
「これは脳の活性化をよくするための資料をまとめてくれたんだよ」
「え?」
「仁王が向こうで朝活の特集を組まれている本を読んでいるが」
「そうなんっすね」
あたしが資料を見ていると
「夢姫。これらが入った食材で朝から」
「出来ない事はないよ」
「だけど先輩からは自由にしていいって言われているんだろう」
「そうだね。でもまぁ出来ない事はないし、大丈夫だよ」
「きっともう既に夢姫さんって頭ん中で構想を練ってるんじゃ」
「まさか」
「朝ごはんは和食かな」
「ほう」
「それで話しと言うのは」
「朝活についてだよ。皆でやるストレッチを考えたから仁王と夢姫もどうかと思ってね」
「確かに起床後直ぐに激しい運動は体に悪いしね」
「ストレッチなら寝ている間の体の凝りをほぐすのにいいらしいっす」
「筋肉を伸ばすことで交感神経の動きを活性化させるし、代謝が上がることで体が気持ちよく目覚めることが出来るだろう」
「なるほどね」
「ええのう。そういう事なら俺も参加させてもらうぜよ。それにしても随分と朝活の話が広まっとるのう」
「たしかに」
