夏の洞窟ミッション
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日が傾いてきたころ、カズ君が手塚君とせーちゃんを呼び出してきてあたしもとせーちゃんが一緒に連れ出してくれて
「いきなり呼び出して済まない」
「いえ、問題はありません」
「それで、要件と言うのは何ですか?」
「あぁ、見た所キミ達の班もヒントを持て余しているかと思うのだが」
「これ?」
「あぁ」
「そうですね。ヒントの意味を掴みかねています」
「俺の班も同じ状況です」
「そこでキミ達に1つ提案がある」
提案?
「あぁ、このままでは日が暮れてしまう。俺達もいるが外とは言えこの洞窟では夢姫が怖がる可能性も高いからな」
「ならばなぜ」
「コーチ達からの指示だからだろう。だから、協力をしないか?」
「協力?」
「そうだ。全員で力を合わせてミッションにあたりたい」
そっか、そうすれば少なからず早くミッションを終わらせることが出来るのかもしれない
「どうだ?」
「へぇ、考えたじゃねーか」
!?
いきなりいないはずのリョーガ君の声がするかと思えば
「よう、こっちだ」
「姿を見ないと思えば、そんなところに。全く、なにをやっているんですか」
「昼寝」
「もう夕方ですが」
「でもいいと思うぜ、その案。そもそも、他の班と競い合えってルールもねーしな」
確かに
「何か意図が隠されているんじゃないかと考えていたけれど」
「最初から全員の協力が前提のミッションだったのかもしれないな」
「あぁ。だからキミたちさえよければ、ヒントを教えてくれないか」
戻って事情を話した後カズ君と再び合流
「1班が『太陽』2班が『笛』そして3班が『夕方』か」
「単純に組み合わせるとしたら『太陽』と『夕方』で、『夕日』でしょうか」
「『笛』はどの単語にも合いそうにないですね」
「笛…夕日…」
「何か分かったのかい?」
「なんとなく。でも確信は得てはないけど」
「なんとなく。か」
「うん」
「ひとまず夕方になるのを待ってみよう」
大分日が傾いてきたころ
「夢姫、平気か」
「まだ平気」
「そうか」
「さっきまで海青かったのに色変わっとる」
「カズ君?どうかした?」
「あの壁、夕日に照らされて1か所光っている」
「何かあるのかもしれませんね」
「確かめて来るとしよう」
取りに行ったカズ君が持っていたのは笛で
「ヒントの笛ちゃうんか?」
「そのようだ。岩のくぼみに入り込んでいた」
「岩のくぼみか。この暗い洞窟で見つけられないわけだ」
「なぁなぁ兄ちゃんはよ吹いてぇな!ワイ、何が起こるんか見てみたいわ!」
ピィ!とカズ君の吹いた笛の音に反応したのは
「ピューイ!」
「なんや?この鳴き声」
「あっちからなんや来ましたわ」
「やっぱり」
ピュイと出て来たのはイルカで
「な?イルカ?」
「嘘やろ」
「どないなってんねん」
「あり?もぐってもうた。おーい、イルカー、出て来てぇな!ワイと遊ぼうやー!」
ピュイとイルカが持ってきてくれたのはボールで
「「テニスボール!!」」
カズ君の所に行ったかと思えば
「え?」
「ふふ」
「このボールをくれるの?」
「ピュイっ」
「ありがとう。届けてくれて」
「どうやら、これでミッションは達成したようですね」
「あぁ、そのようだ。だが合宿所に戻るまでがトレーニングだ。最後まで気を抜かずに取り組もう」
イルカと一緒に遊んでいると
「ほう、どこにボールを投げても見事に取って来るな」
「でも夢姫も良く知ってたね」
「修ちゃんと一緒に船で出かけた事が有るんだよね」
「「船…」」
「で、その時に修ちゃんに教えて貰ったの。イルカが半球睡眠で、夜行性なんだって」
「ほう」
「てきたころ、カズ君が手塚君とせーちゃんを呼び出してきてあたしもとせーちゃんが一緒に連れ出してくれて
「いきなり呼び出して済まない」
「いえ、問題はありません」
「それで、要件と言うのは何ですか?」
「あぁ、見た所キミ達の班もヒントを持て余しているかと思うのだが」
「これ?」
「あぁ」
「そうですね。ヒントの意味を掴みかねています」
「俺の班も同じ状況です」
「そこでキミ達に1つ提案がある」
提案?
「あぁ、このままでは日が暮れてしまう。俺達もいるが外とは言えこの洞窟では夢姫が怖がる可能性も高いからな」
「ならばなぜ」
「コーチ達からの指示だからだろう。だから、協力をしないか?」
「協力?」
「そうだ。全員で力を合わせてミッションにあたりたい」
そっか、そうすれば少なからず早くミッションを終わらせることが出来るのかもしれない
「どうだ?」
「へぇ、考えたじゃねーか」
!?
いきなりいないはずのリョーガ君の声がするかと思えば
「よう、こっちだ」
「姿を見ないと思えば、そんなところに。全く、なにをやっているんですか」
「昼寝」
「もう夕方ですが」
「でもいいと思うぜ、その案。そもそも、他の班と競い合えってルールもねーしな」
確かに
「何か意図が隠されているんじゃないかと考えていたけれど」
「最初から全員の協力が前提のミッションだったのかもしれないな」
「あぁ。だからキミたちさえよければ、ヒントを教えてくれないか」
戻って事情を話した後カズ君と再び合流
「1班が『太陽』2班が『笛』そして3班が『夕方』か」
「単純に組み合わせるとしたら『太陽』と『夕方』で、『夕日』でしょうか」
「『笛』はどの単語にも合いそうにないですね」
「笛…夕日…」
「何か分かったのかい?」
「なんとなく。でも確信は得てはないけど」
「なんとなく。か」
「うん」
「ひとまず夕方になるのを待ってみよう」
大分日が傾いてきたころ
「夢姫、平気か」
「まだ平気」
「そうか」
「さっきまで海青かったのに色変わっとる」
「カズ君?どうかした?」
「あの壁、夕日に照らされて1か所光っている」
「何かあるのかもしれませんね」
「確かめて来るとしよう」
取りに行ったカズ君が持っていたのは笛で
「ヒントの笛ちゃうんか?」
「そのようだ。岩のくぼみに入り込んでいた」
「岩のくぼみか。この暗い洞窟で見つけられないわけだ」
「なぁなぁ兄ちゃんはよ吹いてぇな!ワイ、何が起こるんか見てみたいわ!」
ピィ!とカズ君の吹いた笛の音に反応したのは
「ピューイ!」
「なんや?この鳴き声」
「あっちからなんや来ましたわ」
「やっぱり」
ピュイと出て来たのはイルカで
「な?イルカ?」
「嘘やろ」
「どないなってんねん」
「あり?もぐってもうた。おーい、イルカー、出て来てぇな!ワイと遊ぼうやー!」
ピュイとイルカが持ってきてくれたのはボールで
「「テニスボール!!」」
カズ君の所に行ったかと思えば
「え?」
「ふふ」
「このボールをくれるの?」
「ピュイっ」
「ありがとう。届けてくれて」
「どうやら、これでミッションは達成したようですね」
「あぁ、そのようだ。だが合宿所に戻るまでがトレーニングだ。最後まで気を抜かずに取り組もう」
イルカと一緒に遊んでいると
「ほう、どこにボールを投げても見事に取って来るな」
「でも夢姫も良く知ってたね」
「修ちゃんと一緒に船で出かけた事が有るんだよね」
「「船…」」
「で、その時に修ちゃんに教えて貰ったの。イルカが半球睡眠で、夜行性なんだって」
「ほう」
「でも笛で来るって事は飼育されてるイルカかもね」
「そうなのか」
「うん」
謙也君が投げたボールも取ってはあたしに戻してきて
「ありがとう」
「ピュイ」
「フフ。すっかり人気者だね夢姫ちゃんも」
「最初、この洞窟に来た時は何が起こるのかと思ったけど、まさかイルカが協力者とはね。本当に、一筋縄ではいかない合宿だ」
「そうだな」
「それに、トレーニングとは言えこんな綺麗な場所で過ごすことが出来た。いいリフレッシュになったよ」
「そろそろ帰るが、帰り支度は済ませているか?」
「はい。いつでも出発できます」
「そろそろ帰りますか」
「夜になる前に合宿所に戻りたい。班のメンバーにも伝えておいてくれ」
ここにいるイルカも寂しそうだ
「また会いにくるね」
「ピューイ!」
「不思議だね。言葉が通じているみたいだ」
「思いは通じているのだろう」
元気に帰って行ったイルカを見送ると
「元気に帰って行くね」
「揺れる尾びれが、手を振っているみたいだ」
「あぁ」
合宿所に戻ってくると
「どないやった?」
「楽しかったよ。イルカと遊んできた」
「「イルカ?」」
お兄ちゃん達が顔を見合わせて疑問に思っていると
「なるほど」
「そういうことですか」
あたしの手に持っていたのは水族館やイルカのトレーナーが使っている笛だとすぐに気が付いてくれて
「飼育されていたイルカなのでしょう。良かったですね夢姫」
「うん」
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