短冊に誓おうぜ
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7月に入り暑い日が続く中なぜか中高生達が盛り上がっていて
「興味があるのか?」
「そんなんじゃないけど…」
「気になるなら話に加わればいいだろし」
はい!?なんて思いながらも外のコートに行くと
まだ山の中という事もあって若干。本当に若干だけど涼しくて
「そう言わずに頑張って、リーダー。アタシと丸井君も副リーダーとして、全力でサポートするわ」
「そんな小春を、俺がサポートするで」
「こっちもしっかりやるぜ。……ジャッカルが」
「おい、俺かよ」
「俺も勿論手伝います」
「ありがとよ」
なんて話が聞こえてきて
「おはよう。朝から何を」
「昨日コーチ達から七夕の企画を任されたんだけどよ」
あー…もうそんな時期なんだね
「おいおい」
「夢姫忘れてただろ。七夕」
「すっかり、綺麗に」
ここにいると練習だ、遠征だ。試合だ。となかなか七夕に此処に居ることが少なく
「七夕かぁ」
「あぁ。だけどまずはどんなイベントにしてくか。考えねーとな」
「『自分たちのベストを尽くせ』ってのがコーチ達からの指示だったよな」
「そうなんだ」
「トレーニングの一環って言うとったし、目的はチームワークの強化って所かしら」
あれ?でも
「ここに揃ってるメンバーってダブルスのメンバーなんだね」
「「え?」」
「言われてみれば」
「あー…でも面倒見が良いって言うメンバーでもあるのかな」
「は?」
「そう?」
「あたしにはそう見えてたけど」
違うのかな?
「でもよ、立海で面倒見がいいのは俺等よりも柳とかじゃね?」
「確かに。どこの学校の奴等にでも平等だよな。アイツ」
「確かに」
なんて話をしていると
「夢姫ー」
「はーい」
「お前も大変だよな」
「え?」
「昨日先輩達に掴まって今日は今俺達と話してるのにこの後先輩達の所に行くんだろぃ?」
「まぁね。でも呼んでるの修ちゃんだし用事が終わればすぐに開放されるよ」
「へぇ」
「でも、皆は七夕の企画なんでしょ?」
「あぁ」
「なら、短冊を書いて貰ったら?」
「それもいいかもな」
「確かに。コーチ達からいっぱい短冊渡されてるしな」
「けどよ、短冊を書いてもらってその後どうするんだ?」
なんて悩みだした皆
「そう簡単に案は浮かばねーか。長太郎、何かあるか?」
「すみません、浮かびません…。でも宍戸さんなら、みんながびっくりするようなすごいイベントに出来ると思います」
「長太郎…」
「あら、ステキな信頼関係」
「目標としてはいいんじゃねぇか?『みんながびっくりするようなすげーイベント』ってことで」
「そうね、まずは出来ることから始めましょ」
「頼りにしてるぜ、ジャッカル」
「何でも力になるぜ」
「宍戸さん…すみません。俺、無責任に大それたことを言ってしまって」
「いや、ありがとよ、長太郎。お前のお陰で、方向性が見えたぜ」
「じゃ、あたしは修ちゃんの所にでも避難しよ」
修ちゃん達の所に行くと
「アイツら何話してたんや」
「コーチ達から七夕のイベントの企画を任されたらしいよ」
「へぇ」
「もうそないな季節かいな」
「そうみたい。あたしも何か言われそうだったから避難してきた」
「でもきっと何か言われるんとちゃう?」
「多分ね」
暑いという事もあり早めに練習を切り上げて中に戻ると
「ちゃんと書くように頼んできたで。せやけど」
「だけどなんだよ?」
「夢姫ちゃんとん何人か先輩たちはおらんかったで」
「マジかよ」
なんて声が聞こえたもんだから
「あたしがなぁに?」
「お、いい所に帰って来たな。夢姫」
「やっぱ帰って来て早々に避難するべきだった」
「そういうなよ。幼なじみの仲だろ」
「そんな仲じゃない」
「これを書いてくれよ」
そう渡されたのは短冊で
「あたしも書かなくちゃいけないの?」
「ったりめーだろ」
うっわぁめんどうだなぁ
「ちゃんと書いとけよ」
「仕方がないなぁ。それじゃあね」
部屋に戻ると短冊を直ぐに書いておいて、翌朝箱に入れてから支度に戻ると
箱のあった場所にはブンちゃんたちが揃っていて
「おはよう」
「あぁ」
「随分寂しいなぁ」
なんて言われているけど確かに短冊はあたしのを含めて4枚。
3枚目を読み終わったころ
「お前、泳げねのかよぃ」
「うん」
「どういう事だよ?ブン太」
「コイツの願い事。修ちゃんとプールに行きたいだってさ」
「泳げるようになってからだな」
「だな」
「意地悪」
「でも、夢姫の願い事なら叶えられなくもないんじゃね?先輩が来るかどうかは別としても」
「だな」
「どういうこと?」
「出来る限り答えられるものは答えようって思っててな」
そうなんだ
「1日目とはいえ、流石に少ねぇな」
「そうねぇ、このままのペースやと当日までに全部集まれへんかも知らんわ」
「そうなると、ベストを尽くしたとは言えねーよな」
なんて話をしていると
「そういう亮君達は書かないの?」
って聞いたら
「もしかしてこれがコーチの狙い?」
「どういうことだ」
「問題が発生した時、あたし達がどないな行動をとるか。それを見てるんとちゃう?
例えば、リーダーがどないして皆をまとめて行くんか…とか」
「なるほどな」
朝食も食べて企画組が何か動いているようだけど
気にせず外に出ると
「ブンちゃんはさっきぶりだね。皆おはよう」
「あぁ」
「そう言えば七夕のイベントの準備はどうだい?」
「其れなりに進んでるぜい。短冊があんまり集まってねぇのが悩みどころだけどな」
「おや、それは大変ですね」
「夢姫も出してはあるんだろう?」
「あるよ?」
「無論、コーチが決めたトレーニングである以上全力で取り組まねば」
多分これはトレーニングじゃない気がするんだよなぁ
「真田の短冊はすごく達筆だったよ。名前を見なくても誰が書いたか分かるんじゃないかな」
「俺も出したぜよ」
「何かいたずらとかしてないよな」
「はーて、どうじゃろうな」
「安心してください、仁王君の短冊は、私がしっかり確認しておきましたから」
それなら安心だぜ」
「プリッ」
「だが、集めた短冊はどうする予定だ」
「当日、東屋の知覚に笹を飾ってそこにみんなで吊るしていく予定だ」
「他の奴等のも見られるのか」
「全員分飾る予定だからな。楽しみにしててくれ」
「ブンちゃん、お願いだからあたしのは上の方にしてね?」
「いやだね」
「意地悪」
練習後、亮君がジュウ君とカズ君と一緒に高校生の方のフロアに来ていて
「あれ?」
「お前は書いたのか」
「勿論。初日にちゃんと出したよ?」
「そうか」
「そう言えば向こうにほー君たちもいた気がするけど」
「そうか」
緑ん達と一緒に行くと修ちゃんもそこにはいて
「ガキを連れて何の用だ」
「七夕のイベントについてなんですが」
「高校生の短冊が集まってないんだって」
「ほう」
「あーそんなんあったな。すまんすまん、すぐにやっとくわ」
「僕はもう出しておいたから問題ないかな」
「あたしも出してあるし」
「先輩にもお願いしていいですか?」
「断る。俺抜きで、好きにやれ」
「これもトレーニングのうちだってコーチも行ってたし、協力してあげなよ」
「知らんな」
「ウチの大将動かすのは、中々難しいで」
「諦めません」
そう言った亮君は本当に諦める気はなさそうだ
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