試合前日
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海外遠征に行ったお兄ちゃんが戻ってきた前日。
「1日やろう」と言ったほー君達と一緒に夕飯を食べているときだった
「悪くない夕飯だった」
「ですなぁ」
「其れは良かった。海外の在籍が長かったからどうかと思ったけど」
「こっちに帰ってくりゃお前が作るのが分かって居たからな」
「そっか」
「お茶をもう1杯」
「珍しいね?デューク君がお茶を飲むなんて」
「いいえ。お頭のですぞ」
あー…なるほど
「お茶入れて来るね」
「あぁ」
お茶を入れて戻ってきたあたしに
「お頭はお茶がお好きですね」
「あぁ。緑茶はいい」
「海外でも流行っているそうです」
「へぇ」
「だが、俺の求めるものとは異なる場合が多いがな。全く、緑茶とかいていながら妙に甘い飲み物が出てくる事がある」
「日本の緑茶は渋いですからなぁ」
「それがいいんだ」
なんて話をしていると
「なぁ、ここ空いているか?」
「「ん?」」
「えぇどうぞ」
知らない男の人を見て固まっていると
「随分と固まるじゃねーか」
「やめておけ。ソイツが知らねぇ奴に触れられるのを極端に嫌がるからな」
「へぇ」
あたし達の食べ終わった食器を見ると
「なんだ、もう食い終わった所か」
「貴様は食わんのか」
「さっきオレンジ食ったからな。一息つきたいだけだ」
「ちゃんと食事だけはした方がいいですよ」
「飯を食わずに戦は出来んぞ」
戦って…
「ですが会った初日の人間にそういうなんて珍しい事もあるもんですなぁ」
「まぁそれもあるな」
「よければ何か取って来ましょうか。おにぎりをもう1つ取って来ようかと思っていた所ですので」
「お前はまだ食うのか」
「おにぎり好きだね?デューク君」
「おにぎりに目が無いもので」
クスクスと笑っていると
「いいよ。握ってくる」
「おいおい」
「おにぎりの具は何がいい?」
「本当に作んのかよ」
「あぁ」
ではと言ったデューク君に言われた具の入ったお握りともう1つ塩むすびを作って持って行くと
「あれ?修ちゃんまで来てる」
「アンタたちが帰ってきたせいかわからんけど、今日はやけに混んどってな」
「夢姫はもう食ったんか」
「食べたよ?ほー君たちと一緒に」
「さよか。んで?ツッキーには例の奴相談するんか」
「しようと思ってる」
「ん?」
「例の奴?」
「隠すことでもないしね。あたしね調理師の資格も取りたいなって思ってて」
「それはまた」
「管理栄養士を取ってこれからスポーツ選手たちに必要な資格も取るってのにまだ足りないのか」
「調理師の資格を取っておけば何処に行っても使えるしね」
「そうですか」
「好きにしたらいいじゃねーか。アイツもお前が取りて―もん反対はしねーだろうよ」
「だといいな」
「せや、言うてたかな。海外遠征お疲れ☆」
「おいおい。それ、本来ならお前も言われる側なんだろ」
「種ヶ島。貴様、いい加減に飛行機くらい克服しろ」
「いやいや。無理強いは良くないで」
「飛行機に乗れないってのは色々と不便そうだけどな」
「船があれば問題ないやん。海はどこにでも繋がっとる」
「船は怖くないんですかな」
「空は飛べへんけど、海なら泳げるんとちゃう?」
「あたしは修ちゃんと船旅がしたい」
「泳げねー奴が言う台詞じゃねーな」
「そりゃ間違いねーかもな。さてと、それじゃ俺はそろそろ行くぜ」
「じっとしてられねぇ奴だな」
「散歩ですかな」
「いーや。便所だ」
「勝手に行け」
例の彼が去っていった場所はトイレとは真逆の方向で
「あっち、トイレの方向とちゃうで」
「どこへ行くおつもりなんでしょうなぁ」
「さぁ」
「読めねぇヤツだ。デューク俺達も行くぞ」
おぉ、こんな時間ですか。あれをやるんですかな?」
「あぁ」
「なんや?あれって?」
確かに気になるけどと思ったんだけど、修ちゃんもいる事なのであたしはこのまま残ることに
「修ちゃんはあの変な人の名前聞いた?」
「いや。まだ聞いてへん」
修ちゃんもまだ聞いてないんだ
なんて思いながらも話をしていると
「空いているか」
「空いてるよ?」
「そうか」
「ほんま忙しないわ」
「確かに」
「夢姫コーチから聞いたぞ」
コーチから?
「崖の上に行っていたそうだな。日帰りだったそうだが」
「うん。まぁコーチと監督の指示じゃあたしも断れないからね」
「だろうな」
「それでね?お兄ちゃん」
「なんだ」
「あたし、調理師の資格も取りたいって思ってて…どう思う?」
「お前が取りたいと思うなら取ればいい」
「ありがと」
ほー君も修ちゃんも同じことを言ってくれてたけどお兄ちゃんも反対はしないんだね。やっぱり
「お前が必要だと思ってとる資格は取っておくべきだろう」
「頑張るね」
勉強はあまり好きじゃないけど
「無茶はするなよ」
「そうする」
「ほな俺も行くで。夢姫も一緒に来るか」
「行く」
なんて話をして歩いているとリラックスルームで何かをしているほー君の姿があって
「習字?」
「写経ですな」
「なんや、写経か…」
「でもなんで写経なの?」
ほー君が書いているものを見ると
「ほー君字綺麗だよね」
「写経をナメるな。そしてお前文字は綺麗だろうが」
「あたしの字なんて汚いよ」
「いや、ナメてへんけどな」
「私もお頭を見て写経に興味を持ったんですがね。姿勢を正すことで心と体をリラックスさせ、集中力の強化にもいいそうですよ」
「へぇ」
「そりゃ、テニスにも活かせそうやな」
「気持ちを落ち着かせるにはいいかも知れねぇな」
「気ぃ落ち着ける、なぁ」
うーんといった修ちゃんは
「
「しゅうちゃんの隣が1番いい」
「くだらん。それとこれとは話が別だ。そして夢姫に関してはずっと同じだろうが」
「へへ」
「さよか」
「明日のシャッフルマッチ2軍はともかく、中学生との対戦ですか」
「少しは楽しめそう?」
「小童共に下手な期待はするな」
「せやけど、ちょっとくらいは期待してもええかも知れんよ」」
「ほう?」
「なんてな。言うてみただけや。ここに居た奴等とは別に崖の上に行った奴等は夢姫の手料理食って帰って来てんで」
「行かされたのか」
「うん。今年は選ばれた高校生も沢山いたし、崖の上で作るのも楽しかったよ」
「お前はそういう奴だな」
「ほんなら俺も夢姫連れて部屋に戻るわ。2人もはよ休んだ方がええよ」
「えぇ、お休みなさい」
「お休みなさい」
「お休み☆」
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