One Winter day
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
とある日の夜。皆の練習も終わって自主練も終わらせている選手たちがちらほら。
今でも謎なのが、テニス部に関わっていないあたしがなんでこんな所に呼び出されているのかがいまだによく分かって居ない。そんな中で立海の皆ともいる機会は多いけど今日はお姉ちゃんから送られてきた雑誌を見ていることにしようと部屋に行くときだった
「あれ?夢姫ちゃんじゃない?」
「千石君だっけ?どうかしたの?」
彼の隣にはもう1人。阿久津君と呼ばれていた人材だ
「いや、これからバイクと任侠映画を見るんだけど」
「へぇ」
「そう言えば何を見てるんだい?」
「お姉ちゃんから送られてきた雑誌」
「お姉さんいるんだ?」
「いるよ。大分年が離れてるけど」
「へぇ。良かったら一緒に見ない?」
一緒に見ない?それはバイクと任侠映画を一緒に見ろと
「遠慮しないしない」
聞いておきながら結局強制的に魅せられたあたしはそのままその映画を見せられている物の
「すごいバイクアクションだな!」
なんて興奮しているけど、あたしには何とも思わないのはきっとお姉ちゃんのおかげだろう
「まったく興味なさそうだね」
結局最後まで見ていたけど
「いやー面白かったね」
「そう?」
「全く興味示してなかったもんな」
なんて言われている中
「だってコイツの姉ちゃんのバイクの運転技術スゲーもん」
「へぇ。お姉さんバイク乗るんだ?」
「乗ってる。立海に行っている間の送迎はお姉ちゃんのバイクの後ろ」
「凄いなぁ」
なんて話をしていると、お姉ちゃんから電話が来て
「もしもし」
「元気か夢姫」
「元気じゃ無かったら速攻で迎えに来るくせに」
「当たりだ。どこぞの野郎どもの中にたった1人の妹を入れてるんだ。迎えに行くに決まってるだろ」
やっぱり
「そうだ。夢姫に送った雑誌に面白いカフェの情報が乗ってるだろ」
「そう言えばあったね」
「休みが出来たんだ。迎えに行くから一緒に行くか」
「いいの!?」
「あぁ。風邪ひかないようにしておけよ」
「あー…でも上着家に置きっぱなしだ」
「持って行ってやるさ。それ位」
「ありがとう。お姉ちゃん大好き」
「私もだ」
電話を切ると
「お姉さんに熱烈な告白をする妹ってのもなかなかだな」
「だね。でもさ」
「はい?」
「夢姫ちゃんは立海や他の学校とかに気になる人っていないの?」
ピシリと固まったのは立海の人たちで
「いないかなぁ」
「え?」
「すぐに分かるよ」
「すぐに?」
「そう、すぐに」
「でもさ、あの映画。特に最後のアクションが良かったよな」
「ああ。話題になるだけあって1番かっこ良いシーンだった」
「お姉ちゃんのほうがかっこいいけどなぁ」
「はぁ!?」
テレビに変えた瞬間映っていたのはお姉ちゃんで
「お前のねーちゃん映ってんじゃん」
「え?」
「この人がそうなのか?」
「そうだよ?立海の皆が知ってるから別に言ってもいいか」
「何を」
「お姉ちゃんの役職は警部補。そして神奈川県警交通部第三交通機動隊小隊長なんだよ」
「はぁ!?」
「しかももっと驚きなの。コイツと大分年が離れてんの」
「まぁそうだろうな」
「でも大体が一回りくらいじゃないの?」
「あたしとお姉ちゃんは16離れてるからね」
それに固まったのは山吹の皆で
「ありゃ」
「そりゃ驚くよなぁ。それだけ年が離れてりゃ」
「だろうね。さてと、明日は早いし早く寝よ」
「え?だってさっきの会話って大分あとなんじゃ」
「明日だよ。だからお姉ちゃんのバイクに乗ってカフェ巡りとお姉ちゃんのバイクに乗ってツーリング」
「マジか」
なんて言われたあたし
「昔お兄ちゃんが良く言ってたんだよね」
「お兄ちゃん?」
「そう。もう亡くなってるからいないけど、よく言ってたよ。『バイクにまたがったら俺のドラテクでも追いつけねぇ。世界一速ぇ女だ。バイクにまたがった千速は無敵だ』ってね。あたしもお姉ちゃんがバイクに乗って仕事してる時は無敵だって思ってる。ついでに言えばお兄ちゃんだって同じだけど」
「え?」
「東京にいた頃はよくお兄ちゃんの運転でドライブに連れて行ってもらってたよ」
「マジかよ」
「本当」
==
翌日早朝
「おはよう」
「あぁ」
レストランにいる選手たちが話題にしてるのはライダーズカフェの事で
「あ、お姉ちゃんと一緒に行くところだ」
「そうなのかい?」
「うん」
「僕も免許があったら祐大とツーリングできたりするのに」
「免許1人でも出来るけどね」
「どういう」
「あたしはお姉ちゃんの後ろにまたがってるだけだけど」
「ほう」
「やぁ3人とも」
「今から食事か?」
「あぁ。自主練をしていたら少し遅くなってしまった」
「俺達も軽く走って来たところなんだ。同席してもいいかな」
「あたしはパス」
「む?」
「お姉ちゃんと一緒にカフェに行くから要らないんだよね」
「だが」
「うーん…」
「なんだ不二?人の顔を不躾に見るなど」
「いや、真田はバイクが似合いそうだね」
「なんの話だ」
バイクの話と免許の話になっていて
「なるほどね。バイクの免許か。夢姫なら簡単に取らせてくれそうな人がいるけど」
「残念。あたしにはバイクの運転は向いてないよ」
車の運転だって向いてなさそうだと思ってるけど
「うん。2人とも貫禄があるから乗っていても違和感がないかなって」
「確かに見た目だけなら問題なさそうだ。見た目の貫禄といえば…」
「貫禄ねぇ…」
なんて話をしているときに皆よりも年上でここにいた人たちも話を聞いていたようで
「仕事してる時のお姉ちゃんは貫禄もあるしかっこいいけどね」
「だから」
「あ、そっか」
「成程ね。知らない人たちもいるという訳か」
「何をや」
「夢姫のお姉さんの職業ですよ」
「ほう」
「親はいないのか」
「姉が保護者代わりなので」
「シスコンにも見えなくはないけど」
「そこまでじゃない」
「一体」
「今日分かるんじゃない?」
「何?」
ピピピと入った連絡に「着いた」と書いてあって
「じゃ、行って来る」
「気を付けるんだよ」
「お姉ちゃんが運転でヘマしたの見た事無い」
「へぇ」
「どんなお姉さんか見に行ってみようか」
「そうだな」
入り口まで行くと
「おはようお姉ちゃん」
「あぁ」
「でもよく仕事休めたね」
「当り前だろ。立海の皆は久々だな」
「そうですね」
「かっけぇ」
「改めて妹が世話になっている」
「いや」
「こんなにかっこいいお姉さんがいるんだね」
「仕事してるお姉さんの方がかっこいいとは言っていたが」
「立海の奴等しか知らないのか」
「今日来るのはオフのお姉ちゃんだから言わなくてもいいかなぁと」
「そうか。私は神奈川県警交通部第三交通機動隊小隊長だ」
「第三?」
「こう言えば分かりやすいかな。白バイ部隊」
「「!!」」
「お姉ちゃんはそこで小隊長をしてるの。だから役職もちゃんとにある」
「へぇ」
「だがなんでバイクなんだ」
「昨日バイクのなんかの映画を見ててそれでかっこいいって言ってた人達もいたけど」
「そうか」
「でもお姉ちゃんには負けるかな」
「どういう」
「お姉ちゃんがバイクにまたがったら世界一だもん」
「は?」
「お兄ちゃん達は無敵だって言ってたよね」
「だな」
お姉ちゃんがバイクにまたがると、あたしも後ろにまたがって
「ヘルメットちゃんと着けとけよ」
「もちろん」
ヘルメットを着けて、上着も来てお姉ちゃんにくっついてると
「じゃあな。少年」
それだけ言うとスピードを出して走り出したお姉ちゃん
「気持ちいいね」
「だろうな。この時期にしか感じられない」
「そうだね」
1/2ページ
