So Sweet Valentine
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「はい、これチョコレート」
部活が始まる前に、部員の人たちや準レギュラーの人たちに配ってしまい
「よっしゃぁ!」
「さすが、立海テニス部の天使!」
天使?
だけど、まさか地響きのようになるとは思わなくて吃驚していると
「どうかしたのかい?」
「そうだぞ、バレンタインだからと言って浮かれているんじゃない!」
せーちゃん達が来る前に渡しちゃって正解だったかも
「ふむ、部員たちが夢姫からの手作りチョコを貰った確率が100%」
「何?」
「俺達、今年はもう貰えないかと思ってましたよ!」
「そうっすよ!」
折角のバレンタインだって言うのにって言っている部員たちと
「へぇ」
「俺達よりも先に貰っとるとはのう」
「う゛…」
「はいはい。皆にもちゃんと用意してあるから」
「じゃ、今くれと言っても用意出来てるんだろぃ」
「用意は出来てるよ?でも部活終ってからの方が良いかなぁと」
「じゃあ、部活が終わってから貰うとするよ」
なんて言ってる皆にホッとしている部員たち
==
部活終了後、制服に着替えたあたしと皆。
「ふふ」
「夢姫?」
「じゃあ、渡そうかな。チョコ」
せーちゃんから順番に渡すと
「チョコレート…本当に貰ってもいいのかい?」
「うん」
「じゃあ、遠慮なく」
「貰いなれてるね」
「貰いなれてる?そんな事はないと思うけどな」
「嘘だよ」
弦君にチョコを渡すと
「む…このチョコレートを俺に?世間に流されて浮かれるとは…全く、たるんどる」
「それは弦君じゃなくて?」
「お前もだろう」
あたしそんなに浮かれてたかなぁ?
「だが、受け取ってやらん事もない。礼を言う」
なんだろう、お父さんに渡す時の感情ってこんな感じなのかな
「ほう、俺にも用意していたのか」
「皆に渡す予定だったからさ、最初から」
「有言実行をしたという訳だな」
「そういうこと。はい」
チョコレートを渡すと
「この箱、中身はチョコレートか。夢姫の事だ。訊いていたタイミングで既に準備していたのだろう」
「構想は練ってたよ」
「そうか、礼を言う。大事にいただくとしよう」
「うん」
「時に」
「うん?」
「アイツのは本命なんだろう」
アイツ?
「仁王だ」
「な!?」
「当たりの様だ。アイツの周りは手強そうな女が沢山いるがな」
「だね。無理だと思ったら諦めて誰かに渡すよ」
「渡す前に撮られる気もするがな」
「ふふ」
「じゃあ、比呂君にも」
「おや、私に贈り物を?よろしいんですか?」
「勿論」
「とても嬉しいです。このお返しは、必ず」
「いいんだよ。お返しなんて。いつもテニスを見せてくれてるお礼に作ったんだから」
「そうでしたか。では遠慮なく」
ジャッカル君にもチョコを渡すと
「チョコ?ブン太に渡しておけばいいのか…」
「な訳ないでしょ?ブンちゃんにもちゃんと用意してるから。これはジャッカル君に」
「お、俺にくれるのか?嬉しいぜ!」
「そんなに喜ばれるとは思わなかったんだけど」
「このお返しはちゃんとさせて貰うからな」
比呂君といいジャッカル君と言い、お返しなんて見返りあたし全然求めてないんだけどなぁ
「ということで、ブンちゃん」
「なんだよぃ?」
「はい」
渡したのはチョコレートはチョコレートでも、甘いもの大好きなブンちゃんの為にチョコレートケーキを用意したあたし
「でっかいな」
「だな」
「帰ったら弟さんたちとも一緒に食べられるよ」
「え?」
「おい、まさか」
「ふふ」
箱の中身を覗いたブンちゃんは
「チョコレート、サンキュ!」
「いいえ」
ホールケーキにしてこなかったのは其の儘ブンちゃんの事だから食べそうで、既に合宿所で四角く切って来たのだ
「お前から貰ったやつ、とびきり美味しいな」
「それは良かった」
「いくらでも食べれるだろぃ。でも、弟たちも喜びそうだな」
「だからみんなで食べてって言ったの」
「マジでサンキュ!」
「しっかし、よくあんなケーキおもいついたよな」
「いやぁ、合宿所で美味しそうに食べるなぁとは思ってたからね?ちょっと作ってみようかなぁと思って」
「それでなんで四角いんだ」
「元の型を四角で作ったからね。どうせなら最初から最後まで美味しく食べて欲しい物」
「そうか」
最後に雅君にチョコを渡すと
「ほう、チョコか」
「うん」
「では、ありがたくいただくとしようかの」
「どういたしまして」
「正直に言うと、少し驚いたぜよ」
「え?」
「おまん、やるのう」
そんなつもりは無かったけど、雅君もその場で見てくれて
「ほう」
「みんなそれぞれ違うんだ」
「何を見てるんじゃ」
「いいじゃないか。減るもんじゃないんだし」
「俺が見る時間が減るぜよ」
あ、そっちなんだ
「夢姫」
「うん?来年も期待しているよ」
「期待しないで」
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