MAGIC HOUR DESTINY
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「木の上で震えとるんを、ツキさんと保護した時は驚きましたけど」
「そうだな」
「そう言えば、お前たち兄妹も猫を飼ってるって言ってたな」
「夢姫も言っている通り首輪をしていますし、恐らく飼い猫なのでしょうね」
「ああ、飼い主が見付かるまでは、そばにいてやるつもりだ」
「確かに放り出すんは可哀そうやもんなぁ」
「コイツ、生意気にもさっきから俺の髪にじゃれつこうとしてやがる」
「お前の髪が長いから目の前で揺れるのが気になったんだろ」
「ああ?長いならお前だって夢姫もそうだろうが!」
「にゃー!」
そう言ったもんだから猫も驚いてお兄ちゃんの肩に乗っかっていて
「!?」
「あーあ。アツが多き案声出すから、ツッキーの肩によじ登ってもうたやん」
「木と間違えたんじゃねーか」
「ツキさん、今卸すから動かんでくださいね」
でもお兄ちゃんも猫も見ていると
「サブちゃん、大丈夫そうだよ」
「さよか?」
「ああ。自分から降りるまで、このままで構わない」
なんてお兄ちゃんの肩から篤君に威嚇していて
「度胸と威勢のいい目は嫌いじゃないぜ。とっておきの呼び名をつけてやる」
「いやいや」
「飼い猫に勝手に名前を付けては駄目でしょう」
そんな中迷い猫を保護していると言う案内があって
「迷い猫の保護って」
「コイツのことじゃねーよな」
「俺達、運営本部にはまだ行ってへんしちゃうやろ」
「まさか他にも?」
「言ったじゃん。黒い猫を見つけたって」
「その猫は」
「リョーマ君達と一緒にいる」
「成程」
公園の管理人さんがこの公園で飼っている猫で、その説明もしてくれていて
「今日はイベントがあるから、管理小屋にいて貰おうと思ったんだが」
「目を離した隙にいなくなっちゃったんすね」
「まぁ、今日はこんなイベントもあったし」
「人が多くて猫たちもさぞや驚いたでしょう」
「ああ。驚いたが故にバラバラに逃げてしまったんだろう」
「それで動けなくなっている所を俺達と」
「お兄ちゃん達が見つけたってわけだね」
「にゃーん!」
「にゃー」
と仲良くくっついている所を見ていると
「仲がいいんだね」
「新婚だからねえ」
「新婚?」
「もとは白猫だけ公園に住んでたんだが、最近になって黒猫を連れてきて、私に紹介してくれたんだよ」
「あ、せーちゃんから連絡入ってる」
「そうですね」
時間を見ると
「あ、やばっ」
「どうかしたのか?」
「気球の搭乗体験予約したの」
「なるほどなぁ」
「ほな、俺達が下で見ててやるさかい行ってきぃ」
「うん」
搭乗体験でいい時間に来たと言われたあたし達
気球に乗ると少し遠くの場所で見えた景色に
「わー…」
「夢姫?」
「向こうの方、空の色が変わってる」
「夕空と夜空の色が混ざっててキレ―」
「先輩の言っていたことはこういう事か」
「え?」
「いやなんでもないよ」
「あ、1番星」
「スタッフの人が言ってたのってこの事だったのかよぃ」
「そうだな。ちょうどマジックアワーのタイミングだったんだな」
マジ…?
「マジックアワー。日没前の限られた時間だけに見られる薄明の時間帯の事をさすんだ」
「初めて知った」
「だろうな。先輩達もお前のその顔を見せたくて俺達と一緒に乗せたんだろう」
「ん?」
「今日だけでまたいろいろと夢姫の事を知れた気がするよ」
「そう?」
「あぁ」
下に降りて気球から降りると
「先輩のお陰で夢姫の色んな表情をまた見ることが出来ました」
「それは良かった」
「楽しかったよ。マジック…」
「マジックアワーを見てあそこ迄喜ぶとは思わなかったが」
「そうか。お前の息抜きも出来たようで何よりだ」
連れて来てくれたありがとう、お兄ちゃん
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