MAGIC HOUR DESTINY
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お兄ちゃんと比呂君と一緒に歩いているときだった
「おや、海堂君たちも来ていたんですね」
「はい!今来たところっす。あの、うちの先輩達を見てないっすか?」
「青学の皆?」
「俺達、用事があって遅れちまって」
あー、なるほど
「中高生たちなら何人か見かけたが」
「青学のジャージの人たちなら、気球の搭乗体験コーナーの方で見かけた気がするけど」
比呂君が案内図を海堂君たちに渡していて
「ありがとうございます」
「なんか、先輩達が一緒って珍しいっすね」
「ちょうど会っただけだ」
「会場に着いたところで先輩と夢姫さんに会って、いろいろお聞きしていたんですよ。夢姫さんのおかげでこのバルーンフェスタでは、気球の搭乗体験だけではなく、いろんなコーナーがあることを知れました」
「お役に立てたなら何よりだよ」
「そうだな。夢姫はこういった体験型は意外と何でもやりたがるだろうな」
「なんでもっていう訳じゃないけど。いがいと好きになれそうなものがあったりもするし」
「え?」
「お前達も楽しむといい。夢姫もたまには立海の奴等と一緒にいたらどうだ」
「えー…たまにはお兄ちゃんとこういう場所にいたって良いじゃん」
「たまにはだ。別に俺達が先に帰っているとは言っていない」
ぶぅ…
「柳生、夢姫を任せたぞ」
「はい。では私たちも仁王君達と合流しなければ。お互いにいい経験が出来ると良いですね」
雅君達と合流していると
「へぇ夢姫も一緒だったんだ」
「えぇ。先輩からたまには我々と一緒にという事でお預かりいたしました」
「それは明暗じゃのう」
「それと、先輩からはいいことを聞けまして」
「「良い事?」」
ブンちゃんとせーちゃんが一緒に首をかしげていて
「どうやら夢姫さんはこう言った参加のできる体験型には興味を持ってなんでもやりたがるそうなのです」
「へぇ」
「ほう、それは言い情報を訊き出せたな」
「えぇ」
一緒に歩いていると
「本物の気球を使っての気球教室か」
「空に浮いている状態を見るのとはまた違った印象ですね」
「飛び立つ前の気球を見られる機会なんてめったにないし。どうやって飛ぶのか見て見よーっと」
「おまんら、真面目に考えすぎじゃ。それに夢姫のこの顔を見とったら何も言えんじゃろ」
「そうですね」
「だな」
なんて話しているときだった
「良かったー、まだ始まって無かった!」
「途中で慧くんが屋台に釘付けにならなかったら、もうちょっと早く来れたのによー」
「なんじゃ、おまんらも来たんか」
「まーな。気球、近くで見て見たかったし」
「あ、夢姫もいる。ねーねー夢姫」
「ジロ君?」
「あ、馬鹿」
「俺が寝ちゃいそうになったら起こしてね」
「これくらい柔軟でもいいぜよ」
はぁ、とため息をついた弦君は
「そういうものか?」
「どうやら講師役のスタッフがいらしたようですよ」
スタッフの説明が終わって質問コーナーで比呂君がいろいろと聞いていて。それも終わると
「気球教室、面白かったね!」
「専門的な事でも分かりやすく説明してくれて、助かったさー」
「ええ。大変勉強になりました」
「おまんが挙手するたびに、スタッフが喜んどったのう」
「確かに」
「そうですか?私は気になったことを質問させてもらっただけですよ」
その後も色々と歩いていると、黒いネコが茂みにいて
「ありゃ、猫だ」
「そうっすね」
出てきた猫は黒猫で、首輪もしていることから迷子の可能性も有ると一緒にいた皆も探してくれることに
「じゃあ、あたしも探しに行って来るね。海堂君たちは此処に居てあげて」
「え、でも」
なんて歩いていると、屋台の方で聞きなれた声がすると思えば
「どないしましょ」
「あれ?サブちゃんに皆も」
「お、夢姫やん」
「珍しいな、1人でいるの」
「まぁ色々と。立海の皆と回っててね。ただ今ちょっと前に黒猫を見つけたから飼い主を探そうって話になったんだけど」
「黒猫?」
「うん、そう…」
サブちゃんの腕にいる白猫を見ると
「この猫と同じ首輪をしてるの」
「すっかり寿三郎の腕の中で、くつろいでいますが」
「めっちゃ大人しくて助かりますわ」
「さっきの黒猫とはちょっと違うのかぁ」
「おや」
「なんか人を警戒してたんだよね」
なんて言ったもんだから
「そら、夢姫と同じじゃねーか」
「ですね」
「あたしも猫と同類?」
「べつに同類と言っているわけではありませんよ」
あ、そうなんだ
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