迷い犬…?
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子犬と一緒に越前君たちも連れてコーチのいるモニタールームへ行くと
「珍しいですね貴方が私たちに何を言ってくるかと思えば」
「忙しいのに申し訳ありません。実は」
話の内容を伝えると
「なるほど。迷い犬という訳ですか」
「はい」
「保護して連れて来てやったんだよな?チビ助」
「そういう事っす」
キャンキャンと鳴いている犬を見て
「へぇ。可愛いワンちゃんだねー。うちの娘にも、見せてあげたいなぁ」
「警備は何をやっている。犬とはいえ不法侵入者だぞ」
「この子どこから来たんだろうね」
「確かに」
「もしかすると」
「心当たりでも?」
「外に出かけた時に見かけたような…ちっこくてまん丸かったからコイツか?」
「え?」
「飼い主と一緒じゃなかったんですか?」
「いーや。それが1匹でうろついていたんだ」
「帰り道が分からなくなって」
「迷子だったから、追っかけて来ちゃったのかな」
「かもな。気づかなかったぜ」
全く、と言った黒部コーチは
「いずれにしろ。迷い込んだものは仕方がありませんね」
「飼い主に心当たりはないの?」
「ないない。今頃チビ犬の事探してるんだろうなぁ」
「早く返してあげないとね」
「そうだね。其れには賛成だ。飼い主が見付かるまで保護してあげよう」
「子犬の捜索依頼が出ていないか、確認してみますが…ではその子は」
なんて言われている子犬は
「ん?」
「「おや」」
「全く」
「べったりくっついちゃって」
あたしの傍と越前君の傍を行ったり来たりしている
「おやおや」
「越前君は練習があるのであたしが面倒を見ても構いませんが」
「確かに引き離すのも可哀想だし、ここにいる間はお世話任せちゃってもいいかな」
「分かりました」
「黒べえも柘植ちゃんもいいよね」
「まぁ夢姫さんが見るのならトレーニングに支障は出ないでしょう」
「小型犬で子犬なら室内に連れ込んでも問題ないかな」
「まぁ仕方あるまい。夢姫の部屋なら1人だし確認する必要もないな。
ただし、食事をする場所へ連れて行くのは駄目だ。気を付けるように」
なんて言われたけど
外に出ると、立海の皆も揃っていて
「おや、本当に子犬がいますね」
「暫く保護するんだって。越前君にも懐いてるんだけど、やっぱり練習やらトレーニングにも支障をきたしちゃいそうだからあたしが見れる範囲で保護することにしたの」
「そうなんだ」
「しっかし随分とちっちぇーな」
「ワンッ」
「元気も有り余ってるみたいだしな」
「その様だ」
「あー!コシマエおったー!それに越知のねーちゃんも!」
走って寄ってきた遠山君は元気いっぱいだ
「めっちゃ探したでー!」
「へぇ、子犬捕まえられたんだな」
「そうっすね。コーチの所にも夢姫さんが連れて行ってくれたんで」
「金ちゃんが言うてた毛玉、ホンマに丸っこいな」
「へぇ、かわええやん」
「せやろ!真っ白い毛玉や」
「ちなみにコイツ飼い主見付かるまでここで預かることになったんで」
「おお、よかったじゃねーか」
「でも見るのは残念ながらあたしですけど」
「まじっすか」
「本当。お兄ちゃんに見せたら逃げられちゃいそうだしなぁ」
「え?」
「どういう事だい?」
「良く逃げられちゃったり隠れられたりしちゃうんだよね」
「そうなんか」
いきなり始まった桃城君と海堂君の言い合いに
「こら、ケンカはやめとき。子犬が怖がってまうで」
「「………フン」」
「飼い主探しするんやったら財前のブログに乗せてもろたらええんとちゃう」
「ええかもしれへんな、それ。大勢の目に留まるやろうし」
「確かに…。ちょっと頼んできてみます」
「という事は、育人君でも大丈夫かな」
「え?」
「だってあの育人君だよ?あっという間に拡散されそうじゃない?」
「「確かに」」
越前君は財前君の所に。あたしは育人君の所に行くと
「おや、夢姫が私に用があるなんて珍しい」
「ごめんね?お休みなのに。実は…」
話を通すと
「なるほど。いいでしょう。ちょっと子犬の写真を撮らせていただきますが」
あたしから離れてくれない真っ白な子犬は
「夢姫。貴方の顔にモザイクを掛けますが一緒に写っていただいても」
「分かった」
何枚か写真を撮ってもらうと
「ではこれで夢姫の顔にモザイクをかけたので、SNSにアップさせておきます」
「ありがとう育人君」
「いいえ構いませんよ」
なんて育人君の所から離れて外に出ると
「あれ?財前君に越前君」
「あ、夢姫さん」
「話してた真っ白な犬って夢姫さんが抱えてる犬っす」
「キャンキャンっ」
「あらま、かわええやないの」
ウーっと唸った子犬に
「めっちゃ警戒されとるやないですか」
話をしてくれていたらしい越前君は
「まいごのワンちゃんやってんね」
「そうっすね。なのでブログに乗せて貰おうと思ったんっすけど」
「そうしたらええ。飼い主も探してはるやろうし」
「ある意味一部ではすでに拡散されとりますけど」
「どういう」
「君様のSNSに」
「ほんまや」
「育人君にも頼んで来たからね」
「まー、しゃーないっすわ」
ガヤガヤしている中
「はいはい。写真撮ったるから、犬抱えてや」
「うぃっす」
なんて言われて越前君に渡すと暴れ出した子犬
「暴れるなって」
「…はよ撮ってまお」
「ブログもええけどポスター貼るんもええんとちゃう?」
ポスターか
「比嘉の平古場君がポスター描くん得意らしいで」
って教えて貰ったけど
「へぇポスター…」
「あたしは別にいいかな。育人君効果もありそうだし」
「あらそうなん?」
「はい」
「じゃあまた」
四天宝寺の皆と離れると
走り出した子犬を追いかけて向かった先にいたのは氷帝で
ベンチコートで寝ている選手の顔をなめ始めた子犬は
「なんか…くすぐったい」
「こら駄目だって!」
「うわ!?なになに?」
慌てて起きたジロ君に
「顔にふわふわが乗っかってるー!」
「すいません」
「御免、ジロ君起こしちゃった」
キャンキャンと鳴く子犬を見て
「あー、わんこに舐められてたんだ」
「おい、ジロー。こんな所に居たのか」
「おはよー。跡部」
子犬を抱えると
「ちょうどお目覚めかいな」
「キャンキャン」
「ちっこい犬がいる!」
「なかなかの毛並みじゃねーの。コイツどうしたんだ?」
「迷子みたいで」
「「迷子?」」
「いろいろ訳あってちょっと預かってるって言うか」
「でもよ、ちいせぇ夢姫が抱えてても違和感ねーもんな」
「がっ君の意地悪」
「本当の事だろ」
「亮君はそんなこと言わなかったし」
「なんだよ。宍戸にはもう会って来たのかよ」
「会ったよ」
ジロ君の顔をなめ始めた子犬に
「だからもー舐めるなってってばー。くすぐったいー」
「ジローに懐いとるっちゅーより、うまそうって思ってるみたいやな」
「あ、分かった。お菓子の匂いがするんだ」
「あー。そう言えば寝る前に食べてたっけ」
「お腹がすいたかな」
「クゥーン」
「ったく、仕方ねーな。俺様に任せておけ」
「「え?」」
「おい、樺地」
「ウス」
「レストランに行くぜ。シェフに話を付けてやる」
