迷い犬…?
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「なぁなぁ、コシマエ!コ~シ~マ~エ~!」
なんて言っている遠山くんの声が聞こえてきて
「何」
「見てみ、あれ!めっちゃでっかい毛玉が落ちとる」
なんて声が聞こえていて見てみると確かに毛玉の様な物があって
「クゥ~ン…」
「犬…?」
「夢姫さんの言う通りあれは犬じゃないか?まだちっちゃいな。子犬か」
「近くで確かめてみようぜ」
「無暗に近づかない方が」
「つーか、先客がいねぇか?」
子犬の先にはほー君たちが連れてきているよく分からない人が寝ていて
「子犬と一緒にお昼寝?仲良しデース」
「あの人のペットか?」
「多分、違うと思いますけど」
「ここ、一応ペット不可ですけど」
「あぁ…じゃあ合宿所に迷い込んだとか?」
「おーい!そこの兄ちゃーーん!その毛玉なんやーーー!」
「あ、そんな大声出したら」
「んぁ?」
と起きた人と子犬が嬉しそうに吠えて
「逃げてしまいマシタ」
「追いかけようぜ」
「賛成っす」
「なんだアイツら、急に駆け出して」
「あの子犬は貴方のお知り合いですか?」
「子犬?」
「えぇ」
「いや。居ぬの知り合いなんていねーよ」
あ、いないんだ
じゃあ本当に迷い込んで来ただけ?
「そうですか」
まぁあたしには関係ないからいいか。なんて散歩を始めてコート付近まで近づくと
「キャンキャン」と泣いているさっきの子犬の姿があって
「手塚部長!ソイツ捕まえてください!」
「ム、あれはもしや…うさいぬか?」
「映画のだっけ。違うと思うけど」
「すばしっこいみたいだね。おはようせーちゃん、弦君」
「「おはよう夢姫」」
「だけど、すばしっこいって」
「迷い込んだみたいでね。本来ここにペットは不可だから」
「なるほどね。いいだろう、ボウヤに協力しよう」
「あぁ」
「クゥ~ン」
「怯え無くても大丈夫だよ。こっちにおいで」
「警戒されているようだ」
「動物の行動は予想しづらいが、この人数で四方を囲めば逃げられないだろう」
なんて言うもんだからびっくりした子犬が
「おや、危険を察知したのか。夢姫に助けを求めたのか」
「いや、なんであたしなの」
「夢姫の足元にぴったりくっついて離れないね」
「せめて亮君にしてよ」
「いいじゃない。ちっちゃい者同士で可愛いよ」
「嬉しくない」
「なかなか賢そうな犬ではないか」
子犬を抱きかかえると首輪をしていることから飼われている犬には間違いなさそうだけど
「越前、この犬は如何したんだ」
「それが俺にも分かんないっす」
「どれどれ、データを撮らせてもらおう」
子犬に触れると
「見事な毛量だ…おや?毛に埋もれていて気付かなかったが首輪をしているようだ。飼い犬が迷い込んだのだろう」
「ならばすぐにでもコーチの元へ届けねば。来い!」
弦君の声にびっくりしたのかあたしの腕から思いっきり逃げ出してしまった
「あ」
「嘘」
「また逃げちゃったじゃないっすか!」
「真田、急に抱き上げようとするからだよ。せっかく夢姫の腕で落ち着いていたのに」
「すまない」
越前君が追いかけて行ってくれているのであたしはそのまま放置
「でもコーチなら話を聞くだけ聞いてくれるかもね」
「どういう」
「ここはペット不可なの。まぁ歩いてれば見つかるかな」
「どうだろうね」
「でもなぜ夢姫には懐いたのだ」
「さぁ」
「飼い主が優しい人なんじゃない?夢姫も優しいから」
「そうかな」
「だな」
歩いている途中で
「あ、修ちゃんだ」
「珍しいな、こんな時間に散歩か」
「竜君も。おはよう」
「あぁ」
「せやけど、何で真っ白い毛が付いてるんや?夢姫」
「毛?」
「さっき、迷い犬を抱きかかえたからじゃない」
「は?」
「勘弁しろし」
「あたしが興味本位で抱えたんじゃないよ?男の人とあたしだけだったからあたしの方にくっついちゃって抱きかかえた時にくっついたんだと思う」
「さよか」
「キャンキャン!」
「ほんまや犬の声がすんなぁ」
「でしょ?」
「行ってみるか」
3人で歩いていると
「あ?」
「あらら」
「尻もちついちゃった」
「阿久津、睨んじゃ可哀想だって」
「ったく。睨んでねー」
「可愛い子犬じゃないか。よしよし、どうしたんだ?」
あ、橘君には平気みたいだ。警戒もしてなさそう
「ちっちゃいくせにすばしっこいヤツ」
「よう。この子犬どうしたんだ?」
「迷子みたいっす」
「可哀想に。どこから来たんだろうね」
「けっ」
阿久津君が何処かに行ってからさらに落ち着いたんだろう
「よし。飼い主を探すなら手伝うぞ」
「どもっす。とりあえず、コーチの所に連れて行ってみます」
「そうだな。それがいい…と、その前に怪我をしていないか、確かめた方が良い」
「そういや、さっきも変な走り方してたような」
「医務室に連れて行ってみたらどうだ」
「ここの室内は駄目だけど、ちょっと待ってて」
「え?」
その直後
「あ、オチビじゃん。何してんの?」
「あ、菊丸先輩!」
「あー?犬がいるのか?」
「迷い込んじゃったみたい」
「うわぁもっふもふだー!俺にも抱っこさせて」
「こら、英二。急に飛びついちゃダメだって」
なんて言ってるけど警戒されているようだ
「チビだけどなかなか威勢はいいじゃねーか」
「うわぁとっても可愛いですね。でも、どうしてここに犬が?」
「迷い込んで来たみたいっす。それにもしかしたら怪我してるかもしれなくて」
「亮君なら犬の面倒はお手の物でしょう?」
「「え?」」
「どういう事っすか」
「俺んち犬飼ってるからな。跡部も飼ってるけどよ」
「跡部君は別にどうでも」
「おいおい」
「じゃあ、ちょっと見ててね。修ちゃん行こ」
「せやな」
医務室に行って色々と持って戻るとまだ居てくれて
「怪我はないみたいだ」
っていう声がしてきて
「迷子になって山道をいっぱい歩いたから疲れちゃったんですかね」
「ったくまだこんなちいせぇのに、無理しやがってよ」
「宍戸さん?」
「ただいま」
「お帰り。犬の事になるとつい。散歩にでも連れて行ったら喜ぶんだろうが、今は休ませてやらねぇとな。何かあったら俺に言えよ。必要なら手を貸してやるから」
「あ、はい。とりあえず今の所は大丈夫っす。とにかく怪我がないみたいで安心しました」
「元気で何より」
子犬を降ろした途端元気に走って行った子犬
「おや?越前達、何してるんだろう」
「子犬と追いかけっこ?」
「あ、不二ぃ~。タカさん。そのわんこ捕まえて」
「え?」
「はい、タカさん。ラケット」
ラケットを持った河村君にびっくりしたのか戻ってきた子犬は
「ち、ちょっと、踏みそうだから足にまとわりつくなってば」
「越前に懐いてるんだな」
「おちびってばすっごい気にいられてるじゃん」
「ふふ。仲良しだね」
「見てないで助けてくださいって」
「チビ同士でじゃれあってんのか」
「アンタ…」
「取り合えず、コーチに掛け合って見ましょうか」
「其れがええな」
「確かに。この敷地で保護するならな」
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