晩夏を彩る夜空の花火
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午後の練習が休みの中、コートには2人いて
「珍しい組み合わせだね」
「まぁな」
「夏祭りに行かねーのかなって」
「行きたい奴は勝手に行け」
「お兄ちゃん、あたしも行っていい?」
「1人でなければ問題ない」
わーい
「なるほど。1軍の皆さんは真面目に自主練中っと。じゃあ、俺は真面目に休みを堪能するか。土産でも買ってきてやるよ」
「いらん」
「そう言うなって」
行って来まーす。そう言ったリョーガ君は早々にコートを抜け出していて
「あ、そうだ修ちゃん」
「ん?なんや」
「浴衣着たいから、着付けして欲しいなぁ」
「まかせとき」
やった!
修ちゃんに着付けをしてもらって、髪の毛もセットしてもらうと
「さすが、修ちゃん!」
お祭り会場に行くと既に人込みになっていて
「随分と人がいっぱいだぁ」
「そりゃ、祭りやからな」
「京都のお祭りもこんな感じだった?」
「せやな」
修ちゃんが止まった先には立海の皆がそろっていて
「そんじゃ、夢姫も楽しんで来ぃ」
「あ、うん」
雅君達の所に行くと
「おい」
「おや」
「お前は一体」
「やだなぁ。毎日毎日顔を見合わせてるのに、浴衣着て髪の毛いじって貰っただけで分からなくなるんだ?」
「夢姫さんでしたか」
ぶすーっとしてると
「夢姫、今日はこれから弦ちゃんって呼ぶと良いぜよ」
「おい!」
「あ、いいね。それ」
「何?」
「じゃあ、今日だけ弦ちゃんってよぼー。って言うか赤也君は?」
「初っ端からはぐれたらしい」
はぐれた?
「はぐれたというより、最初から別行動するつもりだったんじゃないかのう。うるさい先輩達と一緒じゃ気が休まらんのじゃろう」
「そうですね。切原君なりに気を使う羽目になるんでしょう。たまにはうるさい先輩達から離れて自由になりたいのかもしれません」
「そうだねぇ。先輩たちと言ってもあたしは含まれないだろうけど、他の先輩達は赤也君には口煩いみたいだし。まぁ他の学校がどうかは分からないけど」
「お前たち、言葉に含みがないか?せめて一言言って行かんか。馬鹿者」
そういう所だって気づいてない弦君もどうかと思うけどね
出店でたこ焼きを買ってチビチビ食べながら歩いていると
「今夜の花火大会は、この先の川で行われるんだったよな」
「ああ。川原の方にも屋台が出ているようだから、行ってみるか」
「じゃがバター買って来るから、ちょい待ってて」
「たった今、フランクフルトを食べて夢姫のたこ焼きも1個食べ終わったばかりのような…」
「ちょっとずつ、いろいろ食うのが縁日の醍醐味だろぃ」
「お前の場合、頻度が多すぎると思うのだが」
「気にしない、気にしない。夢姫なんか見てみろぃ」
あたしのたこ焼きは半分は雅君に食べられたと言ってもいいだろう
「仁王がずっと警戒してるぜぃ」
「あれはあれでどうなのだ」
「さぁ」
「雅君、少し離れてよ」
「駄目じゃ」
「ただ、じゃれあってるようにしか見えねぇ」
「じゃれあってない、むしろ少しは離れて欲しい」
「無理だろぃ」
「無理ですね」
「仁王が離れない確率の方が高いぞ」
「諦めようか夢姫」
皆して…
川原の方に行くと
「花火大会までまだまだ時間があるというのに、かなりの人出だな」
「まさか皆、もう場所どりしてるって事はないよな」
「可能性はないとは言えないけど」
「あれっ丸井くーんに夢姫ー!」
「お、ジロ君」
「あれ?1人?亮君とかと一緒じゃないの珍しいね」
「ううん、皆下にいるCー」
下?
「下って」
下を見ていると
「おお、神輿ではないか。皆あれを見ていたのだな」
「へー、神輿担いで川渡るんだ。すげー水しぶき」
「あれ?鳳君も担いでるね。すぐそばに樺地君もいる」
「さすが夢姫。でも日吉もいるよ。
「へー。すごいね」
「でしょでしょ?にしても夢姫」
「うん?」
「浴衣、似合ってんね」
「ありがとう。ジロ君だけだよ。最初にあたしだって気づいてくれるのも褒めてくれるのも」
「えー」
「先輩方は」
「褒めるタイプに見えないでしょ?」
でもお兄ちゃん写真撮ってたからまた送るのかな
「む」
「なぁに弦ちゃん」
「だから!」
「だって浴衣着て全く別の人と勘違いしたんだから今日は別人なんでしょ?」
「夢姫、駄目だって…っ」
「なんで?」
「それ跡部の前で言ったら跡部が笑いそう…」
なんて言ってるジロ君
「神輿の向こうに見える立海ジャージは…もしや赤也か?」
「ホントだ。いないと思ったら、いつの間に」
「他の学校のジャージも見えるね」
「2年生同士で誘い合ったのかな」
なんて話してると
「うん、美味そう」
「え?」
「美味そう?」
「あ、悪い。川原で焼きもろこし食ってる奴が見えてさ」
「お前は本当にブレんな」
「あ、でもおいしそう」
「だよな」
「せーちゃん、あたし買いに行って来るね」
「あ、俺も行く」
雅君とやっと離れて焼きもろこしを買った後、あたしは別にいちご飴を買って、皆の所に戻ると
川原にも人込みになっていて
「すっげぇ人混み」
「うーん…」
「夢姫?」
「じゃ、とっておきの場所で見ようか」
「「え?」」
他にも縁日でいろいろ買って合宿所に戻ると
「合宿所?」
「宿舎の屋上に行くの」
「え?」
先に屋上に行っててもらうと
「ただいま、修ちゃん」
「お帰り。楽しんできたいみたいやな」
「うん。此れから宿舎の屋上で立海の皆と花火でも見ようかなって」
「せやな。わざわざ会場に行かんでもな」
なんて言って居る間に打ちあがった花火
「こら、ええな」
「だね!今年も修ちゃんと花火を見られる幸せ」
「随分と小さな幸せだな」
「そう毎年上がるものでもないし」
「つーか、立海の奴等はいいのかよ」
「たまにはね」
「夢姫」
「お兄ちゃん、ただいま」
「ああ」
最後の花火まで確りと見ていたあたし達
==
「夢姫、昨日は屋上に来なかったようだけど」
「見てたよ?ここでお兄ちゃんと修ちゃんと」
「へぇ」
「コートの方でも見えるんだ」
「うん。音と花火がちょっとだけずれるけどね。赤也君は川原で見て来たんでしょ」
「めちゃくちゃ綺麗だったっす!」
「それは良かった。じゃ、今日の練習も頑張ってね」
「え?」
「お前は見に来ないのか?」
「あたしは今日はこれから遠征に行くの」
遠征先でも花火を見て来たのは言うまでもない
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