魔法のランプは…
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「くしゅん!」
盛大なくしゃみが砂浜で聞こえてきて
「しっかり汗を拭かないといけませんよ。タオルをどうぞ」
「サンキュ」
「ちょっと肌寒くなって来たよね」
「日中と比べれば随分と気温が下がっていますね」
「ええ。昼間は暑かったのに、こうも気温が下がるとは」
あたしも風邪を引かないようにだけはしないとなぁ
「夢姫?」
「ううん、なんでもない」
「そうか?」
「うん」
「そういえば、暑い砂漠も昼と夜の気温差が激しいみたいやな。夜はかなり寒いらしいで」
「そうなんだ?」
「この砂浜も砂漠みたいなもんだって思うとアラビアンな気分になるぜ。開けゴマ~なんてな」
「やれやれ。呑気な事を言ってないで早く片付けてしまいましょう」
「だね。早く宿舎に戻りたい」
「貴方は朝からそればかりですね」
「当然」
「ちゃんとやってるっての。ほら、これが最後のボール」
最後のボールをブンちゃんから渡されると
「ここはこれでお終い」
「あとは海堂らのとこやけど」
ちょっと先では海堂君と桃城君が一緒にやっているのかいないのか、口喧嘩をしていて
「おい海堂、お前いつまで道具ふいてんだよ」
「ああ?道具は綺麗にふいて戻すもんだろーが。お前こそ雑にしてんじゃねーぞ」
「俺のどこが雑だってんだ?大体お前は細かすぎるんだよ」
「はいはい、そこまで」
「「夢姫さん」」
「やれやれ」
「ケンカするほど仲がええっていうけどなぁ」
「ま、ほっといていいんじゃね?」
「そうですね。では荷物をまとめに行きますか」
「夢姫も行こうぜ」
「あ、うん。2人も喧嘩してないで早く終わらせて戻って来てね」
ブンちゃんの隣を歩いていると
「ん?」
「どうかしましたか?」
「このあたり、砂が妙に盛り上がっていると思ったら、こんな物が出てきました」
「箱…だね」
「なんや…箱…やな」
「もしかして、お宝だったりして。開けてみろよ、木手」
「言われなくても、中身は確かめますよ」
箱を開けると入っていたのは
「皆さん、こんなものが入って居ました」
「エキゾチックな雰囲気ですね」
「え、マジでお宝じゃん!ジャッカルもこっち来てみてみろよ」
ブンちゃんに言われたように見に来たジャッカル君は
「なんだなんだ?」
箱の中身を見ていると
「へぇ、絵本にでも出てきそうだな」
「確かに『魔法のランプ』みたいやな」
「それって、願いが叶うって言う?」
箱の中には手紙も入っていて
「なになに?『見つけてくれてありがとう。あなたにこれをさしあげます』だって」
「誰が何のために置いて行ったのかは分かりませんが、意味深ではありますね」
「けどよ、もし本当に魔法のランプだとしたらすごくね?願い事叶えられるわけだしさ」
「まぁ、願いたいなら願ってみてはどうですか?」
「それで叶えば儲けもんやしな」
ブンちゃんが木手君から受け取っていると
「えーと、絵本だと魔法のランプ擦りながら願い事唱えてたよな」
「そうだね。まぁそれは小説の中でも変わりはないけど」
「へぇ」
「じゃあ今夜、ジャッカルん家のラーメンが食べられますように!」
「おいおい、今夜は流石に無理だろ?合宿所から離れてるしよ」
「ものは試しだろぃ?」
「もし叶ったとしたら、凄いですね」」
丁度来たバスに乗り込んで合宿所に戻ると
「夢姫」
「コーチ?」
「立海の選手に届け物がありまして」
箱にはジャッカル君の名前があって
「呼んできますね」
「頼みました」
==
「あれ、ジャッカル、その荷物如何したんだ?」
「親父からクール便が届いてたらしい。夢姫から言われたんだ」
「へぇ」
「中身は…っと」
箱の中身は
「うわ、らーめん桑原の麺とスープじゃん!スープ冷凍してあるとか気が利くなー」
「今見たらスマホに連絡来てた。『そろそろ味が恋しくなるだろうから食え』だとさ」
「おっちゃんナイス。ホントに食べられるなんてやったぜ!」
「おいおい、お前も食う気かよ。しょうがねぇな。夢姫、レストランのキッチン」
「使っていいよ。どうせ皆食べた後だし消灯時間まではまだ時間もあるしね」
「やりぃ!」
「じゃ、お休み」
「あぁ」
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