自分の思うがままに
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珍しく下のフロアで勉強という名の課題をレン君と比呂君に見て貰っているときだった
「夢姫さんがこの時間にこのフロアに居るって珍しいっすね」
「あぁ」
「ある程度は終わっているんだがな」
「どうしても分からなくて後回しにしていた課題を見ているんだ」
「なんでまたそんなものを」
「いつも見てくれる先輩が今日は仕事でいないそうでして。代わりに我々が」
「ここが間違っているぞ」
「え、うそ」
レン君が見てくれているのは科学で
「この記号が違っている」
「あ、そうなんだ」
全部終わらせた後丁度よく来た弦君とせーちゃんは
「夢姫がここに来ているの珍しいね」
「なんで皆してそういうの…」
立海での課題を片していると
「課題?」
「あぁ。ある程度終わっているそうなんだが、苦手な科目は後回しにしていたらしい」
「赤也と同じタイプかな」
「いや、それでも少しは解いてくるあたり赤也とは違うだろう。文系の課題は全て終わっていると言っていたしな」
「そうなんだ」
「ところでみんな、美術に興味はあるだろうか」
美術?
「もしあるなら明日の休みに、体験型アトリエなる場所に行くのは如何だ」
「体験型アトリエってなんすか?」
「いろんな美術体験ができる施設なんだって。真田がある画家から招待を受けたんだよ」
「そんなところに招待ってすごいな。その画家と知り合いなのか?」
「いや、元から知り合いだったわけではないのだが」
「この前、2人で骨董品店を見に行った帰りに真田が公園に落ちていた絵筆を見つけてね」
「交番に届けたのだが、先ほど持ち主の画家から連絡があってな。大事な絵筆を拾ってくれた礼にと、彼が経営する体験型アトリエに招待されたのだ」
「へぇ」
「なるほど。でも、俺達も一緒にいいのか?」
確かに
「画家はこの合宿所の事も知っていてな」
この合宿所を知っている?
「他の選手たちにも声をかけてくれとの事だった」
「確か、彫刻や陶芸に油絵だとか、いろんな美術体験が出来るんだったね」
「なかなか面白そうだな」
「あたし的には観る専門だからなぁ」
「そういや、真田さんって美術とか好きでしたっけ」
「普段は浮世絵画集を見たりと、あくまで鑑賞を楽しむ程度だ。だがこの前、骨董品店で迫力にあふれた素晴らしい水墨画を見て感銘を受けてな。
アトリエでは水墨画も制作できると聞き俺もそのような作品を書いてみたいと挑戦してみたくなったのだ」
「普段とは違う環境で絵を描くのも面白そうだから、俺も一緒に行くつもりだよ」
「行ってらっしゃい」
「ふーん、ええやん」
!?
「先輩も聞いていたのですか。もしやご興味が?」
「ちょっとした気分転換になりそうやと思てな。ほな夢姫、竜次も誘って俺達も行こか」
皆揃ってあたしの方を見ているのは気のせいだろうか
「ま、夢姫の場合俺の誘い断った事あらへんもんな」
「な!?」
「じゃあ、夢姫は」
「最初から行くことが決定済みや」
「修ちゃんがやってるの見てよ」
ホームページを見せてもらうと
「意外と近いんだ?」
「美術体験のサンプルできれいな魚の絵が載ってる。俺が育ててる魚もこんな風に描けるかな」
「描き方や技法はスタッフがしっかり指導してくれるようだぞ」
「そうなんだ。そこまで本格的にしてるんだ」
「教えて貰えるなんて珍しい機会だし、俺も行ってみようかな」
大石君は青学の皆にも声をかけるようで
「越前も行くか?」
「俺も行くっす。ちょうど明日予定なかったし」
「俺も行って、妹に何か作ってやろうかな」
弦君やせーちゃんは同室の人たちにも声をかけるようで
「んで夢姫は課題は終わったん?」
「うん。終わった」
「ほな戻ろか」
「そうする。レン君、比呂君課題見てくれてありがとう」
「いや」
「お役に立てたのなら良かったです」
修ちゃんがすっとあたしの課題を持ってくれていて
「ありがとう」
「かまへん」
「それじゃまた明日」
「あぁ」
「お休み、夢姫」
「お休みなさい」
先に進んでる修ちゃんを追いかけると
「慌てんでもどうせ宿舎の中やろ」
「それでも修ちゃんがいるのといないのじゃ大分違うよ」
「さよか」
上に戻ってくるとお兄ちゃんは本を読んでいて
「戻ったのか」
「うん」
「ツッキー、今度夢姫連れて竜次と出かけて来るわ」
「珍しいな」
「下におる中高生達で話しとったんやけど、体験型アトリエに行って来るわ」
「そうか」
お兄ちゃんがあたしの方を見ていて
「種ヶ島も大曲もいれば大丈夫だろう。気を付けて行ってこい」
「行って来るね」
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