嵐のようなフィジカルチェック
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2軍にいる高校生や大人たちがドタバタとしていて、その中にあたしも巻き込まれていた
「膝を…擦り剝いちまった…!」
「はいはい」
消毒をしながら手当をしていると
「俺は、俺は…足首を…やられた…。捻っちまったみたいだ」
「しっかりしろ!」
擦り剝いた怪我の処置を終わらせ得ると
「傷は浅そうだし、大丈夫だよ」
「助かるよ夢姫ちゃん」
足首を捻ったと言った選手の所には別の人が向かってくれていて
「こりゃ大変。俺達も手伝いに向かおう」
「せやな。救護所に運ばんと。夢姫チャンだけやと大変や」
「ほな、スピーディーに行くで」
ぐわぁと聞こえた悲鳴の方に向くと
「つ、突き指したぁ!」
「おいおい、あっちもこっちもまるで戦場やなあ。反応がいちいち大げさやと思うけど」
「恐らく、夢姫さんがいるからでしょう。彼女はこの合宿所の紅一点でありながら、マネージャー業務も、栄養面での食事の管理もしている逸材ですから」
「せやなぁ」
「ふぃー…疲れたぁ」
「お疲れ様です」
「今の今まで動きっぱなしやったんか」
「まぁ、そんなところ」
「仁王君、そちらの彼ですがすっかりバテてしまったようでして、動けない様です」
「そんじゃ、肩を貸してやるかの。救護ベッドへご案内じゃ」
「ちょお待ちや。救護ベッドやけど、全部埋まってしもて満員やで」
「ありゃりゃ」
「体操マットでも敷いてそこに寝かせたらええかもなぁ」
「参ったなぁ」
「参っとるのはタマゴだけじゃなか。夢姫も同じじゃ。俺等よりもよっぽど動いておったぜよ」
そうかな…
「ああ。フィジカルチェックがこないに激しいなんてな」
「いやいや普通のフィジカルチェックとちゃうで」
「そうじゃの。自分との戦いになってるからかの」
「身体測定はともかくとして、体力テストでは記録を塗り替えようと無茶をする方が多いですね。そのおかげか夢姫さんが疲れ果てているようですし」
「謙也みたいな負けず嫌いも多いしな」
「それ言うたら侑士もやろ」
誰か手をと言った選手の所に雅君達が向かっていて
「取り合えず、体操マットを有るだけ出しましょうか」
「あるだけですか」
「ええ。きっと負傷者がまだ出る可能性も有りますから」
「はい」
「ホンマ休む間もないわ」
「今回俺達が医療スタッフのサポートに抜擢されたのって」
「夢姫ちゃんからやって聞いとったけど、猫の手も借りたい忙しさっちゅー話か。抜擢された以上は手伝い頑張るで」
「せやけど、俺ら自身のフィジカルチェックもあるからそっちも頑張らんとな」
「俺らは合間見て測定するんやったっけ?」
「そうですね。私たちはまずサポートが優先です」
何となく落ち着いてきたころ
「だからこそ、フィジカルチェックのサポートに加われないのは残念でしたね」
「スタッフのサポートという立場で観察できれば、より正確なデータが得られるんだが」
「立候補したんだが、なぜか落とされたんだ」
なんて声が聞こえてきて
「あ、夢姫ちゃん」
「どうかしたの?」
「柳たちも立候補したらしいんだけど、落とされたと言っていてね」
あー…
「確かに立海ならパワーもあるし、スピーディーに出来ると思うけど、レン君の場合サポートよりもデータ収集を優先しちゃいそうだし、まぁ乾君も同じ様な感じだけど。弦君の場合は煩いから論外だしって感じで消去法で言ったらあの2人になったって言うだけの話だよ」
「…」
「おや、次の身長測定は見ものだぞ」
あくと君の言葉に後ろを振り向くと
「あ、お兄ちゃん、隣に居るのはリョーマ君か。行ってこよ」
「ついでに計れと言われるよ」
「のが得でしょう?」
お兄ちゃん達の方に行くと
「さして興味はない。が夢姫も来たな」
「今年もお兄ちゃんの身長は測れないけどね」
高すぎて
「果たしてデータは更新されるだろうか。特に、越前」
「興味深いな」
って言う声も聞こえていて
「げっ乾先輩、ノート持ってる」
「気にするな。堂々と計って貰えばいい」
「ういーっす」
「越前の次に夢姫が測ればいい」
「はぁい」
「あの、俺の番なんすけど。後ろもつかえてるっす」
「ああ、待たせて悪い!」
リョーマ君の後に測った身長で、書かれた身長は
「あ」
やった!今年も伸びてた
「そう言えば夢姫ちゃんって」
「あたしは毎年お兄ちゃんが来るタイミングで一緒にやっちゃうから他の人よりもタイミングは早いんだよね」
「なるほど」
「夢姫、視力検査に行くぞ」
「はーい」
視力検査の所に行くと何故かギャラリーが出来ていて
「ギャラリーが賑やかやけど、行くで、跡部」
「いいぜ、来な」
あたしもお兄ちゃんも終わらせると
「少し時間があるな」
「あ、そうなんだ」
「ああ」
「取り合えずひと段落やな」
「次のグループが来る前に俺らも検査しとかへん?」
「そうしよか」
「お、伊達眼鏡をはずす時が来たな」
「伊達やから、掛けたままでもええやろ」
「良くないわ。邪魔やろ。俺が外したる」
「フフ」
「なんや夢姫が笑っとるで」
「ほんまや」
「伊達ならつけたままでもいいよ。ねぇ?お兄ちゃん」
「問題ない」
2人が測り終わったころ、お兄ちゃんから
「そろそろ次に行く」
と言われて向かった先は握力の測定で
「これはこれは…お見事です。涼しい顔でなかなかの数値を叩きだしましたね」
「さすが幸村君だろぃ」
「だけど、嫌そうな顔をしてるお姫様が来ているようだけど」
「お兄ちゃんやらなくちゃダメ?」
「駄目だ」
「ちぇ…、じゃああたしの後にお兄ちゃんが測ってね」
「あ、そっち?」
「んじゃ夢姫。俺と一緒に測ろうぜぃ」
「ヤダって言っても測るんでしょ」
「当然だ」
「次、測定シクヨロ」
「ええ、お任せください。ご健闘を祈ります」
一緒のタイミングで計ると
「もう限界…」
「おや」
それでも去年のチェックと変わり映えは無くて
「大丈夫ですよ」
「ありがとう」
「~~~っ!」
「!?」
「気合いが入っていますね」
「フフ、夢姫見てごらん。丸井の顔、真っ赤だ」
「……ど、どう?」
「いい結果でしたが、幸村君越えはなりませんでしたね」
「あー、やっぱり?」
「よく頑張ってたけどね」
「では、次は」
「やっとワイの番や!やったるでー!」
「はい、どうぞ。頑張ってくださいね」
渡されたものの
「あり?これどうやって持つんやったっけ?」
「簡単です。やり方をお見せしましょう」
「こう、スタイリッシュなポーズで構えるんだったのう」
「仁王君、悪ふざけはいけませんよ」
「いやいや、こうだろぃ?そのポーズのまま、くるっとターン!」
「2人とも、真面目にやってください」
「はしゃいでるねぇ」
「オモロいし、カッコええわぁ!」
「確かにカッコええけど、金ちゃん、あれはちゃうで」
「そうなん?」
なんて白石君に聞いていて
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