おでかけ in ミニチュア・ワールド
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「すごいなぁ」
「そうだね。もっと近くに行ってみようよ」
なんて提案をしてくれたせーちゃんのスマホが鳴っていて
「赤也からメッセージだ」
「ヤバイ色の像がもっとヤバくなってる…だって。ほら、写真」
そう見せてくれた像は
「確かにこいつはヤベーな。レインボーカラーじゃねーか」
「ここからでも像の先端が見えますよ。道なりに行けば合流出来そうです」
「だね」
「仕方あるまい。俺達が赤也を迎えに行くとしよう」
「プロジェクションマッピングは赤也も見たがりそうだがな」
「後でまた見に来ればいいよ。時間はまだまだあるんだから」
「そうじゃな。ある意味、ここからが本番ぜよ」
なんて話しているのにいちいちオーバーリアクションをする弦君が面白くて
「一応言っとくけど実際に動いてるわけじゃねーからな?」
「では、それを見終えてから像に向かおうか」
「そうだね。この先のライトアップも楽しみだ」
なんて思っていると
「仁王君?どこですか?」
「どうしたんだい?」
「隣にいたはずの仁王君が忽然と消えてしまったもので」
「む、まさか迷子ではないだろうな」
「ちっちゃい子供みたいっすねー」
なんて言っている赤也君
「園内放送とか頼んじゃいます?」
「茶化すな赤也。仁王ならさっきまでいたはずだ」
隣に居たのに急に消えたりもするから本当に分からない
「遠くには行ってないだろう」
「まぁ仁王君の事ですからちょっとしたイタズラかもしれませんが」
「あれ?あそこ!いるっすよ」
なんて言ってくれた赤也君の目線の先に居たまー君
「仁王先輩ー!何見てるんっすか」
「見つかってしまったぜよ」
「やれやれ。かくれんぼのつもりでしたか?」
「迷子の迷子の仁王君…なんての」
「全く、とぼけないでください」
「いなくなってしまったのかと思って驚いたよ」
「ドキドキしてもらえて何よりじゃの」
「俺達の位置からは仁王の姿が黒い影に見えていた様だ」
「この一帯はラスベガスの街並みか」
「ネオンの明りが溶け込むようだね」
「眠らない街の輝きぜよ」
「どういう意味っすか」
「赤也君は知らないか。ラスベガスは砂漠の中の不夜城と呼ばれているの。眠らない街というその名の通り、朝も昼も夜も1日中遊べる娯楽の都市という訳だよ」
「え、最高じゃないっすか。住みてー」
「朝から晩まで遊び惚けるつもりか。たるんどる」
「ちょっとくらい夢見たっていいじゃないっすか。でしょ、仁王先輩」
「そうじゃの。見ての通り魅惑に満ちた街だからのう」
「それで見とれていたんだ?」
「確かにそうかもしれん」
「おや、素直ですね」
ラスベガスかぁ
眠らない街と言うのはある意味マカオも似たようなものだったけど
「人が楽しいと思う事全てを詰め込んで、欲望をこねくり回して作り上げた街じゃき。こうやって見下ろしているだけでも胸が躍る」
「確かに。ミニチュアと言えどラスベガスを一望できるのは贅沢な楽しみだ」
「まるで帝王みたいだね」
「生かすも殺すも俺次第。その気になれば全部壊すことも出来る」
「想像の果てに行きつく破壊は統べる者にだけ許された悪趣味な楽しみ方と言えますね」
「「フッフッフッ…」」
「2人がなんだかすっげー悪役っぽいんっすけど」
「2人がこわい…」
「場の雰囲気に酔いしれているのだろう」
「つまり浮かれているんだね」
赤也君が別の場所も見たいと行ってしまったのを追いかけて行った弦君
「真田の奴迄行っちゃったな」
「弦一郎に任せておけば迷子になる心配はないだろう」
「迷子とは小さなお子様の様じゃのう」
「赤也君に同じことを言われてたよ」
「それにあなた、さっき自称していたでしょう」
「はーて。どうだったかのおう」
「どうする?赤也たちを追いかけるか」
「だが、もう少し」
「余程気に入ったみたいだね」
「じゃあ俺は軽く隣を見て来るよ。それと仁王」
「なんじゃ」
「もう迷子になったらいけないよ?夢姫も不安になるからね」
「ピヨ」
思う存分見て回ったライトアップ
「皆、思い残すことはないな」
「ヨーロッパエリアの盛り盛りワッフル全種制覇したかっただろぃ」
「無理だって10種類以上あっただろ」
「真田こそうさいぬはもうええんかの」
「もう1度ショップを見て回るくらいの時間はあるぞ」
「いや。もう十分堪能した。後ろ髪を引かれる思いではあるが」
「新作アニメが上映されたら見に行こうぜ」
「じゃあ比呂君、赤也君そろそろ帰るよ」
「あ、ちょっと待って欲しいっす。柳生先輩あのピラミッド入れて撮って欲しいっす」
結局最後までピラミッドか
「やっぱりピラミッドなんですね」
「きりがないから後1枚だけだぞ」
「まだ帰りたくないな」
「「え?」」
「幸村…」
「え?あれ、俺声に出してた?」
「うん。珍しいなぁと思ったけど」
「分かるぜ。食べ物、半分も制覇出来てねーもんな」
「いや。そういう事じゃねーだろ」
「ごめん、つい。今日はすごく楽しかったから」
「謝らなくてもいいじゃない。あたしも楽しかったし」
思いもよらない所にいいものとも出会えたし
「皆のテニスをしている時とは違う一面が知れたしね」
「確かにのう。面白かったぜよ」
「あぁ。また一緒に遊びに来よう。ここでも、どこでも」
「うん。今日が最後ってわけじゃないもんな。帰ったら写真データを整理しなきゃ。今日だけで数年分くらい撮った気がする」
「そうか。良かったな」
「今の、父親みたいな反応じゃな」
「な、何を言うか」
なんて話していると
「あー!スマホの充電切れた!」
「赤也も随分写真を撮っていたからな」
「ったく。空気を読まねぇヤツだぜ」
「赤也、いい加減にしないか!帰るぞ」
「やっぱり父親じゃな」
「せめて兄貴って言ってやれよ」
「それじゃ、名残惜しいけど帰ろうか」
