マラソン大会?
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「3週ほど回ってみたが、やはりここからの眺めが最もいい」
「そうだね」
写真を撮っていると
「おう、越知兄妹じゃねぇか。ここで休憩でもしてんのか」
「ああ。いい眺めだったのでな」
「2人か?少し前に見た時は毛利も一緒にいた気がするが」
「2人で回っているなら、一緒にどう?今からスタンプ台を探しに行くところなんだ」
「毛利ならばおそらくその辺りに」
キョロキョロ探しているお兄ちゃんもなかなかみられるものじゃないけど
「ふふ、いないみたいだね」
「そういえば、向こうの建物の中で毛利を見かけた気がします」
向こうの建物。その場所は
「あー…せーちゃん達も一緒かな、じゃあ」
「ほう」
「ワークショップの所か?確かに、中に誰かいるみてぇだったが」
「ワークショップか。では、そちらに寄ってからスタンプ台に向かう」
「じゃあ、俺達は先に行ってるぜ」
ワークショップに行くと本当にサブちゃんがいて
「毛利は」
「よっしゃ、完成や!」
「なんか集中してるね」
「そのようだ」
「端の方がちょっと不格好やけど結構うまくできたんとちゃうかな。あとはこれを…」
「ワークショップは終わったのか?」
「ツキさん!それに夢姫まで。もしかして、ずっと俺を待ってはったんですか。すんません…全然気づかんかった」
「ずっと待って居たわけではない。夢姫と散歩はしていた」
「ついさっき来たところだよ。でも随分と集中していたようだけど、何を作っていたの?」
「あ、せや、これです!」
「これは?」
あたしとお兄ちゃんに渡されたのは
「押し花の栞です!このワークショップ、オモロそうやから参加してみたんやけど、簡単に作れそうなモンが栞だけやったんです。
栞なら、よう本を読んどるツキさんと夢姫にちょうどええかなと思て、作ってみました」
「ネモフィラと菜の花を使ったのか。良くできているな。貰っておく、ありがとう」
「ありがとう、サブちゃん。大事部使うね!」
「お礼なんてええです!ツキさんにはいつも世話になっとるし夢姫にも飯作って貰ったりしとるからほんのお礼やね。そういえば、散歩はもう終わったんです?」
「ああ」
「散歩のコースを何度か回ってたよ」
「そないにええ眺めやったんや」
「ああ。特にあそこのベンチの辺りは公園全体が見渡せて壮観だった」
「俺も見たなってきましたわ。ツキさん、最後にもう1周散歩しません?」
「いいだろう」
「じゃあ、あたしはベンチに座ってるね」
「ほな」
菜の花畑からぐるっと1周してくるらしいお兄ちゃんとサブちゃんはいってしまって
「なら先にベンチの方に行って居ろ」
「はーい」
ベンチの方に戻っているときに
「悪いね、ジャッカル」
「あれ?またせーちゃんと遭遇するとは思わなかった」
「俺もだけど、さっきは先輩と一緒に居なかった?」
「今はサブちゃんともう1周してくるんだって。あたしはベンチで休憩でもしようかなって」
「ジャッカル先輩にあげますよ」
っていう赤也君が持っているのは
「なんかアイスに乗ってた蜂の巣の飾りっす」
「このトッピングが売りのアイスだろ。俺はいいから自分で食べろよ」
「え、これって飾りじゃなかったんすか!?」
「へぇ巣蜜がトッピングが売りだなんて珍しい」
「え?」
「赤也君は巣蜜を初めて見た感じだね」
「巣蜜ッていう巣のまま食べる蜂蜜だよ」
「へぇ、蜂の巣って食べられるんすね!」
「蜂蜜アイスか。夢姫も食べて行くか」
「いいの?」
「問題ない。寧ろ少しくらい食べておいた方が良い」
「やった。そうだ蜂の巣って売ってると思う?」
「蜂の巣?」
「うん。巣蜜が欲しいんだよね」
「売って居たら買えばいい」
「そうする」
「ほな、帰りに買って行きましょか。バス乗り場まで結構歩きますし、食べ歩きしたらちょうど良さそうですわ」
「だね」
「帰りのバスが出るまであと1時間ほどか。乗り遅れないよう、そろそろ戻るべきだろうか」
「あんまりギリギリやと心配ですし、こっからのんびり戻ってもええと思いますよ」
「それはそうと、サブちゃんは公園のスタンプは押して来たの?」
あ、といったサブちゃんはスタンプ台探している間にワークショップに立ち寄ったらしい
「バスの時間まではまだ余裕がある。折角来たのだからスタンプを押して帰るぞ」
「ありがとうございます、ツキさん」
「でも散歩コース回ったけど、無かったよね」
「おそらく散歩コースから外れた場所にあるのだろう」
外れた場所かぁ
お兄ちゃん達と探しに来ていると
「どこで見逃したんやろ」
「目立たない場所に置かれていたら、気づかずに通り過ぎていてもおかしくはない。入り口の方に戻りながらよく探してみよう」
って言ったお兄ちゃんが急に止まったかと思えば
「どうかしたの?」
「あちらの柵の外側に小さなテーブルが置かれている。もしや、アレがスタンプ台なのではないか」
「あ、ほんまや」
お兄ちゃん達と小さな台の所まで行くと
「てっきり花畑ん中やと思うてたけど、柵の外にあったんですね!」
「どうりで見つからないわけだ」
「外まで見ておくべきだったな」
「まぁ見つけられたんでええですわ。ほな早速…」
ポンと押したスタンプは3つ目で
「これで全部埋まったな」
「はい。コンプリートでっせ」
「お、スタンプ台はここにあったんか。ツッキーが立っとると分かりやすくてええな☆」
「おい、お前も早くスタンプ押せし。景品貰いに行く時間もあるんだからよ」
「せや、景品あるんやったわ。何が貰えるんやろ」
「第四の裏に詳細が書いてあるな。場所によって異なる景品を用意しているそうだ」
「この公園内で景品を受け取る場合は花の種だって」
「おお、花の種ですか。ほんなら俺はここで交換して行こかな。先輩達はどないします?」
「俺はそれでいいわ」
「せやな。俺も種貰っとくわ」
「夢姫はどうする」
「花の種飢えて合宿所に植えようかな」
「ではそうしよう」
景品交換所に来ると
「俺はネモフィラの種にしたろ。育てるんが楽しみやな。ツキさんは何の種にしました?」
「夢姫がアサガオを見ていたからな。アサガオだ」
おお、ええですね。朝の散歩のときに咲いてる所を見られそうや」
「なあなあ、種貰ってから気づいたんやけど、これ、どこで育てるん?」
「そういや、飢える場所の当てがねぇな」
「花なんかほとんど育てた事無いしなぁ。どないしよか」
「夢姫はアサガオを合宿所の花壇に植えると言っていたが」
「うーん…」
「そうだ、せーちゃんに聞いてみようか。スタッフと花壇の手入れしてるみたいだし」
無理なら今度立海に行った時に植えるのもありかなぁ
「それがいいだろう」
数日後
「おはよう、サブちゃん、お兄ちゃん」
「あぁ」
「花壇いじってるの?」
「ああ。幸村に話通してもろてやっと花壇いじってええことになったんで」
「夢姫もやっているんだね」
「せーちゃん、おはよう」
「あぁ。先輩達もおはようございます」
「おはよう」
せーちゃんにいろいろと聞きながら植えていても余ってしまった種は
「フフ。立海で育てようか」
「いいの?」
「勿論。学校に綺麗な花が咲いているのもいいものだよ」
「ありがと」
「どういたしまして」
「あれ?先輩達こんなところで何してるんですか」
「この前のスタンプラリーでもろた花の種まいてたんよ」
「へえ。先輩達は花の公園で景品を貰ったんすね」
「リョーマ君たちは何を貰ったの?」
「俺は湖の所で副船長猫のキーホルダーを貰ったっす」
「あとの景品は観光案内所のポストカードとか、温泉の入浴剤とかでしたね」
「そうなんだ」
「朝の散歩が楽しみになったね?お兄ちゃん」
「ああ。楽しみがまた1つ増えたな」
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