夏の休息?
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「そうさせてもらうナリ。いい加減、頭がゆだってしまいそうじゃ」
なんて言っている雅君はそうとうやられてしまっているのだろうと思っていると
「む」
「なんで彼女まで連れて行く必要がある」
「好きな女と一緒にはいたいもんじゃき」
「ほう」
「夢姫ちゃんはキョトンとしてるけど」
「近くに赤也もおったのう。ついでに拾って行くとするか」
「拾ってはいくんだね?」
「あぁ」
本当に赤也君を拾ってから歩いていると
「到着!」
「なるほど、ここが…。落ち着いたいい場所だな」
「おや、皆さんお揃いでしたか」
先に着いていたのであろうせーちゃんとレン君がそこにはいて
「どうやら迷わずに来れたようだな」
「当然っすよ!」
「プリ」
「下の川辺よりも涼しいんだね」
「仁王も夢姫と一緒に来たんだね」
「景色のいい場所で涼もうかと思っての」
「その割には夢姫を強引に連れてきたようにも見えていたらしいがな」
「へぇ」
「仁王君、随分と暑そうですね。さぁ、こちらへどうぞ」
「そんじゃ、夢姫も」
「なんであたしまで」
「全く」
「まぁまぁ」
「水で遊ばせてもらおうか」
あたしの隣で横になった雅君は水に手を入れていて
「ちゃぷちゃぷ…」
「自分で効果音まで言うほどなんだ?」
「なーんか、結構参っちゃってるみたいっすね。かき氷でも食います」
「うちわで扇いであげましょう。水分補給も必要ですね」
「柳、さっきの緑茶は?」
「緑茶?」
「ああ。用意しよう。流しソーメンも食べるか?」
「至れり尽くせりじゃの」
「まぁ、ご飯が入らなくてもソーメンが入ればいいよ」
「どういう意味だ」
「カロリー的には、ご飯よりもソーメンの方がカロリーは高いからさ」
「それは初めて知ったな」
「初めて言ったもん」
「仁王先輩、マジで大丈夫っすか?」
っていう後輩の赤也君に対して
「シャキっとせんか!たるんどる!」
「真田君、無茶を言っては」
「真田はいつも通りじゃの。逆に安心するぜよ」
「っていうか、夏バテ起こしてる人間にシャキっとしろと言われても余計に悪化させるだけだからね?そんな一昔の人たちじゃないんだから」
「よってたかって世話を焼かれると、変な感じじゃき」
「仁王、緑茶だ。飲めるか?」
「起きるのが億劫ぜよ」
あらら
「そろそろ夏バテだって認めたらどうだい?夢姫も言っていたじゃないか」
「まあ、それもあるのかもしれんが、ここのところ眠りが浅いと言うか、寝不足なのかもな」
「赤也君」
「なんっすか?夢姫先輩」
あたしのお財布からお金を取り出すと
「かき氷2つ買ってきてくれる?雅君、放してくれそうにもないから」
「うぃっす!」
「ちなみにあたしイチゴね」
「もう1つは」
「雅君、何がいい?」
「なんでもいいぜよ」
「だって」
「分かったっす」
赤也君におつかいを頼んでいる間に
「元気だね、赤也君」
「それが取り柄だともいえるからな」
「そっか」
「で、眠りが浅いのは何かあったの?」
「不思議な夢を見ての」
不思議な夢?
「だが、サッパリ内容を思い出せん」
「そりゃ確かに不思議な夢だけど」
「俺も気になって、もどかしい」
「全く思い出せないのですか?」
雅君はせーちゃんの方を見ていて
「最近よくせーちゃんの方を見てるよね」
「あぁ、そうだな」
「どうかした?」
「いや」
目を閉じてしまった雅君を他所に帰って来た赤也君の手にはかき氷が2つ
「ありがとう。おつりは取っておいていいよ」
「いいんっすか!?」
「もちろん」
「よっしゃ」
かき氷を受け取ると
「仁王先輩?もしもーし」
「切原君、お静かに」
「ん?」
あたしの隣でそのまま寝てしまった雅君
「本当に寝てなかったのかもね」
「どういう」
「寝不足のせいか」
「さあ、どうだろうね。しばらく寝かせておこう」
「でも、一体どんな夢を見たんだろうね?せーちゃんを見てることが多くなったのも何か関係してるのかな」
「どうだろうね」
夕方まで寝ていた雅君はやっと起きて
「目が覚めた?」
「そのようだね。おはよう」
「ゆきむら?」
「まだ夢でも見ているような顔をしてるけど、今度はどんな夢を見たんだい?」
「忘れたぜよ」
「そっか。まぁでも」
「夢ってそういう物だよね」
「俺は、長い事寝ていたようじゃな」
「あぁ。夢姫も身動きが取れないくらいには」
「大丈夫だよ」
「でも、暗くなる前に帰らないとね。夢姫も怖がるから」
リョーマ君と遠山君たちも寝ていたようで
「残っとるのはこのメンバーだけか。幸村はなんで残っとったんじゃ?」
「絵の構想を練りながら涼んでいたら、いつの間にか時間が経って居てね。さあ、帰ろうか」
「だね。今日の夕飯は雅君でも食べられそうなものにしようか」
「へぇ」
下の川辺に戻ってくると
「すごい蛍の数だね」
「めーっちゃキラキラや!」
「圧巻ばい」
「だね。こんな数の蛍、見ることなんて早々にないし、それだけ水も綺麗な証拠だね」
「そうなんっすね」
「うん」
