夜のミッション!?
夢小説設定
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「お待たせ」
あたしが来た時には既に3人が揃っていて
「え?夢姫?」
「夢姫にも協力をしてもらおうと思ってな」
「でも暗い所が苦手なはずだろう」
「苦手というよりも嫌い」
部屋を出ると丁度来ていたのは育人君達で
「こんな時間に何をしているのかな」
「こんばんは、先輩。少し花が気になって」
「花ぁ?」
「精市は花壇の世話をしているんです。俺もその付き添いに」
「ああ、宿舎そばの花壇ですか。今ちょうど、きれいな花が咲いてますね」
「はい、いい季節ですから。だからこそ細かい事が気になってしまって」
「今日は風が冷たい。体調を崩さないようにね。夢姫も一緒に行動をするのならもう少し温かい格好をするべきですよ」
「はぁい」
身長の高い3人に比べて小さいあたしは行くと組んでも見分けないだろうと思っていたのに
「見抜けない我々ではないということですよ」
「ばれちゃった」
「ま、下手な場所をうろつくと、犬に襲われるぜ。クク」
それだけ言って戻って行った育人君達
「…やっぱりうまくいかない」
「ここからが本番だ。気を引き締めて行くぞ」
「犬に襲われないようにしないとね」
「それについては」
「多分、問題ないだろう」
きっと知らないのはせーちゃんだけで今頃みんなで足止めをしている最中だ
「ねぇ、あたしも行かないと駄目なの?」
「ここで足止めが出来るのならいいだろう」
足止めかぁ
レストラン内に入ると
「人がいる様子はないな」
「そりゃ、この時間だしね」
「ああ。何の物音もしない」
「思った以上にすんなり侵入で来てしまったな。ドーベルマンの1匹や2匹に追いかけられる覚悟はしてたんだけど」
「そこはまぁ…運が良かったんだろう」
「だけど、問題はこっからだけどね」
「え?」
「何もない訳がないでしょう?」
「夢姫の言う通りだ。精市、弦一郎」
「え?」
「そのまま行くと、監視カメラに映る。こっちが死角だ」
「監視カメラの位置を覚えているのか」
「ああ。俺達が通る予定のルートだけ、頭に叩き込んできた」
それはまた素晴らしい事で
「夢姫もここにいる時間が長い。俺達が知らない場所にカメラがあるかもしれない」
「あ、だからあたしもだったんだ」
「そういうことだ」
「フフ。うちの参謀はやっぱりすごいな」
奥に行くと
「なぜここだけ明りが付いている。消灯時間は過ぎている筈だが」
「消し忘れ…」
「それはないね。ここのレストランは冷蔵庫以外の電気を一斉に操作するから」
「では、あえて点けておいたと」
そんな中急に暗くなった場所で、震えだしたあたし
「これは…」
「警告かも知れないな。見ろ、赤外線装置がさどうしている」
「赤外線装置なんて、ふだんからあったかな」
「あった…。ただ、普段は皆が寝ているから作動しないだけで」
「あれに触れたらどうなるんだろう。黒焦げって事はないよな」
「さすがに、それはない…けど」
「けど?」
「せいぜい、合宿所中に警報が響き渡る程度だ」
「それはそれで問題だと思うけど、もしかして経験済みかい?」
「俺ではないがな」
レン君じゃない日になった事なんて…
それでも難なくこなしていった3人。
「夢姫」
「おにいちゃ…」
「全く。部屋に戻ればいないと思えば君島と遠野が宿舎から出て行ったと聞いた時は焦ったがな」
「ごめんなさい」
「お前が無事なら問題ない。後はあいつ等で何とかするだろう。コーチ達も知っている筈だからな」
そっか
お兄ちゃんと一緒に出ると、ドーベルマンが集まっていた場所には修ちゃんとカナ君が一緒に居て
「アイツら助けて終わりちゃうんやろ」
なんて声がしている中でもドーベルマンたちは吠え続けていて
「おー、下見てみ。ドーベルマンがめっちゃ集まってきとるで」
「あぁ、その先には少し早いけど越知に連れて帰ってきて貰った夢姫がいる。ミッションはまだ続いている、当分ここに引き付けておかないとね」
「ちょーっといじってやるだけのつもりやったんやけどなぁ」
「あんなに一生懸命『悪い事』をやろうとしてるんだ。邪魔できないでしょ。しかも夢姫まで連れて行くなんて言うのは想定外だったけど。それじゃ、ドーベルマンたちにはしばらく僕のサックスを聞いててもらおうか」
「まぁ、月夜の演奏会っちゅーのもたまには悪くないかも知らんな。ツッキー」
「問題ない。夢姫も落ち着いてる」
修ちゃんの所に連れて行ってくれたお兄ちゃんと一緒にカナ君のサックスを聞いている間に寝てしまったあたし
「夢姫にはまだまだ夜更かしなんて早いんやろうな」
「その様だ」
==
翌日
「あー。すまんすまん。ホームラン打ってもうたわ」
「当たらなかったかい?ケガはしてないだろうね」
「ドリンクが1つ重症です」
「そうか…残念だ。惜しいドリンクを無くしたね」
「先輩方…ふざけないでいただきたい!」
「そういうと出て来なくなっちゃうよ?」
「「出て?」」
「夢姫ー。ええ加減俺の後ろから出て来ぃ」
「いやだ」
「随分と」
「昨日のレストランで急に暗くなったのが少し堪え取ってな。今日はツッキーが試合やって言うもんやからずっとこの調子やねん」
「おい、夢姫」
「まぁまぁいいじゃないか真田。昨日は夢姫にも先輩達にも助けられたみたいだし」
「せやで」
「なぁ、『悪い事』って楽しいなぁ」
「そうですね」
「でも修さん。悪乗りは良くないかな」
「奏多に言われたないで?」
「夢姫に頼みがあるんだけど」
「あたしに?」
「そう。それと立海の皆にはドリンクを1つ駄目にしてしまったことだし、夢姫にドリンクを作って貰って、皆にはお詫びにこの後の自主練、付き合うよ」
「それは…願ってもない話です」
「ぜひお願いします」
「ほいじゃあ夢姫。ドリンク頼んだで」
「分かった」
「俺、みんな呼んできます」
「俺まだ何も…」
「助かります、先輩」
「そない素直な瞳向けられたら断れないやん」
どうせ、最初から自主練付き合うつもりだったくせに。なんて思ったのは内緒にしておこう
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