おでかけ in ミニチュア・ワールド
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「そう言えば」
「ん?」
「どうかしたのか?」
「夢姫。お前は何処のエリアに行きたい」
「え?」
「そう言えば言ってないのう」
「どこのエリアって言われても、お兄ちゃんたちと言った国とかがほとんどで」
「そうか」
「では夢姫さんが好きそうな場所にしてみましょうか」
「「は?」」
「夢姫の好きそうな場所?」
「なんで柳生が知ってるんじゃ」
あ…覚えててくれたんだ比呂君
「それはまぁ、夢姫さんから言わないでとお願いをされているので私からは言えませんが」
「ありがとう。比呂君」
「いいえ、構いませんよ」
皆と来た場所。そこには
「皆さん、着きましたよ」
「おお、ここがヨーロッパエリアか。さすがに広そうだな」
「ヨーロッパと一口に言っても様々な国の展示物があるようだからな」
「オランダ・イタリア・ドイツにスペイン。いっぱいあるけどどこから見て回ろうか」
「どこも面白そうで迷うっすね」
「では宜しければイギリスから見に行きませんか?」
「成程イギリスか。おまんが興味ありそうなとこじゃのう」
「はい。ここに来たらぜひ訪れたいと思っていたんです。美しい世界遺産や有名な建造物などもありますし、きっと見ごたえがあると思いますよ」
「でも夢姫はどうして」
「夢姫さんは、童話がお好きの様でして」
「あぁ、そういう事か」
「納得だな」
「うむ」
「どういう」
「どういう事ですかとお前は言うよな。ヨーロッパの各国には著名な童話作家がいたんだ。俺達でも馴染みのある童話と言えばヘンゼルとグレーテルや白雪姫と言ったグリム童話が有名だが」
「そうだね。グリム童話には他にもシンデレラや赤ずきん、ブレーメンの音楽隊ヘンゼルとグレーテルと動揺に似た童話に兄と妹というのもある。グリム童話で個人的に好きだと言えばシンデレラが好きだけど他の童話作家の内容も好きだよ」
「それはいいことを聞いた」
「色々と知らない事を知れるというのはいいものだが、童話など子供っぽくないか?」
「あー…もしかして童話=絵本だと思ってる?」
ビクッとした弦君と赤也君は図星だったんだろう
「残念。童話=絵本の概念はないよ」
「何?」
「そうなんですか?」
「グリム童話は勿論他の童話も元は小説。それを海外の作家が絵本にして、内容を翻訳したものをあたし達もよく知っている童話として販売しているの。赤ずきんに関しては、もう1つ有名な童話があるのだけれど」
「ほう」
「ペロー童話だな」
「そう。実際の赤ずきんの話はペロー童話の方が古いんじゃないかとも言われているの」
「それはまた」
「グリム童話を書いていたグリム兄弟に影響を与えていたのが今話しをしたペロー童話だもの。中にはまだ読んだことのない童話小説もあるけれど、あたしはどの童話も好きよ」
「へぇ」
「じゃあ全部の童話の中じゃなにが好きなんっすか」
全部の童話の中か
「ブレーメンの音楽隊かな。越知の家にいた時に買ってもらった童話もあったけど、今はもうないしね」
「まさか」
「そう、そのまさか。それで代わりにと新しいのを持ってきた童話がみにくいアヒルの子。お兄ちゃんですら驚いていたけどね」
「そうか」
「じゃあイギリスの有名な童話って何だと思う?」
「なんっすか?俺達も」
「知ってると思うけど」
「んー…」
赤也君は良く悩むなぁ。きっと知らないものばかりなんだろう
「ヒントは夢の国」
「「夢の国?」」
「そう。結構夢の国の映像の中に沢山あるのだけれど」
「へぇ」
あ、今度修ちゃんに連れて行ってもらお。なんて能天気に考えていると
立海の皆は悩んでいて
「そんな難しい質問してなくない?」
「一体」
「だって、クマのプーさんや、ピーダーパン、不思議の国のアリスは夢の国にもいるし映像もしているじゃない
そしてアリスもピーダーパンもイギリスが生み出した童話なんだよ」
「言われてみれば」
まぁ他にもあるけどね。イギリスの有名な童話も。なんて言っていると
「じゃあイギリスから周ろうか」
「じゃあ、皆さん行きましょう」
スタスタと歩いて行く比呂君を見ていると
「柳生の奴嬉しそうじゃのう。それは夢姫も同じじゃけぇ」
「なんだかツアーガイドみたいだね。遅れないようについて行かないと」
イギリスのほうを見て回っていると
「色んな建築物が見れたね。ミニチュアなのに、どれも写真やテレビで見たそのものみたいだったな」
「えぇ。特に世界遺産の宮殿の荘厳さと迫力はすごかったですよね!」
「でっかい時計台もあったよな。見たことある!って思ってテンション上がったぜ」
「あれが有名なビック・ベンですよ。いいタイミングで鐘の音も聞けましたしね」
「俺はあちこちを回る度に聞けるお前の感想が興味深かったぞ。流石の夢姫も固まってはいたがな」
「建築物とかはあまり興味ないかな」
「それはまた」
赤也君が何かを見つけたのだろう
「ん?あの建物なんすかね?」
「ファンシーって言葉が似あいそうだな」
案内板を見ていると
「案内板には『不思議の国のアリス・ようこそ童話の世界へ――』とあるぞ」
「不思議の国のアリス?なんでこんな所にあるんすか」
「先ほど夢姫も話していただろう。不思議の国のアリスはイギリスの作家が生んだ童話なんだと」
「『中は入ってみてからのお楽しみ』と書いてありますね。なんだか謎めいていて面白そうじゃないですか」
「物は試しじゃき、入ってみるぜよ。さて、何が待っとるやら…」
「夢姫さんが童話がお好きならどうぞ」
「いいの?」
「えぇ、勿論」
「ありがとう。比呂君」
遠慮なく中に入らせてもらうと
「なんじゃ、本当にアリスの様じゃの夢姫」
「そうだね」
「なんだか変な気分」
「じゃろうな」
「このミニチュアな室内、アリスのストーリーそのままだよね」
「うん。巨大化したアリスの気分」
「ところであたしってどう見えてるの?」
「童話の世界に迷い込んだ猫。と言ったところかのう」
「せっかくだし写真を撮ってあげるよ」
「撮らなくていいよ?」
「何を言ってるんじゃ。撮るに決まってるぜよ」
「あ、夢姫もう少し体をこっちに」
写真を撮られたあお、まー君に手を引っ張られて出てきたあたし
「本当のアリスになった気分」
「そら、良かった」
「まさかこれほど趣向を凝らした展示になっているとは思わなかったな」
「えぇ。アリスの物語の世界観が存分に楽しめました」
「このエリアに来てから珍しく柳生がはしゃいでいる所が見られたよ」
「それは夢姫も同じだな」
「皆、この裏にイギリス童話の展示コーナーがあるんだが」
「え?あるの!?」
「お前はミニチュアよりもそっちか」
「さすが童話が好きなだけはありますね」
「見てみないか?と聞こうと思ったが夢姫のその顔にはさすがに連れて行かないと大変なことになりそうだな」
「行きたい」
「物語が生まれるまでの年表が有ったり、他にも短いアニメも見られるみたいだよ」
「そりゃ面白そうっすね」
「だな。行ってみようぜ」
「俺達の回りたい所だけ廻ってたら詰まらねーだろぃ」
なんて言ってくれる皆
「ふぅ」
「どうした柳生」
「皆さんとこうして好きな物を満喫することが出来て嬉しく感じていただけです。
それにまるで一緒に旅行に来たみたいで楽しい…などと思っていました」
「きっと皆もそう思っとるじゃろ」
「えぇ。そうだといいですね」
前で赤也君が呼んでいて
「呼ばれているぜよ」
「行きましょうか」
童話の展示コーナーを見ていると
「本当に童話が好きなんだね」
「うん。ピーターラビットもフランダースの犬も好き」
「俺達は夢姫が童話が好きっていう事に驚いて新しい一面を知れたし、こうして新しい夢姫の顔を見ることも出来ているから満足だよ」
「な…」
「ガリヴァー旅行記はこっちを展示してたんだ」
「どういう」
「原作に近い童話を展示してるのかと思ってた」
「そういう事か」
「でもこっちも好きだけどね」
「そうか」
「先輩達が目を離せなくなる時があるかもと言っていたのはこういう事だったのかもな」
「だな」
「いつまでもここに居たいと夢姫ならいいそうだな」
「じゃな」
あたしが別の方に行こうとした時だ
「夢姫。そろそろ別のエリアに行かないと間に合わなくなってしまうが」
「あ…ごめ」
「謝らなくていい」
童話の展示エリアを出ると
「アジアエリアだな」
「だね」
