夜のミッション!?
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「ひとまず、あの柱まで走るよ」
あたしの手を引いてるせーちゃんにそう言われてしまうと
「おい、足元に気を付けろ。月明かりがあるとはいえ、昼間の様には行かん」
「この場所、普段は気にならなかったが見通しのよさが気になる」
「気になると言えば、ジャージを着替えて来るべきだったかな?」
「ん?」
「この色、目立つだろう?夢姫のようにここのジャージを着ているわけでもないし」
「そうだな。だが、引き返す方がリスクが高いぞ」
リスクが高い…かぁ
「大きなハンデとして夢姫がこちらにいることも幸いしているが」
「なんであたしまで」
「いいじゃない。たまにはお兄さんたち先輩と離れて俺達と夜に行動するのも」
「嬉しくない」
「ほう」
「いつもだったら、この時間は読書に当てているのに。とお前は言う」
「へぇ」
「部屋に戻りたい」
「ここまで来てしまったのだ。もう進む他あるまい」
「分かってるさ。ちょっと言ってみただけ」
「夢姫は本音だろうがな。月明かりや合宿所の明りがあるからまだ平気なのだろう」
「さあ、それじゃ行こうか」
「「イエッサー」」
「行きたくない」
上を見るとカナ君と修ちゃんが一緒に居て
「あっち側に居たかったなぁ」
「それは無理な話だね」
==
その日の朝の出来ごとだ
せーちゃんとブンちゃんが揃って朝食を食べていて
「おはよう」
「あぁ」
「おはよう」
「というよりも夢姫は俺達よりも先にこの中に入っているだろう?」
「そうだね。皆の朝食の支度もあるしね」
「それで、隠れた後は如何したんだい?」
隠れた後?
「見つからなかった?」
「それが、ドーベルマンがなかなか立ち去らなくてよ…」
なんて話をしていて
「面白そうな話をしているな」
「皆、おはよう」
「おはよ。席探してんなら、ここいいぜ」
「それはありがたいが…丸井、また甘いものばかり食べているようだな」
「朝にパンケーキは普通だろぃ?」
「そのパンケーキが見えない程クリームを盛っている所に問題がある。お前は栄養バランスという者を…」
「いいじゃないか、真田」
「何?」
「好きなものを美味しく食べるのも、大事だよ」
「そうだね。比較的朝はブンちゃんだけじゃなくて、皆自分の食べたい物を食べてもらうようにはしてるよ。その分、昼食と夕飯はちゃんと栄養を取ってもらうようにするけど」
「む…」
「幸村君、夢姫もわかってるじゃん」
そりゃあ、この合宿所に立海や氷帝が来てから食事関係の事を一任されてからは特に気にしているようにしているけど
「毎朝、食べてればねぇ」
「ほう」
「でも、お昼も夕飯もちゃんと栄養を考えてある物を食べてくれるから食事面でのバランスは取れてるよ。これで今まで通りに戻ると物足りないって思う事が増えて来るかもね」
「マジか」
「本当」
「先輩達や仁王が羨ましいぜ」
「だな」
「何言ってんの」
「え?」
「青学や氷帝、他の学校に比べたら立海は断然良くなってるよ。食事面でのバランス」
「そうなんだ」
「うん」
「ところで、先ほどの流れを推測するに、
「ああ、崖の上のな。幸村たちが詳しく聞きたいって言うからよ」
「真田も柳も、任務を果たしに合宿所に忍び込んだんだってね。いいなぁ」
「何がいいものか。任務でなければ、そのような事…」
「フ…。精市は何が気に入ったんだ?」
「あのね、ミッションとか忍び込んだりだとか、面白そうじゃないか。スパイか何かになったみたいで」
「へぇ」
「幸村もそういうのに憧れるんだな」
「憧れるってほどじゃないけど、ちょっと、やってみたいとは思うかな」
「思ってるほどいいもんじゃねぇかもだけど」
「犬に追われたりな」
キッチンスタッフが厨房から出しているものを見つけたブンちゃんは
「あ、アイス追加されてる。ちょっと取って来るな」
「まだ食うのか!?」
「いいじゃない」
「さすが夢姫。育ち盛りなんで」
「程々にしておけよ、丸井」
クスクスと笑ってしまうと
「そう言えば」
「うん?」
「夢姫は参加したことあるのか?」
「あると言えばあるんだけど…」
「「ん?」」
「暗い所が駄目だから、結局途中でコーチに中断させられてるんだよね。竜君やほー君、カズ君は崖の上に行ってる人だからスペシャルミッションを熟してるけど」
「そうなんだ」
「うん」
「スペシャルミッション、か」
朝食後にコートに行くとすでに弦君は赤也君と練習していたようで
「お疲れ様」
「あぁ」
ドリンクを渡すと
「おや、いつもと少し違いますね」
「あ、気づいてくれた?」
「どういう事ですか?」
「今日はね、生姜といつもと違う果物が手に入ったからそれを使って見たの」
「おや、そうでしたか」
コートを覗くと
「…真田君達、まだやってるんですか」
「まだ?」
「あぁ、¥。俺達が打ち合う前からやっていたな」
「という事は大分打ってるよね?」
「そうだな。そろそろ休憩を挟ませるか」
「のがいいかも」
なんて話をしていると
「なんじゃ、おまんらも休憩か」
「おや、仁王君もですか」
「あぁ。さっきまで幸村もいたぜよ。コーチに呼ばれて行ってしまったがの。スペシャルミッションがどうとか、懐かしい話をしとったのう」
レン君と顔を見合わせると
「あぁ、今朝その話をしていたんだ」
「スペシャルミッションと言うと、物資を調達する任務でしたか?」
「それ、同室の奴等に聞いたことあるっす!夜中に合宿所に忍び込んだんすよね」
「おい赤也。水分補給はしたのか」
「今からしますって」
「弦君ってお父さんポジションなの?立海の」
「なぜそう思う」
「いい方とか、喋り方が同じ高校生と言うよりも、どちらかと言うと保護者のような言い方をしてるし」
「そうだな」
「去年の全国大会の時もそうだったでしょう」
「確かにのう真田パパと呼んでもいいんじゃろう」
「む…」
「だが、精市はやけにスペシャルミッションが気になっているようだな」
「確かに」
「色々と話を聞きたがっとったぜよ」
そうなんだ
「今からやるんすか?スペシャルミッション」
「いや、そういういわけでは…」
「やらない…」
「そうぜよ、赤也。今から作戦会議じゃ」
「マジっすかぁ!?」
あ、本気にしてるか?
「仁王、あまり適当な事を言うな。赤也が本気にする」
「本気にして構わんじゃろ。実際にやったらええぜよ」
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