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あたしは合宿所でしていた治療係とシングルスの結果をチェックするように言われてしまった
「めんど…」
これだったらお兄ちゃん達の試合を見ていたかったなぁ。まぁ、まだまだ先なんだろうけど
「第1試合は大石君と菊丸君か」
「なんじゃ」
「雅君」
「あいつ等か」
「うん。第1はあの2人だって」
ちょっと揶揄ってくるかと行ってしまった
「緊張しとるんか」
「いや、そういうわけじゃないよ。ただ英二ともう1度試合をするなんて思わなかったし、急な事に戸惑っているって言うか」
「俺は侑士相手だろうが絶対に負けねー。今度こそ必ず勝ってやる」
「タマゴとは対照的にこっちは熱いのう」
「逆に仁王が落ち着きすぎなんじゃ」
「そうだぜ!お前だって前回のペアマッチでは柳生に
「思っとらんように見えるか」
「「え?」」
コートにいる雅君達の会話が確りと聞こえて来ていて
「どちらにせよ真面目にやらんと後が怖そうやき、勝ちは狙っていくぜよ」
「負けるつもりでコートに立つ奴なんていねーもんな」
「相手が相手だから負けられん。…パートナーだからのう」
「そうだな。他でもない、英二が相手なんだ。俺も全力で戦わないと」
「お互いに、今度は勝とうぜ!黒ジャージ組の底力みせてやる!」
「革命を起こしてやるぜよ。それに」
「「それに?」」
雅君はあたしの方を見ていて
「夢姫」
「うん。見てるね」
「お前夢姫が好きなのかよ?」
「意外だな」
「プリッ」
雅君達もコートに入り
「今度は俺が勝つ。2度も勝ちは譲らんき、覚悟しんしゃい」
「それは夢姫さんがみているからでしょう」
「どうだかのう」
「我々が知らないとでも?」
ピタリと止まった雅君と平然としている比呂君
「まぁ夢姫が見とるって言うのが1番大きい理由ぜよ。負けっぱなしの背中は見せられん」
!?
「だ、そうだ」
「意外…」
そんな事を思ってたなんて知らなかった
「だろうな。仁王もお前もある意味素直じゃないからな」
「酷くない?」
「本当の事だ」
「こっちはちょっと緊張気味か?」
なんて来たのはブンちゃんと鳳君で
「いえ、宍戸さんとまた試合が出来ることをもっと喜ぶべきだって。ペアマッチでのことをいつまでも引き摺っていたら、宍戸さんに激ダサだって言われてしまいますしね」
「その意気だぜ。今度も宍戸に遠慮なく勝つくらいの気持ちでいけよ」
「聞こえてるぞ、お前ら。俺だって負けねーよ。何度も後輩と夢姫に情けないところは見せられねー」
「夢姫さん?」
「マジか…仁王の奴強力なライバルがいんのかよ」
「今回は試合中にお前が弱気になっても何も言わねーからな。気合い入れて来いよ、長太郎!」
「みんないい顔してるじゃん」
「夢姫」
「じゃ、試合も頑張ってね」
「あぁ」
「今回の勝負は俺が勝たせてもらうぜ。お前がもう走れねーって言うくらいコート中を走らせてやる」
「言ったな。んじゃ、俺は天才的妙技でお前の守備を崩してやる」
「「行くぜ、相棒」」
途中途中で終わって行くゲームで
四天宝寺の試合では、再び金色君が石田君に何故か飛ばされていて
「橘君と蔵兎座君の試合も良かったね」
「そうか」
戻ってきた蔵兎座君は浮かない表情をしていて
「橘を相手に一歩も引かないなんてすごい試合だったね」
「デスガ…彼を吹っ飛ばせなかった。僕はまだまだ強くなりたい」
「わかるぜ、その気持ち。俺だってもっと強くなりたい。ここにいる兄貴を超えるためにな」
「裕太…」
「大丈夫。確実に皆強くなってるよ」
「え?」
「そうだな。特に負け組は夢姫の栄養を考えた料理を食べていたのだから、力も付いていることだろう」
「僕は」
「そうだね。まだあまり食べていないね。最初から合宿所に残っていた選手たちは」
「ハイ…いつもレストランにいくと夢姫サンの作った物はありません」
「そうか」
「じゃあ、この変な合宿が終わったら、選手の好きな物を作ろうかな。何が食べたい」
「ミソスープ」
味噌汁?
「そんな物でいいの?」
「え?」
「普段食えないようなものを頼んでくると夢姫はふんでいたのだろう」
「おー」
「では、ホワイトノワールを…」
「じゃあ、デザートだね。味噌汁も作ってあげるよ」
「ありがとうございます」
「どういたしまして」
「強くなるためにも、もっと練習しようぜ。同室なんだし、いくらでも付き合うからさ」
「ありがとうございます…」
フフと笑った不二君に
「何笑ってるんだよ、兄貴」
「先輩らしい顔をしてる裕太を見てたら、なんだか頼もしくなったなって」
「へ、変な事言ってからかうなよ」
「本当の事なんだけど」
「そう言えば、夢姫さんって」
「うん?」
「忍足や越前みたいに同じ苗字の人間で名前を読んでないのって」
「僕たちだけじゃないかな」
「だよな」
そう、かな
「丁度いい機会じゃないか。僕と裕太も名前で呼んでよ」
ナマエデヨンデヨ?
「む」
「む?」
「ムリムリっ」
「いいじゃないか。そうだな。試合はまだまだあるし観戦に行こうか。夢姫ちゃんを連れて」
う゛
不二君の後ろにはせーちゃんと同じような気配を感じるのは気のせいだろうか
なんて思っていると
ドォン!!なんて音がして驚いていると
「向こうのコートのようだけど」
「煙で前が見えねぇ」
クスクスと笑っていると
「なんで」
「ん?」
「なんで夢姫ちゃんは平気なんだい?」
「滅多に見られない試合だから、不二君たちも見ておいた方が良いよ」
「え?」
「4年前の再来…かな」
ベンチコートから音のした方に行くと
案の定、ほー君とジュウ君で
「3年経っても腕は鈍ってねーようだな、鬼よ」
「誰に向かって言ってやがる。お前こそただ日本代表のトップの座に胡坐をかいているだけじゃないようで安心したぜ」
「当り前だ。後進の育成だとぬかし、日本に留まっていた貴様とはわけが違う」
「だが、夢姫にもかっこいい兄貴でいる姿を見せつけんだろ」
「当り前だ」
相変わらず…
「だが、その後進の中にもお前の強さを脅かすような存在も出て来ただろうが。それに俺は体感してねぇぜ。お前の言う異次元の強さって奴をな」
「なんだと…」
「もっと上げて来いやぁ!4年ぶりの命の削り合いといこうじゃねぇか」
「上等だ。鬼の居場所に相応しい場所へ送ってやる」
「やれるもんならやってみやがれ」
「!!」
驚いているあたしを他所に
「すごい気迫だね。試合を見ているみんなが圧倒されてる」
「夢姫は不安そうな顔しかしていませんが、この2人のデータが同時に取れるなんて貴重な機会です」
「うん。日本代表でもトップクラスの試合だからね。4年前もこんな激戦を繰り広げたのか」
「では夢姫はその時にもこの試合を」
「見とるで。4年前のペアマッチをした時の事やろ」
「修ちゃん…」
「どっちもそう簡単に負けるはずがないからなぁ」
「一瞬たりとも目が離せませんね」
「夢姫」
「修ちゃん…」
修ちゃんが見てくれている目線が大丈夫だと、安心させてくれる眼差しで
反対側にはお兄ちゃんとサブちゃんが試合をしていて
「あいつ等は初めて見るやろうな」
「だね。あたしには久々だけど」
「なにがだい?」
「お兄ちゃんのシングルス」
その言葉に驚いていたのは事実だ
