お月見
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夜、満月という事もあってブンちゃんリクエストのお団子を作っていると
「随分と作っているようだな」
「ブンちゃんのリクエストなんだ」
「そうか」
「河村君にも手伝ってもらって大量に作ったから色んなアレンジも出来るかな」
「出来んだろ。お前の事だ」
「そっか」
団子を湯で終わらせると
「じゃ、ちょっと声かけて来る」
「気を付けて」
リラックスルームの前に行くと
「蓮二が手に入れてくれてな」
って言う声が聞こえてきて
「それでさっきからニヤニヤしてるんすね」
「ニヤニヤなどしておらんわ」
「していたぞ」
「随分楽しそうだね」
「あ、夢姫さん」
「越知のねーちゃん」
「「夢姫か」」
「珍しいな。こんな時間に此処に居るなんて」
「今ちょっと前までレストランでお月見団子用意してたから」
「団子!?」
「うん」
「そうか。今日は満月だったな」
「そういうこと。今河村君が飾り付けをしてくれてるからお月見の雰囲気が味わえるんじゃないかなと思ってて。他の皆にも声をかけて来るから」
「あ、いいっすよ。俺がキンタローと呼んでくるっす」
「えーっ」
「いや、皆で食べた方がおいしいって」
「せやな。ほんなら行って来るわ」
「じゃあ、これ預かってて」
そう弦君が渡されてたのは
「あー懐かしい」
「何?」
「それはススキか?」
「ススキミミズクでしょ」
「うん。ってかなんで知ってるんっすか」
「去年、同じのをサブちゃん作ってくれてね。風邪をひいてたって言うのもあって部屋に迄持ってきてくれたの」
「へぇ」
「2人とも作ったんだ」
「どちらもよくできてるじゃないか」
「じゃあ俺達も行くか。月見ならうさぎ…もとい、うさいぬも居て然るべきだろう」
「うむ。うさいぬと月を愛でるとするか」
用意したお月見団子はあっと言う間になくなり
「随分と早くに完食したもんだね」
「そうだな」
「じゃが、まさか自分でアレンジして食うとは想像もしなかったぜよ」
「その方が楽しみがあるでしょ」
「だな」
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翌朝早朝から中高生達は例のススキを刈りに出されているらしい。コートには大人組だけがいて久々に見た光景でもあった
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