気まぐれ
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「機嫌悪い?」
「普段と変わらんやろ」
「いや、機嫌わりーな」
「悪くない」
「そうかよ」
お兄ちゃんが帰ってくればなおのことよくなるだろうけど
「平凡な日常にちょっとした刺激を与えたかっただけぜよ」
「ったく」
「まぁ、安心しんしゃい。おまんらが誤解するようなことはないぜよ」
「あってたまるか。コイツも元は氷帝の人間だ。何かあったら返してもらうぞ」
「氷帝に帰るわけがないでしょう」
氷帝に行くくらいなら別の学校を探そうかな
「それより、アイツらの様子は如何だ」
「楽しんでいるようじゃ。何しろいつもとは違ったトレーニングをしているからのう」
「そうか」
「俺も退屈はせん。夢姫もいるしのう」
「なら、アイツらのことはお前に任せる。頼んだぜ」
「任せときんしゃい。たっぷり楽しませてやるき。奴等には、とびっきり愉快な芸を仕込んで見せるぜよ」
「あーん?」
「プピーナ」
歩きだした雅君に
「おい。ちょっと待て仁王。芸だ?聞き捨てならねーな」
なんて声が聞こえているくせに無視して歩きだしている雅君
「いいんだ?」
「構わん」
外に出ると皆も揃っていて
「ほう、皆お揃いじゃの」
「ウス」
「ちょうどよかった。これから次のトレーニングをするところなんだ。さぁ、玉乗りをやってみよう!」
玉乗り?
「それがトレーニングなんすか?」
「僕らは表現力を高めるトレーニングをしている所なんだ。それじゃちょうどいいサイズのボールを見つけたから、これを使って練習してみようか」
「楽しそう!やるやる!」
ジロ君から始まった玉乗りは
「せーのっえい!」
ボールが弾むのもあって
「うわっむ、むずかCー!」
「それでもなんとか乗れてるぜよ」
「お見事…です」
「この調子で続けてみよう」
「ちょっと眠くなってきた」
そのままボールの上で寝てしまったジロ君
「むしろ、玉乗りよりすごい」
「なかなか愉快な芸ぜよ」
雅君がどこかに行く度に腕を掴まれているあたしは一緒に行動するしかなくて
「柳生、こんなところで何しとるんじゃ」
「おや、仁王君に夢姫さん。今日は天気が良いので、外で日記を書いていたんですよ」
「日記かぁ」
「昼間から日記とは愉快じゃき」
「しかし、日記の内容がいつもと変わり映えしなくてですね。もっとかける出来事があればよかったのですが」
「なるほど。柳生も刺激をも取んめとるんじゃな」
なんて言っているけど
考える仕草が似てきているような気もする
「なら、俺が協力してやるぜよ」
「いいんですか?」
「あぁ。偶然にも、俺のポケットには今、スーパーボールが入っとる」
「まったく…あなたはまた…なぜそんなものを?」
「そうじゃのう。それはのう、俺が仁王雅治だからぜよ」
よっと投げたスパーボールは宙に浮いていて
「ほう、ジャグリングの真似事ですか」
「プリ。どうじゃ?日記に書ける内容が増えたじゃろ」
なんて話している中
「どこへ行ったのかと思えば」
「カッコEー!」
「色とりどりで綺麗です」
「なんか、見てるだけでワクワクする!」
「ありがとうございます、仁王君。おかげでいい日記が書けそうです。せっかくですし、絵日記にした方が見栄えがいいかもしれませんね」
フッと笑った雅君に
「どうしました?」
「いや、表現力のトレーニングとやらも退屈しないでよかったが、誰かに刺激を与えるのは愉快なものだと思っての」
「それは何よりだよ」
「詳しいことはわかりませんが…充実した日だったようですね」
「あぁ。退屈する間のない1日だったぜよ」
夜、屋上に行くと
「またこんな所で寝やがって。おい樺地、運んでやれ」
「ウス」
「回収ご苦労ぜよ」
「お前もいたのか」
「俺だけじゃないがのう」
「だろうな。夢姫もいんだろ」
「なんであたしの存在がばれるの」
「分かりやすいんだよ」
「どうせ、散歩の途中じゃき」
「うちの部員が世話になったな」
「何の事かの」
「妙なトレーニングをしてたんだろ。なぁ、樺地」
「ウス」
「それなら言いだしたのは」
「入江さんか?」
「うん。さっきまでここでサックス吹いてたけどね」
「すれ違いか」
「トレーニング、楽しかったです」
「そう?それなら良かったんじゃない?カナ君も喜ぶよ」
「ウス」
「まぁこいつらが楽しかったってならそれでいい。礼は言っとくぜ。じゃあな」
跡部君が屋上を出て行った後
「珍しい」
「さて、次は何をして楽しむかのう」
「まだ遊ぶ気なんだ?」
「プリ」
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