AMBER SKY DESTINY
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「あ!それや、その本!」
!?
「修ちゃんだ!」
「種ヶ島さん?」
「何かあったの?」
「用があるんはその本や」
そう言って指をさしているのがレン君の持っている本で
「これですか」
「あぁ」
「これがどうかしたの?修ちゃん」
「その本持ってるちゅーことは、そっちも本の謎を解こうとしとるんか?」
本の謎?
「いえ、たまたま手に取っただけです」
「あれ、そうだったん?なんや早とちりしてもうたわ」
「あのそれよりも、本の謎とは一体」
「あぁ、それなんやけどな」
修ちゃんが事情を話してくれて
「なるほど、そういう事でしたか」
「確かに、その答えが出て来たとなるとかなり気になりますね」
「クク…」
「雅君?」
「この古本にもよくない念が宿っとるかもしれんの」
「やめてよ」
「ともかく、早く答えを見つけた方が良さそうですね。幸い、ここにシリーズが揃っているので謎が解けなくなる心配はないと思います」
「せやな☆他の巻が買われてまう前で良かったわ」
なんて話をしているときに
「あー!そこのお客さん!」
そう言ったのは何処かの店主だったのだろう
「申し訳ないんだけど、その本、返してもらえないかな?」
「「え?」」
「実はこのシリーズを売ってくれた人から残った本を全て返して欲しいと連絡があってね」
普通そんな事ってある?
「打った本をわざわざ?」
「まずいな。このままだと暗号の謎が」
「それもそうだが…奇妙ではないか?自ら手放した本を回収したいと連絡してくるなんて」
「そうだよね」
「なんかワケありのにおいがするわ」
「ここまで必死に買い戻そうとするという事は本当に助けを求める人物がいるのかもしれない」
「それなら、売り主に話を聞いてみる必要がありそうですね」
「そうだね」
店主に話かけたカズ君は
「すみません、こちらに先ほど購入した巻があるのですが、この本を返すかどうかは、一度持ち主の方と話してからでもいいですか?」
「それなら、もうすぐ此処に来るみたいだからそこで直接話して決めるといいよ」
あ、本を取りに来るって事か
「この本を売ったの、どんな奴なんやろな」
「えぇ、気になりますね」
「はよ知りたいわぁ…ってあれ?」
「あそこにいるの、ほー君だね」
なんて話をしていると
「この辺りだな」
「ほー君は一体、なにしてるんだろうね?」
「1人で待って居ると聞きましたが」
「俺は案内をしただけだ」
案内?
「まさか、その後ろにいる子供は」
「先ほど、その子がお頭にぶつかって本を落としてしまいましてな。本を拾って助けた際に、古本コーナーの場所を聞かれたので一緒について来たというわけです。子供1人で歩き回るには少々混雑しすぎていますからね」
「なるほど、それで」
「ほー君って本当に面倒見いいよね」
「ですな」
「夢姫もよく迷子になって平等院と一緒に帰って来とったなぁ」
「それは言っちゃ駄目だってば」
「そう言えば、本の謎は解けましたかな」
「それなですが、実は」
ほー君の後ろにいる子供が
「あ!それ、おじいちゃんの本だ!」
「「え?」」
「おじいちゃんの本?」
「一体どういう事だ」
「なるほど。この古本は元々、出品するつもりのない品だったのか」
「それを手違いで売ってしまったと」
「だがしかし、まさかあの謎が孫に当てた物だったとはな」
「それに関しては申し訳ない。俺達の早とちりだ」
「謝る必要はありませんよ」
「おかげで素敵な謎の真相を知れたしね」
「『思いやりを持てば皆が助けてくれるだろう』すべての謎を解くとこのメッセージに繋がるとは、なかなか面白い暗号だったな」
「きっとあの子のおじいさんが頑張って考えた暗号だったんだろうね」
「あの子が今日持ってきた本は、間違えて出した本と交換てもらうつもりだったらしいよ」
「そういう事なら、俺の買った本とその持ってきた本を交換できないですか?」
「こっちとしてはありがたいけど、いいのかい?」
「はい。この本は、この子が持つべきものですから。じゃあ」
そう言ったカズ君は持っていた本とこの子が持ってきた本を交換していて
「ありがとう、お兄ちゃん!」
「あぁ、この本は大切に読ませてもらう。キミもおじいさんと本を大切にな」
本を交換した後、子供は嬉しそうに帰って行って
「急に巻き込んですまなかったな」
「いえ、気にしないでください。幸村や夢姫が言っていた通りこちらも楽しめましたので」
「でも元の持ち主に本が戻ってよかったね」
「そうだな」
「お、徳川。ガキ共と夢姫と一緒にいたんだな。そろそろ骨董品の方も見に行こうと思って探してたんだよ」
「そうだったんですか」
「事情は聞いているから気に住んな。もっと胸を張っていいんだぜ?」
「いえ、大したことはしていませんから」
「ま、そういう事にしておいてやるぜ。そうだ、お前ら。骨董品の方はもう見たのか」
「見て来たよ」
「そうか。それで見つけたのがその古本か」
「うん。まぁお兄ちゃんも少し持ってくれてるしね」
「そうか。戻ってきたと思ったら荷物があったのはお前のだったのか」
「そういう事」
「どうせ、まだ回るんだろ」
「はい。次は施設の方を見て回ろうと思っています」
「それなら一旦ここでお別れだな。次は合宿所で会おうぜ」
「そうですね」
