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「分かったよ。真田が阿久津と組んだ理由。エリート街道を歩み正統派テニスを続けて来た真田にとって必要だったのは阿久津のような常識にとらわれないテニスだ。本人も其れを1番分かってて」
「だから阿久津さんと組んだって事っすか」
「あの同士討ちの時弦一郎は精市に惨敗した。その事が弦一郎の眠れる闘争心を引き出したのだろうな」
少しずつ修ちゃんの打っている巳減無との距離が近づいて来ていて
その後2回もラケットを振った真田君に
「成程」
「修ちゃん?」
「やれるものならやってみぃ」
「流石の種ヶ島も2度も変化したら無に出来ない!」
「2度曲がらんか!」
なんて言っていた真田君も結局
「1度しか曲がら…ない」
「なんや。アレを無にしたかったわ」
「ゲームセット!ウォンバイ1軍種ヶ島・大曲ペア」
「勝負とは非常なものだな」
「でも真田は新たな闘志に燃えてるみたいだよ」
「はようダブルクラッチ完成させて戻って来いや」
「え?」
「どういう」
「お疲れ様修ちゃん」
「おおきに」
あたしからタオルとドリンクを受け取ると
「竜君も」
「わりぃな。途中あいつ等の手当てもしてたって言うのによ」
「大丈夫だよ。きっと木手君にはされた側がどんな風になるかよく分かったでしょ」
「!?」
「どういうことやさ」
「去年の全国大会で夢姫にしたこともしようとしてたことも俺達は全員知ってる。だからこそ夢姫は比嘉を此処に入れることを最後まで反対してたからな」
「!?」
「でも最終的に決めるんはコーチ共や。コーチ共が入れると決めてしまえば夢姫かてそれに従うしかない。いつかは遠野に仕返しされるとは思うてたけどな」
「そういう事でしたか」
「夢姫」
「んー?」
「向こうのベンチコートに戻るで」
「うんっ」
コートの中に抱えていれてもらうと
「でも何で早くダブルクラッチを完成させろなんて言って来たんですかね」
「修ちゃんはダブルクラッチでもトリプルクラッチでも完成させたらどんなものか見てみたいのと完成をさせた真田君と試合をしてもいいって遠回しに言ってるんだよ。それを無にして返したいだけって言うのもあるんだろうけどね」
「はぁ!?」
「№2の修ちゃんからそんな事を言ってもらえる真田君は幸せ者だからね?」
修ちゃんの所に行くと
「相変わらず何かを吹き込んできたようだな」
「そないなことあらへん」
修ちゃんの隣に座ると
「相変わらず修ちゃんのテニスがカッコ良かったよ」
「そら良かった」
「修二だけか」
「うん」
「お頭を待たせるなんて行けませんなぁ」
「待ちくたびれたわ!」
そんな中入ったのはほー君とカズ君で
「2年ぶりに試合するよね。あの2人」
「せやな」
試合を続けていると
「確信した。俺は強くなり過ぎた」
「大海原を小舟で漕ぎだすかよ」
周りの選手たちがどよめき立っている中
「沈没の恐怖に震えながら航海するがいい」
「俺は強くなり過ぎた。この確信は揺るがない」
「徳川。あの時の約束果たして来いや」
あの時の約束…
2年前、コーチに言っていた
「どっちも強いからなぁ」
「やな」
「修ちゃんはそのバッヂU-17だったら誰に明け渡すつもりだったの?」
「仁王や」
仁王君?
「確かに毛利もそれなりの実力もあるけどな。それでも下の方やろうな」
「そっか」
「次の10人が決まったら一回シャッフルマッチ行うやろ」
「そうだね」
「夢姫はどっちが見たい」
「修ちゃん達」
「さよか」
「俺は日本代表のトップになる!」
カズ君はほー君のガットまでも突き破って居て
「なんやかんや言っても、ほー君もカズ君の練習相手してるよね。試合とは言え」
「どうだろうな」
「じゃなきゃ、ほー君が指名するなんて事滅多にないじゃない」
「それもそうですなぁ。お頭とここまで互角に戦えるとは」
「一体徳川の奴何をしたんや」
「お前まさか」
まさか?
「お頭がサービスエースを」
「ゲーム徳川!4-3」
「
「す、すご…こんなカズ君、見たことがない」
「せやな」
「俺はこの一戦に命を賭ける」
「ゲーム6-6!ファーストセットタイブレーク!」
「ほー君相手にタイブレークかぁ」
タイブレークも6-5とカズ君がリードをしていて
「懐かしいな……鬼」
「ほー君?」
「滅びるのはキサマ
ほー君の打った打球はアウト
「ちっアウトかよ」
「ゲームアンドファーストセット2軍徳川7-6!セカンドセット!」
セカンドセットは呆気なくほー君が6-0とゲームを取り
「命を懸けて挑んでこの程度か」
「1-1ファイナルセットプレイ!」
「世界で外国人シバきまくっとったらしいわ」
「こわ…」
「負けた選手は絶望でテニスを辞めてしまうケースも少なくありません」
「あの時と…」
「ん?」
「あの時と同じなの…。このファイナルセット」
「あの時?」
「カズ君がここに来たばかりの時ほー君と試合してる。あの時と全く状況は同じなの。あの時はカズ君を助けたのがジュウ君とカナ君だった」
「へぇ」
もう見ていられない。そう思ったあたしに
「夢姫、見てみぃ」
「え?」
「ブラックホール」
「確かに貴様は強くなり過ぎた。危険な男だ…排除する」
次の瞬間ほー君が打った打球は
「来るぞ徳川!世界の技だ!」
「剛球でブラックホールを作る気だ!」
「言ったでしょう。全てを止めると」
ほー君の打つ世界の技とカズ君のブラックホールの打ち合いになって来ていて
「徳川よ…世界は広ぇーぞ」
複数に見えたボールはカズ君のお腹に当たって居て