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2番コートに中学生や高校生たちが帰って来てからコートの中が一気ににぎやかになって数日
「コーチ?」
「中学生もこの合宿に参加させた効果はあったようだねぇ」
「みたいですね。まぁあたしは食事面でのサポートがありますしね」
「うん。皆状態はいいようだよ」
「でもそろそろですよ?10日後にはお兄ちゃんたちが帰って来る」
「そうですね」
「選手諸君に連絡します。本日の練習はここまで。通達事項がありますので全員メインコートに集合してください」
それだけの案内で放送を切った黒部コーチ
「あたしもなのでしょう?コーチ」
「当然です」
メインコートに集まった選手たち
「何で夢姫がそっちにいるんだよ」
「韓国・アジア諸国。そしてヨーロッパ遠征を終えいよいよ海外遠征組20名が10日後に帰国します。
彼らに挑戦する20名をこの146名の中から選びます。詳しい説明は後程夢姫ちゃんから聞いてください」
「え?」
修ちゃん達はきっと落ちることなくU-22のメンバーだろう。でも一緒に居てくれるかな修ちゃんだったら
「では解散。お疲れさまでした」
ぞろぞろと動き出した選手たちに
「中坊と今年入って来た高校生は残り。夢姫から説明されんで」
「あ、そうだ。なんで夢姫がそっち側に居んだよ」
「さっきコーチが話していた20名は、昨年までここでU-17の強化選抜メンバーとして召集されていた人たち。まぁ、中にはそのまま今年のU-17にいる人もいますが。1つはっきり言っておきます」
「何だって言うんだい?」
「コーチの言っていた彼らに挑戦とは、昨年まで彼らが付けていたバッジ№1~10を掛けることになり2つは既に確定済み。よって8個のバッジを懸けて貰う事になります」
「何で2名は確定なんだよ」
「先ずU-17は本来高校1年から3年生迄。先ほど言った2名の内1人は高3。1人は高2。繰り越している迄にすぎません。なので8個のバッジを競ってもらいます
そしてその条件として挑戦と言ったのは彼らと試合をしてもらう事になっているからです」
「「な!?」」
「夢姫は遠征組と」
「マカオの試合が終わってから帰国。ヨーロッパとまではお兄ちゃんたち言ってなかったし他の遠征があるとだけしか言わなかったから」
「さよか」
「そして今海外遠征に言っている20名を相手に試合をするので、白ジャージ、黒ジャージのジャージの色を問わず各自組んでください。学校自体は問いません。どこの学校の方と組んでも高校生と中学生で組んでも構いません」
「待てよ」
「はい?」
「俺達高校生ならまだ分かる。何で中学生たちまで呼んだ」
「テニスのワールドカップをご存じですか」
「そんなのが」
「あるのか」
「はい。今年そのワールドカップが行われます。そしてその大会の起用により中学生選手からの招集も入っていることになって居ます。当然そのワールドカップに出てくる国の中には当然プロの選手も入って居ます」
「そんなのありかよ!?」
「年齢がその記載の中に入って居れば問題ありません。そして今年のワールドカップはU-22がメインですが、その中にU-17のメンバーと中学生が含まれるという事です」
「何だよそれ」
「強化選抜メンバー?」
「メンバーに選ばれた者は明日より各専用コートでの練習になります。それに伴い食事の形態も変更となってきます」
「へ?どういう」
「だってシェフが作ってるんじゃ」
とざわついているメインコートと驚きもしないあたし。
きっとこうなると思っていたからだ
「そして彼らが帰って来るまでの10日間は実戦形式のみのシャッフルマッチのみとします。最低でも1人1日5試合ずつこなしてもらい上位を目指してもらいます。以上です」
「選抜やってコシマエ、誰が選ばれるんやろうなぁ」
あたしが修ちゃん達の方に行くと
「先輩たちは戻らないんですか?」
「ちょっとね」
「全員覚悟を決めておけ」
「覚悟っすか」
「この合宿明日からさらに過酷なものになる」
「ふん。今更だぜ。どんなに過酷になろうと望むところだ」
「明日からの戦いに比べれば今までの特訓など準備体操にすぎない」
「準備体操だと?」
「地獄の方が楽かもしれない」
「脅かすわけじゃないけど、これからが本番だよ。中学生高校生を含めたU-17のメンバーが誰も決まって居ない状況も踏まえてね」
「そういや」
「でもここに居る筈の毛利先輩も」
「すぐに帰って来る。でもサブちゃんはU-17じゃない。U-22の方に既に入ることが決まってるから」
「んだと?」
「あのコーチの所から離れなかった奴が良く言うぜ」
「離れなかったわけじゃないからね。あたし」
「これからが本番ですか。楽しみです」
「お前たちはまだ分かって居ない。この合宿の真の恐ろしさを」
「真の恐ろしさ」
「まぁまぁどっちにしろ明日になれば分かることやて」
立ち去っていくカズ君たちを見送った後
「夢姫も偉く大変になるなぁ」
「仕方がないでしょう?でもまぁそれがあたしの仕事っちゃ仕事だしね」
「なんで彼女が大変になるんです?」
「夢姫はな。俺達の食事面をサポートしとる奴やからなぁ。山籠もりしてたやつらは分かるやろ?夢姫の作った飯食ってたんやから」
「「は!?」」
「まぁ、監督とコーチの指示じゃしょうがないよ。どうせ明日からは確りと作らされるだろうしシェフの料理も選べるみたいだしね」
「せやな」
10日後強化選抜選手を発表されたと同時にあたしのスマホにはお兄ちゃんからすでにバスに乗っていると連絡が来た
「着くのはお昼ごろになるのかな」
選抜選手に選ばれているのはほとんどが黒ジャージの選手たちだ。その中にはカナ君たちの名前も入っていたけど
「夢姫は見に行かんのかいな」
「今日は修ちゃんと一緒にいる方がいいかなぁ」
「さよか」
「お前も1軍の事を知って居たようだな」
「薄々ね」
「真っ先に飛び出していきそうなお前が良く踏みとどまった」
「こっちに残った方が面白そうじゃん」
「カズ君も嬉しいんだ?」
「そんなことはない」
「夢姫の兄貴が此処に居る筈なのにいねぇことも気になるがな」
一瞬お兄ちゃんの事を言われて驚いたけど直ぐに笑顔になったあたしに
「何で笑っていられるんだよ!?夢姫!」
「だって亮君やがっ君の言っているお兄ちゃんには今日会えるもの」
「あ?」
「まぁ覚えておくと良いよ。1軍1番コートにいたU-25のメンバーは全員昨年までU-17にいたメンバーと変わりもしていないから」
「何?」
「というよりも変える必要がないの。だから早々に高校生の1軍1番コートを決めたいんだけどね。今の既存の高校生でいるのは此処に居るカズ君と遠征に行っている立海のサブちゃんだけ」
「な!?」
「会いたいならきっと会えるよ。今日のお昼ごろにはね」
「そして毎年半数が合宿所を脱落をする」
そのカズ君の台詞にある意味恐怖もあるんだろう
「徳川さんは」
「俺も決着をつけるため此処に居る」
「やっぱ、こっちの方が面白そうだね」
お兄ちゃんからの連絡で予定よりも少し早いけどこの合宿所についたとの連絡があたしのスマホに入ってきて
「修ちゃん、お兄ちゃん達着いたって」
「想ったよりも早かったなぁ」
「そうだね」
「んじゃ夢姫も着替えて来ぃ」
「そうする」
慌てて合宿所の中に戻ると部屋着ではなく、ここのジャージに着替えてきたあたしは外に出て修ちゃんの傍に戻ると
「では、海外遠征組と戦う20名を発表します」
そう渡されたリストとコーチの話では既存している選手だけでほかの中高生が入って居なかったらしい
あたしもリストを見させてもらうとただ唯一1人幸村君が今年はいてきた選手だという事を除いて
「既存の選手以外でただ1人だけ選ばれた高校生。幸村だけなんだ」
こっちのコートも騒がしくなってきたと思ったら
「言っとくけど俺達誰も脱落しないから」
そう聞こえた越前君の声は楽しそうだ
「修ちゃん。中学生と高校生皆いい顔をしてるね」
「せやな」
修ちゃんの赤ジャージをしっかりと握りしめていると
「持ってきたんか」
「勿論」
「部長に言われてるんで」
手塚君に言われてる?青学らしいと言えば青学らしいのか
「その覚悟、口先だけではないな」
「当然俺達、勝つから」
ざわつきだしたコートでは
「来た来た」
「何が来たって言うんですか」
あたしの目線の先にはお兄ちゃんの姿がよく見えている
「「せ、先輩…」」
「あ?」
「先輩がおるんか。あん中に」
「あれがU-25日本代表の上位10名だ!」
「なぁ徳川!お前少しはやるようになったんだろうな!!」
「あ、あれがU-25日本代表メンバー」
「1軍諸君海外遠征お疲れさまでしたね」
「きゃつら益々いい面構えになってきたな」
「此処に来るまでの各コートにお出迎えがいたがあんたらコーチ陣の差し金か?」
「単なる恒例行事ですよ」
斎藤コーチの話に笑い出したほー君
「相変わらずだな!」
「ですなぁ」
「ちょっといいですか?あと5分もすれば全員ここに集まって来るでしょう。彼らのエキシビジョンもそれからで宜しいですか?
あぁそれから門くらい明けに来て欲しいと秋葉氏が豪くご立腹でしたよ」
あらら。と言った斎藤コーチ
「夢姫もご苦労様でした」
「いいえ。お帰りなさい」
「あぁ」
そんな中見たことのない選手がいて、フードを被っているせいかよく分からないけど
「ほー君、その知らない人誰?」
「
らしい?
「ところで中学生みたいなのが所々に混ざってるが何だあれ」
「勘弁しろし、保育施設じゃねーしここは?」
「むしろ新しく入って来た中高生達に合宿所は引っ張られてますよ」
「どういう事だ」
「夢姫が選んだ選手たちなだけはありそうですな」
「別にあたしだけで選んだわけじゃないでしょう?」
「どういう事だ夢姫」
「去年の全国大会。ただ見に来ているわけじゃないとそう伝えたでしょう?あれはこの合宿所に迎え入れるための視察。特別深い意味なんてないよ」
コーチ3人が見ている中
「俺達にもテニス、教えてくださいよ」
なんて喧嘩を吹っ切った跡部君
「元気在りすぎでしょ」
「活気が出て来たと言えばいい話やろうけどな」
「確かに」
「でもまぁ夢姫そろそろお遊びは終いになんで」
「修ちゃんも戻る感じだね」
「せやな」
「のぼせ上るなよ小童共」
ほー君の言い方に若干怯んだ中高生達
「1日やろう」
そう言ったほー君と
「夢姫、そろそろ、そのジャージよこし」
「はいはい」
修ちゃんの本来のジャージにはNo2のバッヂが付いていて
「所で1軍上位10名って9名しかいないじゃん。ねぇ種ヶ島さん?」
「夢姫ちゃんも何か知ってるんじゃないのかい?」