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数日後の早朝
「あんたたち2番コートなんでしょ?」
「それがどうした」
「俺達と試合やんない?」
山にいた選手たちが降りて来ていてしかも黒のジャージを背負っている
「あれ?夢姫ももうこっちに」
「ちょっと前から山には行ってないよ?亮君にがっ君も。お帰りなさい」
「あぁ」
そっかでも2番コートに試合吹っ掛けたかぁ
「お前さん何がそんなに」
「昨日チームシャッフルが終わったばかりなのにまた今日もチームシャッフルマッチかなぁ」
「は?」
「どういう意味だ夢姫」
「ふふ。次はコートで会えるかもね」
皆と別れて1番コートに行くと丁度カズ君とジュウ君が打ちっぱなしの練習をしていて
ベンチコートに腰を掛けると
「朝はようから精が出るなぁ。おはようさん夢姫」
「おはよう修ちゃん。帰って来たよ?入道監督の所から中学生と高校生が」
「さよか」
「それも懐かしい黒ジャージを着てね」
2人にも聞こえているはずだから聞き流しているんだろう
「所で夢姫の話の続きや。ちょっとおもろい試合が始まりそうやで」
複数のボールを打ち返していたカズ君とジュウ君の手も止まり修ちゃんの方を向いてくれると
「降りて来たんですね奴等」
「ふふ」
修ちゃんも笑って返事をしている中あたしも笑って返していると
「ほな、俺たちも行こうか」
「うん」
2番コートに行くと既にコートに入っていた彼らと2番コートの人間はボールをラケットに打ち返されていて
「あらら」
「そんな…1人で全部返しやがった」
「ふん。いいだろう黒ジャージの実力、噂通りか確かめてやる」
試合が開始されるないなや2番コートにいた人たちが負けて行く姿
「さすが入道監督。と言った所かな」
「せやな。夢姫が行かない間にも実力はつけて来たらしいな」
「みたいだね。行かなかったのなんてたった数日なのに」
他の中学生高校生たちも気になって見に来ているようで
しかも他のメンバーも気になっているようだ。
「修ちゃん。カナ君たちも見に来るって珍しいね」
「せやなぁ」
結局2番コートにいた選手は全員負け。山にいた選手たちが2番コートへ入ることになるだろう
「面白い事になりそうだね」
「そうだな」
宿泊所に戻って朝食の支度を終わらせた後、いつも通りスムージーをシェフから貰っているときだった。
高校生たちが朝食を食べには行って来ている中
「夢姫ー?」
「んー?」
「軽くでええからちゃんと食べとき」
「えー」
「えー。やない」
「朝食べたくないの知ってるじゃんかぁ」
「それでも食べんとツッキーに盛大に文句言われんの夢姫やで」
「お兄ちゃんの言葉は聞き流してるもん」
「おいおい」
「でたぜ?夢姫のワガママ」
「「わがまま?」」
「へぇあの子わがままなんて言うんだ?」
「まぁ会ったばかりのお前たちじゃ聞いたことねぇかもな」
「氷帝でも聞いたことないC~」
「だろうな」
「だけど、修さんにはよくワガママを言っているよ夢姫はね」
強制的に修ちゃんに朝ごはんを食べさせられてコートへ行くと
「ところで2番コートのメンツはどこへ行った?」
「今日は誰も見てないな」
「あの人たちはもう、来ないっすよ」
「尻尾を巻いて帰って行ったわ!!」
「俺達が新しい2番コートでいいっすね」
「お前ら帰ったんじゃ!?」
山頂にいるコーチの所に行っていない人間は帰ったと思っても仕方がない
「地獄の淵から戻ってきたでぇ」
「突然帰ってきてそんな事認められっかよ!」
「「とっとと失せなあ!」
そうボールを手に取ったかと思えばいきなり打ち始めた既存していた選手たち
「あらら」
「夢姫ちゃんは何か知って居るのかい?」
「皆と試合をして負けたと同時に行く場所が1つあって、そこにもコーチがいる。彼らはそのコーチの元練習という名の訓練のようなものをしているわ。反射神経や持久力はここでトレーニングしている選手よりも確実に上だと言っていいかもしれない」
「「マジかよ…」」
打っていたボールは全て田仁志君が打ち返していて
「そんな全て弾かれ…」
「えぇボール久しぶりに見るで」
驚いている選手たちに比べて全くもって普通の帰還組の選手たち
「羨ましいっちゅー話や」
「は、速い!?」
「いつの間に」
「何だこのどす黒いオーラは!」
「俺1人で相手をしてやろうか」
そう言った真田君に怯んだ選手に対して
パンパンと手を叩いた修ちゃんは
「これ以上高校生に恥かかすもんやないで」
なんて言うもんだし知って居る人間は知って居るからかザワザワしていて
「コシマエ誰やアイツ」
「さぁ」
クスクスと笑っているあたしに
「夢姫ちゃん?」
「修ちゃん本当の事教えても大丈夫な奴?」
「構へんよ。短く説明してやり」
「さっきとは打って変わってるね。彼女」
「そうやな」
「どういう事っすか」
「第一この人」
「この人2軍の人なんじゃ」
「違うよ。修ちゃんはね本来U-25の1軍の選手なのに飛行機が嫌いで今お兄ちゃんたちの行っている海外遠征に行かなかった修ちゃん事種ヶ島修二だよ」
「長い長いて。夢姫」
「だって本当の事を教えても大丈夫かってあたし聞いたじゃん」
「まぁええか。俺的には新しい高校生だって中坊だって変わらへんし、俺は大歓迎やし」
「選手諸君へ報告があります。監督の意向により中学生高校生負け組27名を2番コートに認定します」
喜んでいるのは山修行をしている黒ジャージ組
「宍戸さん!」
「なんて顔をしてやがる長太郎!ちょいダサだぜ」
「お帰り金ちゃん」「おーいしー!」
「相変わらず化け物染みた進化を見せやがるぜ」
なんて声もちゃんと聞こえている
「ほな夢姫も行くで」
「うん」
その日の夕方中学生と高校生組が揃っていて
「全く持って気に入らねぇ」
「気に入らない?」
「お前ら負け組が俺様よりも上の2番コートとはどういう訳だ」
「どちらが本当の勝ち組か勝負しましょう」
「大体2番コートにしては皆動きが悪すぎるよ」
なんて会話が聞こえて来ていて。練習もないしあたしも普段着でお兄ちゃんのパーカーを羽織ってるくらいのラフさだ
「おもしれぇやってやろうじゃねぇか」
なんて話をしている中
「確かに実力も付いたようだしね。流石は入道コーチに鍛えられただけはあるかな」
「誰や」
「さぁ?あの子初めて見るわ」
「でも可愛い子だ。ラッキー」
「あたしは他に行きたい場所があったから通っただけだからそこまで気にもしてないけどね」
「どういう事だい?」
「ふふ。その黒ジャージを着ている者は強くなって帰って来る。この合宿所に。4年前も2年前も同じジャージで帰ってきた選手を知って居る。そして1番コートに彼らはいる」
「何?」
「2番コートで満足しているようじゃカズ君には勝てないよ?」
「「カズ君?」」
このコートに越前君がいない事
「成程。彼はカズ君の所にでも行ったかな」
「え?」
「じゃあまた」
「ねぇ」
「はい?」
「その上着、男物だよね」
上着と言えばぶかぶかのこのジャージしかなくて
「これ?」
「それの他にあるかい?」
「ないねぇ。確かにこれは男物だよ?既存している選手のお下がりだもの」
「お下がりで」
「こんなにブカブカなのかい?」
「そうですよ?普段は修ちゃんのお下がりを着ているので余計にそう見えますけど」
修ちゃんのお下がりのジャージだって結構ブカブカだ
「そうそう、このジャージをくれた人は氷帝学園のOBですよ?この合宿所でリタイアさえしなければ会えるかもしれないですね」
「俺達氷帝のOB…だと?」
「ねぇねぇ夢姫それってもしかして」
「ジロ君だけじゃないけど、亮君やがっ君たちはすぐに分かるかもしれないね」
じゃあ、とコートを離れると
「一寸は成長したようだな越前リョーマ」
やっぱりいた。カズ君と互角に打ち合える人間なんてジュウ君やカナ君、修ちゃんを抜いたら今遠征に言っている人達くらいだろう
「俺も2年前その黒ジャージを着て戻ってきた」
「え?」
ベンチコートに座ったあたしにカズ君はきっと既に気づいている
「爺さん元気だったか」
「元気すぎっすよ」
「地獄の特訓の感想は」
「楽しかったすよ案外。一緒に来てくれたあの女の人の作ってくれた飯も美味かったし」
「だろうな。それと良かったな夢姫」
「そうだね。作った甲斐があったよ」
「いつから」
「ちょっと前からね。でもやっぱり越前君に山生活を勧めたのはカズ君だったんだ」
「あぁ。お前なら入道コーチに会う意味があると思った」
「どういう事っすか」
「夢姫は気づいてるな」
「勿論。でもあたしから聞くよりもカズ君から聞きたいんじゃない?越前君はカズ君の方しか見てないよ」
「そうだな。誰よりも負けることが嫌いでだが負けると心のどこかでワクワクする」
「徳川さんやこの人は違うの?」
「俺も同じだ。悔しいがワクワクする。夢姫の場合は勝ち負けの勝負事よりも見る方が専門。そしてお前たちの食事を作っていたように夢姫は食事面をサポートすることの方が楽しいみたいだからな」
「確かに」
「でもどうして?」
「次に倒した時に2倍スカッとする」
そう言ったカズ君は楽しそうだ。今でもほーくんに負けたことが悔しいんだろう
「へぇ。じゃあ俺今日まさに2倍スカッとできるね」
ボールを手に持った瞬間カズ君の雰囲気が変わった
「帰りたいのか」
「あんたに勝ってね」
打ち合いを始めたカズ君と越前君
「兄弟みたいだなぁ2人共」
「この先も地獄を見る覚悟はあるか」
「テニスやってんなら地獄でも楽しいに決まってんじゃん」
その言葉はもっと前に氷帝で…氷帝の彼らから聞きたかったな。立海に行く前に
しかも他校の選手に言われるなんて思いもしなかったけど
「ここから先は俺もまだ未知の領域。踏み出せば立ち止まりはしない。例え脚が折れ腕が砕けようとな」
「上等」
「跳べ。次なる限界へ」
「限界?悪いけどまだまだ。だね」
生意気な中学生だなぁ。でも来た時のカズ君やほー君に1番近い存在かな